彼等は絶対に票など入れない

政党における外野とは、この場合、本当にその党で何らかの活動をする人間でもなければ、その党を積極的に支持してきたわけでもなく、むしろ、本命は別にあって、まさしく外側から、面白おかしく、好きに論評する人たちのことだ。

立憲民主党が、共産党とは距離を置くと決定し、（距離をおくというより、選挙協力（野党共闘路線から）から共産党だけ除外する、というのが正解だろうか）かりに国民民主党（すでに一度合併して、今は玉木とそのお仲間達が残ってる、いわば、残滓なんだが）や連合を選んでいたとして、蓮舫氏が、今回知事選で、勝利できたか、そして実際に得票数が増えたのかというと、私は全くそう思わない。

むしろ、共産党の名前を聞いたら、絶対に支持しない人も当然いるのと同じで、連合や国民民主党という名前を聞いたら、絶対に支持しない人もいる。これは（維新側がどうであれ、それは維新でも同じ）そのうえで、じゃぁ、どちらのほうが票が増えただろうか、そう考えれば、今ギャーギャーと、共産党が、共産党がと叫んでるほとんどが、「立憲と、共産党がより近づくのが、怖くて仕方がない」人たちだとわかるはずだ。

前からずっと言ってるんだが、本当に政権を取り返すためだけの、野党連合はまったく意味がない。

たとえば大阪では、万博やIR、あるいは都構想という、明確な争点が一つあって、それはどのように改革するかという問題ではなく、YESかNO、どっちですかということで、現与党の維新と、対立する他政党という構図が可能だった。そして、共産党を除く、自民党を含めた野党連合が、維新の候補に、府、市両方で、圧倒的に完敗した。

国民民主＋連合と、共産党　どっちかを選べなんて、普通言わないが、共産党を除外しろなんていう、時代錯誤のレッドパージをまたもや繰り返してる、自民党とも平気で組める、国民民主や連合と、くっついた立憲民主党なら、自民党と何も変わらないので、どちらか選ぶなら俺は自民党を選びますっていう人のほうが、よっぽど多いだろう。