時代精神!?
男が女性におごりたい、おごろうとするのは、相手の経済状態とか己の経済状態とか、まったく関係ない。私の学生時代はそうだった。
どんなに貧しい野郎達であっても、飲み会のあとは、幹事はまず男たちから金を集め、女の子(だいたい、向こうもまとめ役がいるのが、スタンダード)には、かなり安くいったり、あるいは女の子は2次会はただにした。
それは、2次会に、男たちが行きたくて仕方がないからだし、女の子たちともっといたい、せっかくのチャンスを逃がしたくないからだ。そして多分あわよくば、さらに長い間、気に入った女子と一緒にいたいからだ。
また、女の子たちが、あまり裕福に見えない男の子たちが頑張ってるのに気を使ってくれて、割り勘を申し出て、しかも2次会も行こうね! と言ってくれることも、何度でもあった。
女の子がおごったのは、相手が社会人で、こっちは学生であった場合のみだけど。アンフェアなんかいってたら、そもそもスタートラインに立つことさえ自ら放棄してることになるので、誰も言わなかった。女性割引は差別だなんていう発想はだから、そもそも無いのである。むしろ、あってほしいと多くの男性は思っていた。
貧しくても女性に金を使いたいからこそ、仲間同士で金を貸して、返ってこない。返したくても返せないのだろうが、そんな奴が運よく、彼女ができたりすると、ちょっとした騒ぎになっただろうが。
男同士で解決して、誘いに乗ってくれた女の子達が少しでもたのしんでくれるように気を使ってたはずだ。あと、俺たちの時代は、同性がうまくやったりすると、おめでとうと言った。もしくは、いいことなかった男が、なんとかうまくやろうとしてるのを、周囲が後押しするような雰囲気もあった。
(今もあるだろう? なくなってしまったのか?)
もちろん、男性が圧倒的売り手市場の、真逆のケースもあるだろうが。まぁ、可能性は低いな。男のほうは、基本的に年中発情してると思うし。俺もしてたもんな。だから年中、男は声をかけようとするから、女の子はつきあってくれてるんだと思ってたよ。(本当はどうだったかなんて、どうでもいいよ。こっちが女子につきあってほしいから、一緒に遊びたいから誘うんだし。だから男がおごるんだよ。それだけだから)
そりゃ待ってたら、女の子から声かけてくれるなら、おごらなくていいよな。だが普通の男は、待ってるだけなら、せいぜい画面の中から、「あそぼー」とか、非実存美少女が言ってくれるぐらいだろ。それは全く悪いことじゃないけど、一方で、リアル女の子におごって遊んでもらうのも全然、悪くない。何も恥ずかしくないし、差別でも何でもない。自分でどっちがいいか好きなの選ぶだけだからな。