この先一生、これしか食べられないとしたら?
先日家族で過ごしている時、なんとなくテレビがついていた。
ニュース終わりに「究極の選択!」みたいなバラエティ番組がダラリと始まり、その中で「この先一生、これしか食べられないとしたら?」というぬるめな質問に、若い男性アイドルが「オムライス!」「カレー!」と無邪気に好物をあげつらっていた。
本当にどうでもいいな…笑
とは思いながら、ふと隣にいた妻に問いかけてみた。
「これって、どこまでが“これ”なんだろうね?」と。
するとそれまでスマホを見ていた妻も視線をあげて「確かに…」と。
ここから我が家は謎の討論番組に突入した。
「食べることは生きること」
であれば栄養のバランスをとりながら美味しいものが食べたい。そうした時に、例えば同じ料理名でも季節によって材料が変わるようなものはありなのか?味変はどこまで許されるのか?そもそも料理名ってどこまでの範囲を言うんだろう?
番組の趣旨とは完全にズレていたが、こういうことを考えはじめた時に極上エンタメを感じる。
ひとしきり話して、最終的に辿り着いた答えが「ちゃんこ鍋」
お肉はなんでもOKだし、魚介類も入っている、野菜もたっぷり取れる、締めとしてご飯も麺もある。なんなら味変でカレー粉を入れたらカレーになるし、夏は冷しゃぶと冷たいうどんなんてアレンジもできる、食べすぎた夜は野菜だけでサラダでもOK!ドレッシングは?ポン酢がある!
「そういう話じゃないよ!」とセルフツッコミまで入れながら、これだけ真剣に考えるということは、我が家における「食」がとても重要な価値観なんだろうな、と再認識。
発想はまったく相撲部屋のそれ、ただ僕以外めちゃくちゃ少食、それがウチの家族です(笑)
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