オールドメディアが、本当に必要なこと

まず、ニュース(報道)とバラエティー(娯楽)を、ごちゃまぜにした、どっちつかずで何の意味もない、つまりもはやオールドメディアでやる必要がない、中途半端で安易な番組作りを、やめることだ。

報道も当然重要だし、バラエティー、お笑い番組も重要だ。どちらも、本来のオールドメディアでしか不可能なはずの質勝負するならなおさら、娯楽と報道を、ほとんど同じような出演者で、おもしろおかしく、無意味な笑い、大げさな喜怒哀楽を演出で付加しながら、ワイドショー的に消費させる番組は、完全に見直すことだ。

オールドメディアの最大の失敗は、一部のお笑い芸人のような、本来それについて語るだけの何の専門知識もなく、ただ、全く別の技能で地位を得た者たちを、その喋りのうまさ、瞬間的な頭の回転だけで、ネットメディアの発信よろしく、垂れ流させ、そんな彼らになんでも専門家のような誤った印象一般社会、視聴者たちに作り上げてしまったことだ。

TV局が出演料を支払って、情報番組に登場させ、様々な事件事故についてコメントするお笑い芸人でさえ、正しく報道されることを期待しての、既存TV局(放送法の管理下や様々な規制が設けられている)への情報提供と、立花という個人への拡散だけを意図したリークが、社会にもたらす影響、善悪の違いさえ理解できず、そのお笑い脳、気の利いた事は喋るのはうまいだろうが、何の洞察力もない、あまりに幼稚な意見が、自分たちの放送によって、耳障りの良い正論であるかのように流布される

間違った見解ですら、一つの意見として、番組が価値を与えてしまう

つまり、TV局自身が、自分たちの報道と、お笑い芸人のSNS(ネットメディアなのだろう。実にくだらないが)を、同一視させてしまっているのだ。

ならば当然、オールドメディアなんてもう必要ないと言われても仕方ないだろう。ネットの落書きで十分だからな。

吉本芸人たちの、本当に低俗でくだらない、何の価値もない、彼らの楽屋でしか意味がなく、そのファンにしか興味もない、政治的見解、コメントなど、何の信頼性も本来担保できるわけがなく、責任のとり方さえ不明確なネットメディアに任せておけば十分だろうが。TV局が自分たちで、自分たちの報道番組の価値を、勝手に落としてるのだ。