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キャリアを考える
僕はこれまで部下にキャリアについて聞かれると、「5年後10年後にどうなっていたいかを考えて、その上で今何をすべきか考えた方が良い」と話してきた。
しかし、自分のことを振り返ってみるとどうだろうか。
確かに5年後10年後にこうなっていたいなと、ふわっとは考えている。が、それは残念ながら叶っていない。
とはいえ、自分としては、それほど悪くないキャリアを歩んでいると思う。
自己紹介でも書いたが、これまでのキャリアはこんな感じだ。
- (株)プロシップ
- 固定資産管理システムの開発本部にてシステムエンジニアを経験(4年)
- (株)クリーマ
- エンジニアからビジネスサイドに行きたいなと思いカスタマーサポート職として転職(6ヶ月)
- 楽天グループ(株)
- 楽天ラクマにてカスタマサポートとリスクマネジメントのマネージャーを経験(1年3ヶ月)
- 楽天RAXYにてマーケティングとクリエイティブのマネージャーを経験(3年3ヶ月)
- 楽天全国スーパーにてマーケティングとクリエイティブ、事業企画のマネージャーを経験(1年3ヶ月)
- (同)DMM.com
- COO室とPF統括事業本部に所属し、全社横串横断系プロジェクトのPMを担当
一見すると、そこそこ頑張っている人に見えるかもしれない。
が、ここまで連続性のないキャリアで大丈夫かと思った人もいるのではないだろうか?
僕自身、全く計画していないキャリアなのだ。自分の歩んできた道を振り返ってみたら、このキャリアを歩んでいた。
キャリアというのは、未来に計画するものではなく、自分が歩んできた過去のことを指すのではないかと思う。
目の前のこと、与えられた業務に全力を尽くす。そうすると、もう少し難しい仕事を任せてもらえる。それを繰り返していると、どこかのタイミングで大きなオポチュニティを与えてもらえる。
そのオポチュニティを掴んで、全力を尽くしていると、また大きなオポチュニティが与えられる。
気がつけば、自分としては満足のいくキャリアを歩んでいる。
もちろん不満や不足感がないわけではないが、学生時代はポンコツ野郎だったことを考えれば、十分過ぎるくらいのキャリアを歩ませてもらっている。
キャリアを考える上でのキーワードは「努力」「運」の2つだと思う。
とにかく、目の前の業務に全力を尽くす。努力する。そうすると運が巡ってくる。その運を掴める人が、歩みたいキャリアを歩いていたと思えるのだろう。