ネットで選挙のあり方を変えれるはず
今後遊説主体の選挙運動は常にテロの危険にさらされる可能性があると思う。
一方で、事実そのような危険があると明確になっているのに、あえて今後も政治家が遊説を続けることが、本当に民主主義を守ることにつながるのかは、正直疑問だ。
暴力に屈するとか屈しないとかいう問題ではない。事実として存在する危険に対処するなら、危険性が少ない方法を選ぶのは当然だろう。
このような遊説中の政治家への襲撃以前から、ずっと感じていたのだが、これだけネットが整備された今、なぜ候補者が今もなお遊説をする必要があるのだろうか? そして候補者の遊説に他の政治家や著名人がついて回る必要があるのだろうか?
遊説なんかせずとも、それぞれの候補者が演説を録画して放送してくれたほうがよくわかるし、著名人の応援演説も可能だ。何よりもその選挙に全ての立候補者が参加する討論会を、複数回開催したほうが、ずっと個々の立候補者の考え方も伝わる。私は遊説なんかしてくれずとも、しっかり動画やネットで自分の施策目標を述べて、活動や考えを発信してくれたほうが、その議員なり立候補者なりに票を入れやすい。
むしろ、今までのドブ板的な選挙のやり方を変えるチャンスではないか?
あえていうなら、国政選挙での遊説を禁止したほうが、選挙にかかるお金も減り、より多くの候補者が立候補できる可能性も増える。
この時代で、何のために遊説が必要なのか? 普段地元にいるわけでもないのに、選挙期間中は地元を周り直接顔を見て近くで触れ合うことで親近感を感じてもらい、票に結びつけたい、それだけだろう。だが、それが本当に国会議員の資質に結びつくのだろうか?
国政選挙では討論会の複数開催と個々の立候補者の選挙演説の動画配信化こそ、国と各自治体がやるべき施策ではないだろうか。ぜひとも、一度も遊説しないで、動画のみで演説し、討論会のみに参加して当選する新人議員が今後は出てきて欲しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?