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寒空と小さな春

今日は朝から頭が痛く、家にこもって好きなことをすることにした。

ようやく暖かくなってきたので、冬の間ほとんど手をつけていなかった庭の盆栽の手入れとメダカ鉢の掃除。

盆栽の剪定はまだ経験が浅く、前に切ったところから変な方向に伸びたりしてしまったりしている。何度かお会いした植物研究家の先生が奈良にいらっしゃるが、今度東京に来られた際に見てもらおうと思う。

ついに春が来たな〜と感じられたのが、表紙写真の長寿梅(ちょうじゅばい)。
中央左寄りに、小さな緑色の葉芽(はめ)が出てきたのがわかる。赤いふちどりがかわいい。

この山野草は、名前に「梅」とつく上に梅とよく似た花をつけるけれど、トゲが見られることからも分かるように梅ではない(梅はバラ科ウメ属、長寿梅はバラ科ボケ属)。葉の形も全然違う。

花は年に数回咲くらしいけど、私の長寿梅はうちに来てからずっと赤い花がぽこぽこと咲いている。いい樹だ。

植え替えの適期は秋らしいので、もう少し待つ。
鉢が小さくて夏はすぐ水が切れるから注意しなければ…。

葉を落として枝だけになったりする樹が多かったり、常緑樹でも色がくすんでしまったりする冬の間でも、真っ赤な花が楽しめる親しみやすさがある盆栽です。

ちなみにこちらの苗をいただいたのは、例の奈良県にある塩津植物研究所さんから。

って、今見たら今日青山で盆栽教室やってたんですね…一生の不覚。
明日日曜、会えないだろうか。

長寿梅は虫もつきにくく丈夫なので育てやすいです。
今はまだ背丈も小さいけれど、少しずつ大きくしていきたい。

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漆畑美佳
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