AI架空美少女の原型は、DAZとかPoser3Dモデル、アジア系女性専門のクリエイター作品じゃないかという、仮定
どんな属性の人たちから、おそらくであるが「きもいっ」という批判、感想が出ているのか、私はわからないが、たぶんこれは、どれだけこの手の3Dリアル系美少女顔を、見てきたかで、感じ方も変化するのではないか。
私の率直な感想が、もはやいたるところで、はいはいまたですか、と目にしてしまう、量産型AI美少女フェイス(実年齢なんて、当然ないのだが)へのあまりに露出しすぎな「満腹感」からの「嫌悪感」は、決して少数派ではなかったんだなと、安心した。
私はアイドルオタクじゃないので、この手のAI美女顔がいつから、特定の男性に、そして男性が騒ぐから、特定の女性たちが、理想とするフェイスとして真似するようになったのかは、定かではないが。
私のキモイは、つまるところ、それがどうも一般層が普通に楽しむべきものじゃない気がする、公共が受け入れるであろうゾーンとは違うもっと、狭いところで、本来は特定の男性が自分たちで意図的に探して選ぶような場所で(つまり、3DCGの、日本、韓国、中国系、いや世界中の、男性顧客向けレンダリング絵や、架空3Dモデルなんだが)人気があったであろうアジア系美女、美少女フェイスが、AIの流通により、もう普通に誰でも目にしてしまうところに、出すぎてしまったんだなという、戸惑いでもある。
かつて国内にあるBlenderの著名なサイトで、ユーザーが自由にアップできる作品紹介のスペースに、必ず、特定フェイスの3D美少女(だいたい、同じような顔)のレンダリングが毎回投稿されているのに、気づき、それがあまりに長期にわたっていると、なんか違うぞ。と感じた違和感と同じである。
確かに、魅力的な架空美女、美少女ばかりだったとは思うが、より広い層の3Dに興味がある人が来るところでは、特定ジェンダー、年齢層の、実際、見事に整ってむりやり、一部非対称性をあえてつけたような、製作者の好み丸出しの同じ顔(だいたい、どうしても似てくるし、同じモデルを繰り返し使うからなんだが)レンダリングばかり目立っては、何とも言えない、居心地の悪さがある。そして、当然実際は、微妙なアダルト要素も絡んでくる。
(男が作ると、どうしてもそうなる。どうしてもだ。で、一部の人が、ゾーニングとかどんどん気にしなくなっていく。悪ノリだね)
間違いなく、私はこの手の顔を何度も何度も、様々な3D関連のサイトで見てきたし、実際自分も興味があったし、今もこの手の顔を自分の3Dモデルのレンダリングで選ぶなら、こんなモデルも作るし、それをフェイスとして使用する可能性はとても高い。だがその作品をアップする場所は、私の場合いつも本当に限定され、ゾーニングされていて、間違っても、それに違和感を感じる人は目にしないはずだ。
つまり特定層、それが見たいであろう人が選んで目にするということだ。自動的に目の前に流れてきたりは、絶対にしない。その理由は単純で、はっきり言うと、架空の美少女、若い美女(もちろん、一般的な見た目の分類でしかないのだが)だからだ。
もちろん、100枚のうち10枚ぐらいがたまたま、とかなら、別に違和感なんてないだろう。だが、blenderの、海外の著名伝道師が、人体スカルプトの練習のために始めた絵の練習と、彼が選ぶ作品の題材が、全部、常に美女(美少女)だったため、彼のSNSで色んなユーザーがその事実について指摘すると、「そりゃ男だから、きれいなものを描きたい。人間を描くなら、僕は女性を描きたい」みたいな事を、堂々といったのと、まったく同じ理由である。
(今こんなこと、言って大丈夫か? いや、大丈夫なのだろう。きっと。もうだいぶ前だしな。)
一方、この手のAIで自動生成+加工された、おそらく3Dリアル系美少女顔が誰でも目にしてしまうゾーニングしようがない民間CM、たとえばあまりに知名度のある、ファストフードのCMなどにまで、平気で出てくると、少なからずの人が「気持ち悪い」と感じるという事だろう。
その気持ち悪さの原因は、やはり、この場合「は」、いや、この場合「も」、例によって例のごとく、特定男性達の、架空女性への隠された性的指向の可視化であり、それが意図していなくても勝手に、もともとのモデルの需要から滲みでるからだろうと、自分なんかは思っている。
AIイメージ作者の意図(ちなみに女性らしいです)なんて、あまり関係ないんだよね。AIによって選ばれてるだけだからね。いや、作者もつまるところ、出力されたものから当然、自分の理想を選んでるんだけど。元がマージされたとしても、どこから選ばれているかまでは、わからないから。
(私は、もちろんこのCMを見て、何の興奮もしないんだけど。やはり、きもっ、なんですよ)
ちゃんと正しく、私の言いたいことは、伝わっているだろうか?
ようするに、量産型架空AI美少女も、使いどころ、アップする場所は、それが求められているところに、なるべく限定すべきだし、しっかり媒体を選んだほうがいいんじゃないかというのが、あくまで私の勝手な考えだ。
もちろん、あくまで私はそう思うってだけだが、広告で使うなら、考えないと、きもっが広がる。それは長期的にはAI美少女画像クリエイターにとっても、そしてこの手の顔が好きな顧客側にとっても、なにもいいことはないと思う。一般からの反感しか多分買わないのである。
ところで、上記はAIが勉強した素材、作品の著作権問題への意見は何も含まれていない。あえていうなら、AIがどうしても強調してしまう、時代における、特定地域での性志向と密接にかかわるルッキズムの、おそらく理想的なモデル、平均値が可視化されて量産され、出荷されてしまう事への違和感だろう。
どのアニメ見ても同じような顔ばかりじゃねーか? どのラノベ見ても、同じような設定ばかりじゃねーか? という均一性が、より強められ、かつ特定ジェンダー、特定年齢層(見た目)に偏ることでの、漠然とした、特定集団の性欲に基づく気持ち悪さだと、私は強く感じている。
(あえて、言い切った、、、)