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【アルバム制作日記#6】うたごえ喫茶タカハシ ほか

◆いいわけ

もとより定期更新の予定があったわけではないが、それにしたって去年の10月から書き始めて、今回で6回目、しかも3回目と4回目は欠番にしてるので実質4回目は流石に更新頻度が低すぎる。
それだけ制作に難航しているという事である。難儀難儀。

◆うたごえ喫茶タカハシ

今月の初め、6月2日に渋谷のイベントスペースFS.で「うたごえ喫茶タカハシ 〜東京の片隅で」というイベントを行った。
髙橋多聞初の主催イベント。トーク&ミュージックイベントと銘打ってお喋りと音楽を楽しめるイベントを目指して、イチから作った。

まあやってみるとこれが案外大変で、イベントの資料を用意したり、台本を作ったり(しかも本番ではこれを一切無視した)、フライヤー、告知、各調整諸々を作ったり、おまけに出演もしなきゃいけないのである。

以前、別の仕事でイベント制作をした事はあったが、その時はスタッフもいたし、舞台監督もいたし、なにより自分は出演しないので、俺の仕事と言えば会議で「こんなイメージです!」と思いつきのアイデアを好き勝手に語り、あとは各部署から「〇〇班が全然仕事しないんですけど!」と言った苦情を「まあまあ」となだめ、あとは同僚から定期的に「ちゃんと進んでるの!?そもそも髙橋君がしっかりしてないからねえ云々…」と叱られてしょんぼりするくらいなもんだった。
でもって、本番が始まって仕舞えばさらに呑気なもんで「お、やってんな!」と観客に混ざって観ていればあとは時間がくれば自動的に終わる。裏を返すと今回はそれを全て自分でやらなくちゃいけないわけである。

いざやろうとしても上手くいかなくてグダグダ、うやむやになって企画自体消滅する事が目に見えていたので今回は友人の脳乃あメちゃんに「助けてくれ!」とお願いして、企画段階から色々と助けてもらった。振り返るとこの判断をした自分、マジでグッジョブだった。

あメちゃんの協力もあり、当初考えていたより沢山の出演者が揃った。
同郷の同級生で文筆家の長瀬まぐまさん、ミュージシャンでご飯友達のアイラヴミーのふたり、大喜利・オモコロ・会社経営で八面六臂の活躍をしている店長さん、そして髙橋のアイドル的ツイッタラーのまっこいさん。

みなさん本当に暖かい心を持った方で、髙橋のマイペースぶりにも優しく付き合ってくださって、イベントは途中髙橋のギターの音が出なくなるなどのトラブルもありつつも無事成功。笑あり涙ありの素敵なイベントになった。
※涙はなかったかもしれない

アイラヴミーと髙橋多聞のスペシャルコラボライブなんかもしちゃったりしたのだが、誰かと音楽を作るのが久しぶり過ぎて「あれ…音楽ってこんなに楽しかったっけ…」と思った。

狭い部屋でギュウギュウになりながら、さながら軽音楽部の高校生のようなカンジ。なんだか久々にバンドがやりたくなってしまった。
髙橋のマイペースさにうんざりしないでやっていけるよ、というバンドマンの方がいらしたら是非声をかけてください。

出演者の皆様

一応舞台は喫茶店、髙橋は喫茶店のマスターという設定でエプロンをつけながらやっていたのだが、最後に何の説明もなくスーツに着替えて歌い始めたせいで設定が迷子になってしまった。

まあしかしこういうイベントの初回というのはいわば公開リハーサルのようなもので、やってわかった課題を2回目・3回目で改善していけば良いのである。
今年中にはもう1回くらいやりたいと思ってます。うたごえ喫茶タカハシ。
ご来場頂いた方、誠にありがとうございました。

◆で、アルバムはどうなったのか

ここからが本題、なのだがもう書くのに疲れてきたので簡潔に行こう。アルバムは迷いまくっています。

そもそもの構想では「髙橋多聞の上京」をテーマにサイドAが「北海道サイド」、サイドBが「東京サイド」という「クイーンII」方式のフルアルバムを考えていたのだが、なんだか時間が経つうちに自分自身の興味が失われてしまい、出来る曲がアルバムのコンセプトに全く沿わなくなって来た。

じゃあそれはそれで次のアルバムに入れたらいいじゃん、と思うところだが、こういうのはやっぱり自分の中で新鮮なうちにやりたいものである。
今のアルバムをEPにしちゃってサッサとリリースしてしまってから次のアルバムを作るとか、とりあえずシングルでリリースしてアルバムはしっかり作るとか色々方法はあると思うが、どうにも決めかねている。

モヤモヤしているうちにモチベーションは低下して、そういえばYouTubeもすっかり放置してしまってるぞと思い出す。焦る、やる気がなくなる、何もかもめんどくせ〜、でもやるか…やらねば…。そんな感じ。

一体俺は何をしに東京に来たのだろうか?そんなこと思ったりしながら、悶々とした毎日を過ごしている。

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髙橋多聞
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