投票率を上げる一番確実な方法
私は、外国人参政権には懐疑的だった。 なぜなら、日本における外国籍の人たちの多くは、日本という共同体が、全体にとってよくなるのではなく、自らのルーツで集まった民族や、多く参加している宗教団体のために政治家を選ぶだろうと思っているからだ。
日本が元々移民国家なら、外国人参政権などはとっくに実現していただろうが、日本は移民国家ではない。(大昔この地にたどり着いたとしても)
だから国籍変更の手続きをもう少し緩くして、少なくとも真っ当な社会活動をして暮らしている市民なら、積極的に日本国籍を与え、外国人参政権ではなく、民族意識や宗教に縛られない日本人として国政や自治体の選挙に投票してほしいと考えていた。
一方で、選挙の度に、投票率を見て複雑な気持ちになっていた。私は別に偉そうに説教をしたいとか、選挙に行ったから誇れるなどとは思っていないが、選挙権とは、国民、市民の権利であるということ、その権利を行使するときに、一般国民は政治を自分ごとにできるということ、そして選ぶなら、誰でも政治について考えるしかなく、今当たり前にある選挙権というものは、いつ突然なくなってもおかしくないということを、成人になっても考えないあるいは、放棄する選択をした人たちのかわりに、それを得たい使いたいと考える同じ人間に与えたほうがずっと意味があると思うようになった。
私は、あなたたち選挙に行かない日本人の選挙権をこれ以上ムダにしないために、日本で生活されている外国人の方々に、選挙権を与えるよう、強く日本政府と自治体に望む。
あとで、なんで俺たちよりあいつらの主張が通るんだとか言って騒がないでくださいね。自分たちが、与えられていた権利を使わなかっただけだから。