見出し画像

#いつかホップ畑で会いましょう キャンペーンを始めます

「今、自分たちには何ができるのか?」

岩手県遠野市で「ビールの里プロジェクト」へ取り組む私たちも、このテーマについて仲間と話し合ってきました。やることが決まってきたので、こちらでお知らせします。

※正式なリリース(キャンペーンの開始)はこれからですが、取り組みの背景を含めて先にお伝えできればと思います。
ビールの里プロジェクトについてはこちらをご確認ください

私たちの状況について

他の地域や事業者と同じく、新型コロナウイルスによる影響が出ています。

春のビアフェスが中止になって当日出す予定だった上閉伊酒造・ズモナビールの限定ビールが行き場を失ったり、
感染拡大防止のため遠野醸造を臨時休業(テイクアウトのみ)にしたり、
今年から生産量が増える遠野パドロンの卸売先が縮小したり、
春に予定していたビアツーリズムも中止になったり。

これからも厳しい状況が続きそうです。

直近の課題については、ビールの里プロジェクトに取り組むチームメンバーで話し合い、事業者間で協力しながら下記のようなことを進めています。

◎上閉伊酒造・ズモナチームでクラウドファンディング立ち上げ
イベントで出せずに在庫を抱えてしまったビールを届けるために実施します。BrewGoodがサポートで入って、一気にプロジェクトを詰めています。

◎BEER EXPERIENCE社 で遠野パドロンの個人向け通販を強化
飲食店に卸すだけでなく個人に販売できるようにECサイトへの申請・登録を進めています。
収穫は少しずつ始まっています。今年のパドロンをぜひ食べてください!
<ふるさと納税での予約も始まりました>
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/03208/4759607?product-detail_recommend
<ポケマルでの販売も始まりました>
https://poke-m.com/products/45368

◎遠野醸造も自社ビールを瓶詰めして外販できないかと検討
テイクアウトだけでは限界です。まだどのようにやるかは決まっていないですが、今後のためにも瓶詰めができないか、急いで進めています。

他にも、色々とみんなで動いています。

これらのように、各事業者でネット通販を強化、ふるさと納税も強化、クラウドファンディングも立ち上げるということです。

「今、自分たちには何ができるのか?」

私たちが考えたのは、自分たちの困りごとを解消するだけでなく、自分たちを支えてくれる購入者・支援者に向けて、何かお返しができないかということでした。

ここから、今回のキャンペーンのお話です。購入者・支援者に、2つのプレゼントを送ります。遠野醸造の店舗でテイクアウトをしてくれた方にもお渡しします。

それが、「#いつかホップ畑で会いましょう ポストカード」と、「ホップの里からビールの里へ VISION BOOK」です。それぞれについて説明します。

#いつかホップ畑で会いましょう  ポストカード について

画像1

ポストカードには、 #いつかホップ畑で会いましょう とメッセージを入れています。こんな状況だからこそ未来への約束をしたい。そんな願いを込めています。

スクリーンショット 2020-04-14 20.04.44

私たちはビアツーリズムという企画で、毎年多くのお客様をホップ畑へ案内していますが、今年実施できるかどうかはまだ分かりません。

でも、いつか、収束したら、ホップ畑で皆さんと乾杯したい。
その日まで、デスクの近くに置いてみる、宅飲みしながら眺めてみる。
未来に向けた約束と、素晴らしいホップ畑の風景で、明日また頑張ろうと少しでも思ってもらえると嬉しいです。

「ホップ畑で会いましょう」という未来への約束は、遠野側の私たちにとっても大切なものです。コロナ収束の後、また遠野を訪れる人が増えていくように。そのための前向きな準備をしていく、というのも今やるべきことだと思っています。

ホップの里からビールの里へ VISION BOOK について

画像2

昨年末より、VISION BOOKの制作を進めていました。私たちが進めるビールの里プロジェクトがユニークなのは、色々な組織や、立場の人が混じり合い、一つのチームとなって、「ビールの里」というビジョンに向かっていることです。

このVISION BOOKは、関わるプレイヤー20名に、なぜビールの里プロジェクトに関わっているのか、自分はそこで何をしたいのか、インタビューしてまとめたものです。(本当はもっとインタビューしたい人がいるのですが、今回は20名にしました。第2弾で21人目以降も進めたいと思っています)

画像4

外向けのPRのためというよりは、相互理解、インナーでのチーム力を高めていくものとして企画していました。20名に話を伺っていくと、自分たちが知らなかった話や、それこそ長編映画のようなストーリーがありました。

元々は広く配布することを目的としていませんでしたが、この機会にお届けしようと思っています。

VISION BOOKを企画し、インタビューしていた時は、新型コロナウィルスでこんな状況にはなるとは思ってもいませんでした。ただ、こんな状況だからこそ、これを作っておいてよかったと思っています。こんな時はチームでしか乗り越えられません。同じ地域にいなくても、自分たちの活動を深く理解し、応援してくれる仲間を集めていきたいと考えています。このVISION BOOKはきっとそういう役割を果たしてくれていると信じています。

一冊の本のように読み応えがあると思いますので、ご自宅で過ごす際に読み物としてお楽しみいただけると嬉しいです。

--------------

ポストカードもVISION BOOKも、自治体の予算ではなく、完全民間の予算でつくりました。印刷費用はBrewGoodが負担して、関連商品を発送する事業者にお届けしていきます。

どこの何を購入すれば、このプレゼントがついてくるのかは、今発送のオペレーションも含めて調整しています。正式リリースの際には、サイト一覧を出す予定です。少しお待ちください。

*すでに注文が入っていて、直近で発送する予定があるビールの里関連の商品については先行して同封する可能性があります。

オンラインでも配信します

この2点が購入者・支援者にお届けするものですが、VISION BOOKの内容は多くの人に届いてほしいので、オンライン上でも展開させていただきます。

VISION BOOKは、全てのインタビューを連載という形でnoteで公開していきます。冊子版では文字数の関係で、泣く泣く省略した部分もあります。その掲載できなかった内容もWEB版でお届けします。WEB版の方が1.5倍くらいのボリュームです。こちらも配信まで少しお待ちください。

遠野の皆さまへ

ポストカードを使って知り合いにメッセージを送りたい、何か発送するときに合わせて送りたい、ご自宅に飾りたい、という方がいらっしゃいましたらお声がけください。遠野醸造に置いておきます。遠野の皆さまは、ビールのテイクアウトをしなくても、ポストカードとVISION BOOKを持って帰っていただいても大丈夫です。もちろん無料です。
*在庫が潤沢にあるわけではないので、必要枚数を持っていっていただけると嬉しいです。
*遠野醸造のオープン時間について、最新情報をご確認ください  https://www.facebook.com/tonobrewing/

--------------

ここまでが、今進めていることです。

同時進行でバタバタと進めているので、大変ですがチームワークで乗り越えようとしています。抜け漏れもありそうですが、、

各社のクラウドファンディングや通販サイトはもうすぐ立ち上がります。ぜひ応援していただけると嬉しいです。

ポストカードとVISION BOOK、頑張って梱包しています。遠野醸造の研修生も、感染予防をしながら手伝ってくれました。

画像5

出来上がったものから発送先にお届けしていきます。週末あたりの発送分から、対象の購入者の方へ先行してお届けできるかもしれません。(このあたりもオペレーション整い次第です)

また、直近で遠野のビールの里関連の商品を通販で購入いただいた方へ。間に合わずすみません!ご連絡いただければ個別に発送させていただきます。( info@brewgood.jp )宛にお願いします。

今日はここまで。
それでは正式なリリースをお待ちください。
ここからが大変ですが、最後まで頑張ります...!
多くの人と、またホップ畑で乾杯できる日を楽しみに....

ここまで読んでくださりありがとうございました。

SPECIAL THANKS
感謝したい人はたくさんいるのですが、特にこのポストカード、VISION BOOKに関わってくれた方を紹介します。

◎富江さん

VISION BOOKのインタビュー、ライティング、編集はビアライターの富江さんに依頼しました。遠野に来ていただいてたくさんの関係者に会ってもらいました。素晴らしい文章をありがとうございました!

◎かつおくん

VISION BOOKとポストカードの写真の一部は、日本の市町村全てを巡って写真を撮った男、かつおくんに撮影してもらったものです。使用を快諾してくれてありがとうございました!

◎上西さん

そして、全てのデザイン・制作は、BrewGoodで一緒にプロデュースをしてくれている上西さんが担当してくれています。ポストカードのアイデアも上西さんによるものです。いつもありがとうございます!

--------------

◎書いた人◎
田村淳一
株式会社BrewGood 代表取締役/ 株式会社遠野醸造 取締役
2016年にリクルートを辞めて遠野に移住し、遠野醸造というマイクロブルワリーと、BrewGoodという会社を経営しています。BrewGoodでは自治体や企業のまちづくりや新規事業のプランニング、地域ブランディング、制作、新規ブルワリー開業の支援などをおこなっています。
twitter : https://twitter.com/tam_jun     Mail:info@brewgood.jp


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?