【グッドライフカンパニー】2021.12期-3Q決算

以下四季報などから抜粋。
★福岡、熊本地盤の不動産マネジメント事業。投資用新築1棟賃貸マンション軸。
★前期繰越分+上期繰上りで上半期好調。土地販売や建築請負採算良好。
★後半戦手薄。戸数着実増の管理で補えず。
★来期は建築請負等中心に復調続く。
★地盤の熊本、福岡深堀。新規の沖縄も5件進行中。2件が初竣工。
★管理物件へのプロパンガス供給事業育成。

【経営成績】

画像1

★9月までで、売上52億円。営業利益3.5億円。営業利益率6.7%は上記した通り、快調だった前半戦を反映したもの。
★業績予想は上方修正済み。売上73億円。営業利益3.6億円を見込んでいるが、営業利益は3Q時点でほぼほぼ計画に届いているように見える。落着寸前に再度の上方修正などあるのか。上記した通り、下半期は若干の苦戦を強いられているので、このままかもしれない。

★営業CF計算書。

画像2

→簡易的な営業CF計算書作成。
→3Qで、+6.9億円くらいとそこそこ。マージンは13.1%とカネ回りは良い。
→特に棚卸資産の減少が寄与。

【財政状態】

画像3

★自己資本比率 55%
★d/e Ratio 0.27倍。
★ネットキャッシュ+12億円。対総資産比で31%
★時価総額36億円。売上73億円の会社なので、かなり小さい。
★このように不動産会社にしては珍しく財務状態が大変に良い。

【経営指標】

画像4

★ROEが8%弱。あと少しで8%だったので惜しい。逆にROICが8%超えていて良い。
★PBR1.63倍。PBRが1倍を割れていない。弱い日本株の中では最低限の評価はキープしているだろう。
★マルチプル。5.7倍。こちらは安い。もっと評価されるよう会社は頑張ってほしい。
★WACCがかなり低い。なぜなら配当していないからでしょう。カネが結構あるので、まあ配当に回さないならもっと事業投資しないと外聞は良くないのでは?

【総括】

PBRが1倍割れしていないだけで大したもん。というハードルが低く設定されている日本株が悲しい。
PBRはまだ何とか恰好がついているが、マルチプルが5.7倍とかなり安いは安い。10倍くらいまでは株価上げて欲しい。
カネが12億円ほどもある。そして、カネがあるのにそれを配当に回していない。配当はすればいいとは思わないが、カネがただデッドストックになっているのなら、配当に回すことを検討してもいいのではないかと思う。自社株買いでもいいけど。
ただ九州とか沖縄のマンションは良いと思う。若いし暖かいし、ゆえに活気があるような感じする。向こうへの投資が加速して雇用など生まれるのも良いでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?