タミー
長編小説です。 プロフィールの記事に詳細有りです。
初めまして、タミーです。 小さい頃から図画工作が好きで、将来はモノづくりを職業にするのだろうと思っていました。 ただ年齢を重ねる上で、才能や世間体などできない理由を探し続けた結果、結局夢は夢、と諦めた感じで今まで生きてきました。 けどモノづくりに正解、不正解はなく、自分が楽しくモノを作れたら良いんだと気付き、いろいろ試してます。 TRYing fee is free, just need the TIME. 幸か不幸か、今時間がえげつなくあります。 モノづくりの第
「私は、銀座でブランド店の店員として働いております、元々服が好きだったのですが、売り上げ、利益、大人の事情が絡まってきて、嫌になってたんです」 真壁は涙目で話し出した、かなり酒が回っているようだ。 トミーも酔っ払ってはいるが、真剣に聞き入った 「何か楽しいことをやりたい!、親に頼み込んで大学まで行かせてもらったのに、結局は社会の歯車の一つにしかなれないんですよ」 トミーは歯車という言葉に引っ掛かった 「自分さー、歯車がそんなにいやなん?」 「嫌というわけではありません
地元の温水プールの壁に「継続は力なり」って貼ってあったなー あれを見るたびに、自分にはないと思い、ついでに水泳も嫌いになった記憶があります。 さてnoteも珍しく毎日更新していたのですが、コロナ自宅待機事変により体内時計がずれているので、ノーカンってことでオナしゃす!
生まれてから今日まで、自分がいわゆるマジョリティーかマイノリティーかどっちだろうと考えます。 というか、多くの人が「私はマイノリティー」と考えていませんか? 「私はマイノリティー」という人は実はマジョリティーという説 これで水曜日の説どうでしょう?、小籔さんにやってほしいな。 私がマイノリティーと思う理由を箇条書きと解説で書いていきます。あなたは何個一致してますか? ①高校が特殊 ・中学を出て、全寮制の高校にいてました、とゆーか軍隊ですね ②コーラよりペプシ派 ・最
トミーと橘は銀座の街を歩いていた。 「あのー」 橘は声をかけた 「あー麻美ちゃん、ごめんなー付き合わして、その服よかったらもらってあげて、ほんまに似合ってると思うし」 「あ、ありがとうございます、でもどうしてこんな」 「あー話せば長いねんけど、どっかお茶でもしよか、真壁っちには言うてあるし」 「あ、はい」 銀座の純喫茶に二人で入っていった。 「マスター、ホット、麻美ちゃんわ?」 「私も同じので」 「はいよ」 マスターは競馬新聞を読みながら答えた。 トミーと橘は
実は私には4才になる長男がいます。 彼は仮面ライダーが大好き。 私も実は仮面ライダーが大好きでした、仮面ライダーチップスも買ってたし、当たりカード?2枚当たって、テキストブックみたいなものももらった記憶があります。 小学校くらいでも全然仮面ライダーが好きで、ちょうど私の世代では「仮面ライダークウガ」がドンピシャで、そっから「仮面ライダーアギト」を軽く見てそれ以降仮面ライダーとは長らく離れていました。 息子が生まれて、最初はトミカなどに興味を持ち、映画「ワイルドスピード
「いらっしゃいませ、あのー失礼ですがどのようなご用件で」 真壁が困りながら、トミーと橘に向かって言葉を発した。 先ほどの真壁とは違い、明らかに嫌な態度を見せている。 「えーっと、服欲しいねんけどー、、、」 トミーはそう言いながら、胸元から出した札束を近くのテーブルに叩きつけた。 真壁は、びっくりした顔を一瞬見せたが、すぐにプロの対応に戻った 「大変申し訳ありません、かしこまりました」 「いやーええねん、すまんのー仕事帰りで寄らせてもらったから、なー麻美」 一連の動き
2050年、東京銀座 一人の中年の男が歩いている。 行き先は高級ブランド店だ。 しかしながら彼の身なりはとても高級ブランド店へ似つかわしく無いものだった。 くたびれた長靴、薄汚れた紺のワークズボン、同じく薄汚れた水色のライトブルーのシャツ。 ぱっと見ガードマンか何かかと思われそうだが、実際は銀座付近のダウンタウン、築地にて働いているようだ。 長靴を履いていることから、おそらく想像される。 中肉中背という言葉がが恐ろしく似合う醤油顔の男、顔は目が細く、ぱっと見人相が悪い。