ブレーキが壊れていた車と、渋滞が起こるのに放置されていた踏切で、つい飛び出してしまった人を、飲酒運転で跳ねたのに逃げたタクシー運転手

つまるところ、誰か一人だけが悪いなんてことは絶対にない。いろんな原因が重なり合い、ほとんどの不幸な事件やトラブルは発生してしまう

そんな時に社会全体のために、なぜその事件が起こったか責任の所在と、それを防ぐ手立てを考えるなら、(だからこそ、おそらく史上最長の、あらゆる記者が参加できる、メディアによる自社が関わるトラブルについての記者会見が開かれたのだろうから)事件そのものについて被害者のプライバシーなんて、もはや言い訳だろう。もちろん、聞く必要がないことは当然あるが。

フジが言う、トラブルを知ってからの中居氏への対応も含めて、(番組を降板させる時期)被害者を守るため、被害者中心で考え、トラウマを引き起こさないよう判断したとか、未だに被害者のプライバシーのためと事件の詳細を明らかにしないなんてのは、完全な言い訳であり、それこそ責任逃がれであり、何かへの忖度であり、全国放送で記者会見したのなら、もはや社会に向けて、事件に密接に関わる、現時点で彼らが知りえたこと全てを、正確に説明する義務がある。

おまえらのやってるのは、黒塗りの情報公開そのものだろう。

たとえ被害者がそれを積極的に望まないにしてもそのためにフジ関係者が真実を話せないというのは、それこそスポンサー、視聴者、その場に呼ばれた記者たちへの裏切りでしか無い。そんなにプライバシーを守りたければ、そもそも何も認めるべきじゃない、つまり記者会見など必要なかったのだ。被害者のため何も語りませんと全否定してりゃ良かったのだ。

社長、会長が辞任するまでになった(お前らが自分たちで判断したんだろう?)不祥事について、そこに呼ばれた記者は、全員で真実を追求する使命があるのに、「被害女性のプライバシーが」と言って、曖昧な追求で終わらせてしまった、どこかの記者は、小学校のホームルームで挙手して発言してる、校内新聞記者と間違えてるのじゃないのか?それに拍手していたのは、きっとみな、脳内は小学生だろうな。

多分今の若手記者たちの無能さ、迫力の無さ、幼稚さ、記者としてのレベルは、民主主義国家のあらゆるメディアに所属する記者の中でも、下から数えたほうが間違いなく早いぞ。たぶん底辺に近いぞ。記者会見と、接待インタビューを間違ってないか?