デジタル化による直接民主主義への過渡期に代用すべき、抽出(ランダム)民主主義というアイデア
ウグイス嬢あるいは坊が、選挙になると連呼する、「みなさまのお声を国会に届けて参ります」など、本気で信じている有権者はそういないだろう。
彼等は、自らが手に入れた国会議員という、あまりに特権的な地位を守るため、自分と親しい人達、自分への大口支援者の声は当然聞くだろうが、選挙区の有権者にすら、ひとつひとつの政局において、その意見を幅広く聞いたりなど、絶対しない。
国会議員ではなく地方自治体の長ではあるが、二言目には「票を入れてくださった方々のため」と言いながら、ひたすら自分の地位にしがみつくのは、維新と自民党が推薦して当選し、周囲にいるほぼ全てが「お辞めになられたらどうか?」と提言しているのに、「選挙で選ばれた」の一点張りで絶対に辞めようとせず、支援した他府県の知事が、同業者のよしみなのか、自分も実は同じことやってるのか、ただの党利党略だろうが、いかにも弁護士らしい詭弁で「宣伝なんぞ、全くしてない特産品ワインのおねだりを、似ているようで全く違うケース(友好の証としての贈答)を例に、否定」するのを見ると胸やけして吐きそうになる、兵庫県の斎藤知事を見れば明らかだろう。
つーかおまえも、もらったなら、ちゃんと得意のSNSで有権者に報告しただろうな? イソジン吉村っ!!!!
ほれみろっ、、、ワインをおねだりして、手に入れただけで何のPRもしとらんだろうが。産品の魅力知りたかったら、自腹で購入しろっ!!!バカ野郎!!
(斎藤に今やめられたら困るのは、当人と維新関係者ぐらいじゃないのか?)
何度も言っているが、これほど維新は素晴らしいので、つい政治のことを考えると、私の頭は維新がいかに警戒すべき、典型的なポピュリズム政党か、伝えたくて仕方がないのだが、同時に、このまま彼等が国政政党として議員を持ち続ければ、きっとそれは明らかになるし、すでになりつつある。
大阪という私の故郷の地だけが、とことん劣化していくなら、まだましではないかとすら、思ってるので(だって、府民が、市民が、選挙の度に選び続けるんだから、しゃーないわな。民主主義だしな)まぁ、このまま国政からはきれいに消えてくれたら嬉しいが、まだ当分続くのだろう。
ということで、私が言いたかったのは、完全な直接民主制度に至る前に、フランスの労働党などが提唱している、議員枠の一部における「議員抽出制度」を、制度として本気で考えてみればどうかということだ。
少なくとも、彼等は選挙などでは絶対に選ばれない。裁判員制度と同じく、公的な義務を果たすためだけに、1年間なら1年間、一定の条件を満たしている国民が抽出され、わたしたちの代表として、議員として働くわけだ。
もう政治家とは立派な人がなる、などという幻想は、当然捨てているだろう? 彼等の多くは、政治には金がかかるといつも叫んでる通りに、金を集めるのがうまい。ルッキズムで評価されやすい。論破ごっこや詭弁ばかり得意な、ずる賢い人、信念などなくともSNSでのブランド戦略や、マスコミ対応に長けた目立ちたがりや。あるいは昔ながらの、地盤と金をひきついだ、(年号だけ昭和、平成、令和と変化しても、何も変わらない)昔ながらの世襲レールに疑問すら持たず、喜んで自ら乗った、凡人達だ。
つまるところ、政治家としての政策立案能力などほとんど関係なく選ばれる確率が高いのが、今の選挙制度なのだから。
将来的に、国民、市民全体の、土台となる政治知識も担保され、デジタル化による直接民主主義へ、最終的には移行するという願いを込めて、裁判員制度よりずっと、ランダム議員制度のほうが、国民も参加しやすく、意義があると思う。