【FJネクスト】2022.03期 - 中間
会社概要。以下四季報などから抜粋。
首都圏で「ガーラ」ブランドの投資用ワンルームマンション販売が主力。ファミリー向けも展開。
マンションは投資用、ファミリー用ともにコロナ影響脱し販売平常化。
新築、中古ともに回復し、引き渡しは2,400戸(前期比19.2%増)
管理委託費漸増。建設工事進捗で営業益復調。増配。
翌期も首都圏でのマンションの引き渡し進む。
販売用不動産。販売進捗や固定資産振替で2021.9時点で152億円。(2021.3末比▲41.8%)に減少。営業CF良化。
今後は用地仕入加速。
【経営成績】
![](https://assets.st-note.com/img/1643763461899-LqJqAbLfmh.png)
中間。売上381億円。営業利益38億円。営業利益率10.2%で10%を超える好成績。
対前期。売上+67億円。営業利益+8.5億円。営業利益は+0.5%pt
対計画。進捗率はそこそこ。計画の修正はなし。営業利益率として9.9%を見込む。営業利益率は超過達成中。
★営業キャッシュフロー
![](https://assets.st-note.com/img/1643763687644-5evAEwM9Aw.png?width=1200)
中間。+114億円。マージンでなんと!+30%
対前期比、+99億円。マージン+25%と大増進。主な内訳としては、
税引前利益+8.9億円、棚卸資産+63億円、売掛債権+10億円、法人税等+10億円等々。
棚卸資産の科目振り替えなどの影響も大きいのでしょう。
【財政状態】
![](https://assets.st-note.com/img/1643764023635-nDvqmMzK71.png)
自己資本比率 65.4%
d/e Ratio 0.34倍。
流動比率 562%
ネットキャッシュ+130億円。対総資産比15%超。
不動産会社とは思えないほど借金は少ない。
時価総額が322億円。売上810億円をターゲットにしている会社としてはやはりかなり小さいサイズ。
【経営指標】
![](https://assets.st-note.com/img/1643764143971-ABShXWmXh9.png)
ROEもROAも十分及第点を超過達成している。ROICもまあまあ。
にしてはPBRが小さい。0.57倍。グレアム指数で3.3倍と激安。バリュー株。
マルチプル2.2倍。激安。
FCF+155億円。マージン19.2%と良すぎる。棚卸資産の振り替えなど。
配当利回り4.8%とバカ高い。しかしWACCは2.1%、配当性向は28%と普通なので、要は株価が低すぎることがわかります。
【総括】
バリュー株。激安。
PBR0.57倍。マルチプル2.2倍。配当利回り4.8%
これは安すぎると思う。
なんだかんだで、日本の不動産市場は活況。チャイナマネーなどの流入も。
日本のような低金利の国でファイナンスして、不動産投資は戦略としては悪くない。
日本では金利を上げようがない。人口減少とはいえ、都市部は人口が増えていく可能性のほうが高いでしょうし、単身・少家族世帯向けの綺麗なマンションへの投資はそういう意味では正義。