【モノマネ芸人】じゃない【コント師】のラパルフェを観たくて、単独(のような)ライブを"主催代行"してもらったオタクの話
先月9月30日20時。
「ラパルフェ新ネタライブ『リレンザ』」がしもきたドーンにて開催されました。
実はこのライブは、ライブマンさんの【主催代行サービス】を利用して私が開催したものでした。
この記事では、”なぜ”私が主催代行サービスでライブを開いたか、そして”どうやって”そのサービスを利用しライブを開いたかについて書こうと思います。
(※オタクの激重感情自分語りも含んでいるので、主催代行のやり方にだけ興味があるかたは、目次の【How?編】から下のみ是非ご覧になってください!長いので!)
(※めっちゃ長いので、急いでいる方も目次から興味のあるものだけ見るのをおすすめします)
【Why?編】
面倒くさいオタクが「最後のワガママ」と覚悟した経緯
これを説明するために、そもそもなぜラパルフェにハマったのかを遡って書かないといけません。
出会ったときは「コント師」で、リレンザだった
ここ最近、「二億四千万のものまねメドレー」で話題になったり、オールスター感謝祭に出たり、水曜どうでしょうのモノマネが話題になったりと活躍が目覚ましいラパルフェ。特に都留さん。
彼らと言えば「モノマネ」のイメージが強いと思います。
でも、私が一番最初にラパルフェを見たのは、ワタナベエンタの事務所ライブでまだ養成所生としてコントをやっていた姿でした。まだラパルフェではなく「リレンザ」として活動していた頃です。ブリリアンがネタをするのを見に行った時に見たのです。
その当時の私の日記には、「リレンザが面白かった」と書いてありました。養成所生の時から、なんならそのライブのレギュラーの人たちよりも面白いと思うようなクオリティのネタをやっていたのです。
再会と、沼への入り口
月日が経ち、ハナコや新作のハーモニカなどワタナベの芸人さんの沼にずぶずぶとハマっていっていたのですが、2019年の7月ごろ、ウッディのモノマネのおかげで大バズりしているのを見かけて「あ、あの時の!」と彼らの存在を思い出したのです。
そしてさらに数カ月後、ハロウィンディズニーでウッディの姿でいろんな人に写真を撮られている様子がSNSに上がっていてるのを見ました。
そんな中、
このツイートを見て仰天しました。
「相方のために300組以上も撮影を手伝っていたのか」と。
そしてその後、二人を見ていてふと思ったのです。
『このあふれる才能……素の時の人柄の良さ……尊敬とイジリが絶妙なバランス……推せる……!!』
と、妙に自分の「燃え」(not誤字)のツボに入ってしまいました…笑
そしてそれから過去の動画やらツイートやらを見漁るわけですが、なんとラパルフェはブルゾンちえみさんの単独の時にも関わっていたし、ハナコの「お見送り」のネタの黒子だったりで、知らないうちにお二人を見ていたことがわかり、余計に”運命”を感じてしまいました。
その後すっかり”沼”に入り込んでしまい、自然と『ラパルフェを見にライブに行きたい…!』と思うようになりました。
初めての『取り置き』、10年ぶりの出待ち
2019年11月、"例の流行病"の禍に入る数ヶ月前。
私は初めて『取り置き』をして、ラパルフェの出るライブ「THE コント」に行きました。
ここで合ってる?と心配になるような地下の小さな劇場まで。
そこで確信しました。
『なんてこの人たちのコントは素晴らしいんだ…!!』と。
演技力、表現力、個性的なキャラクタ、どれも素晴らしかったのです。
十年近く前にマヂラブを追っていたとき以来、何年かぶりに出待ちと差し入れもしました。
お二人の話す雰囲気はとても穏やかで人当たりがよく、緊張していた私も安心して話せたのを今でも覚えています。
差し入れも大したことないものだったのに、とても喜んでいただけたのが嬉しかったことも覚えています。
それから色んなライブに行きました。たくさんコントを見ました。例の禍に入る前までは出待ちもよくしていて、色んな事を話しました。
そのたび「目の前にいる二人は、AIではなく自分と同じ人間で、同じ空間に生きている。失敗もするし、好きなものも嫌いなものもあるし、誰かやライブの体制に不満を持つこともある」ということが実感できたのが本当に嬉しかったです。
日常生活で悩むことも多かったり辛いこともありましたが、ラパルフェのお二人がいてくれたからこそ、「ライブのために明日も頑張って働こう」「健康や見た目に気をつけよう」と、いろんなことを前向きにこなすことができました。
「モノマネ芸人」と言われはじめる推しと、諦められないオタク
そのうち、都留さんのモノマネが世間に評価され始め、ついには阿部寛さんや大泉洋さんやヒャダインさんなど本人たちに公認をもらったり、地上波の番組で何度も爪痕を残したりと、すっかり『モノマネ芸人』としての地位を確立していきました。
それによりテレビなどの仕事でライブの休みが増えたり、更に追い撃ちをかけるようにM-1での『反則』漫才が”お笑い好き”のあいだで評価され、ライブでもキャラ漫才をやることが増えました。
一方尾身さんはご結婚なさったり、さらにお子様も産まれたりして、幸せで仕方ない様子でした。育児に積極的であるからこそ、ご家庭の都合のためにライブを休むことも増えました。
それぞれどんどん仕事が増えたり、幸せな生活を送っていることは喜ばしいことです。世の中の人に知られ認められていくのもすごく嬉しいです。勝手に誇らしい気持ちになります。
でも私は、正直に言うと一方でずっと心の隅では思っていました。
『もっとラパルフェのコントが見たいな』と。
思い出したり沼ったきっかけこそモノマネでしたが、やっぱり私が惚れていたのは、「コント師」であるラパルフェだったのです。
「推しの姿が見られるだけで良い」とは思いつつも、一方、出囃子が流れてセンターマイクが舞台上に運ばれるたびに「そっか」と少し残念に思う自分も心の隅にはいました。推しがすることに不満を持つなんて本当に申し訳ないとは思いますし、二人は”世間に求められていることをした”だけなので仕方ないのですが…。
例えば都留さんが完全に"モノマネ芸人として生きていく"ことを決めていて、漫才やピン芸だけをやることにしていたのなら、そんなことは思わなかったでしょう。とっくに諦めて違う人を応援していたかもしれません。ワタナベには他にも素敵な芸人さんがたくさんいますし。
でも、都留さんに『コントがやりたい』『本来はコント師なんだ』という気持ちがあることが感じられる言動を時々目にすることがありましたし、また色んな芸人さんからネタを褒められていたりして、その度に少し救われた気持ちになりましたし、やっぱり「コント師」のラパルフェを諦められないな、と思っていたのでした。
悪夢を見た後の、最後の大きなワガママ
そんな最中。2022年7月7日。
ラパルフェがKOC1回戦に挑むはずだった日に、出場者一覧にラパルフェの名前はありませんでした。
都留さんが例の"流行病"に倒れてしまったのです。
私にとって、今までの半生で一番最悪の気分になった七夕でした。
その後1回戦の振り替えには奇跡的に間に合ったものの、2回戦では尾身さんが今度は流行病にやられ、映像審査となったものの、敗退となりました。
私の中では『M-1の予選が始まる時期になったらラパルフェは漫才モードになる、そうなる前に今のKOCシーズンでコントをたくさん見られたら良いな』という思いがあったのです。
2回戦でかける予定だったネタも面白かったんです。だからそれを磨く過程も楽しみにしてたのに。
それが、一番やるせない、半端な終わり方をしてしまった。しかも本人は何も悪くない、誰のせいにも出来無い状況で。
ちょうどそのタイミングで、私の手元に再就職手当がかなりの額貰えることになりました。6月に転職をしていたのです。
以前ライブマンさんの主催代行サービスのモニターに参加したことがあった私は、脳裏にすぐ、
『ラパルフェのライブを開きたい』
とよぎったのでした。
M-1シーズンが本格的に始まる前に、ラパルフェのコントをたくさん見ておきたい。そう思ったのです。
そしてそれと同時に、準備を進めていく中でもう一つ、
『これをラパルフェのオタクとして最初で最後の大きなワガママにしたい』
という理由もできたのです。
私は本当に"愛が重い"オタクで、推しのことはなんでも知りたいし、細かいことが気になるし、ついついやる事に口を出してしまうし、自分の生活よりも推しのことを考えてしまう人間です。
でも、だからこそ推しにとって負担になっているんだろうなと常に罪悪感を抱えていました。若くて可愛いならまだしも、もうそろそろおばさんだし見た目も可愛くないので余計に…。
そして準備を進めている最中。夏の終わりごろから体調やメンタルのバランスが崩れることが増えてきました。仕事を休んでしまうことも増えてしまいました。それにより稼ぎも少なくなってきたので、今までよりオタク活動に力を入れられない、覚悟しないといけないな、と感じたのです。
(そして今月仕事を辞めることになりました。おそらくしばらくは、決してライブを見るのを全てやめるというわけではありませんが、今までよりは追えなくなると思われるのです。)
なので、これはありがた迷惑かもしれませんが、私からの今までとこれからの迷惑料や慰謝料のような感覚で開いたところもありました。
けっこうギャラは良い仕事ですし、それに本当の単独を開くための練習のライブを、本人達でなく私持ちで開催すれば本当の単独も気軽にできるのでは。糧になるのでは。と思ったのです。
ギャランティが発生するので『仕事』ではあります。でも、これは私のワガママだったのです。
夢が叶って、また夢ができた
ライブマンさんや(間接的に)ラパルフェのお二人との、相談や意見交換や打ち合わせを経て、9月30日に無事にライブは開催されました。
結果は大成功でした。会場にはお客さんがたくさんいましたし、ご本人にもお客さんにも喜んでいただけてました。
もちろん私も大満足で、6本もラパルフェのコントを浴びるように観られたことが、本当に、本当に幸せでした…。
主催代行を頼んで良かった。このライブを開催して良かった。と心から思いました。
今回は事情があって『新ネタライブ』だったのですが(理由はHow編にて)、ラパルフェのお二人とも後日、『いつか単独もやります』と私に仰ってくださいました。
もし今後あまり会場に行くことや熱心に追うことが難しくなっても、ラパルフェの単独ライブだけは絶対に行こうと思っています。
これから先、本格的なM-1シーズンに入りますが、もう私は『もっとコントやってほしいな』と自分勝手にイジケたりはしないと思います。
コント師であるラパルフェはやはり天才だ、と再確認しましたし、そしてそんな二人に必ずまた会えると約束してもらえた、そう思っているのです。
そもそも漫才をやっている姿も、モノマネをやっている姿も、コントをしている姿も、すべてが「ラパルフェ」の一部。
当たり前のことだけど、ようやく自分に言い訳をせず素直にそれを認められた。そんな気がしています。
……えー、本来はこんな激重感情じゃなくて、もっと気軽に
「私の好きなひとばっかり集めて楽しいライブやりたい♡」
「推しがたくさんネタやってるとこ見たーい!」
くらいの気持ちでやっていいサービスだと思います笑
なのであくまで、こういう思いでやった人間がいたぞ、ってことと、ライブマンさんのサービスはすごいぞ!ってことと、ラパルフェというコンビはこれだけ愛を注ぎたくなるほどにすばらしいコンビだ!ということが、皆さんに伝わればいいな、と思います。
あと保険かけとくんですが、もう追えないかも!と言ってますが、早期に再就職できて元気になれればまた普通に復活する可能性もあります…笑
そうなれるよう、がんばります。
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さて! 激重オタクの身の上話はこのくらいにしておいて、『主催代行ライブって何よ!?どうやってやったの!?どこまで出来るの!?』って話をしようと思います。
長々と失礼しました。
【How? 編】
まずは気軽に相談から
まずはライブマンさんのHPに行くと、どんなふうにライブを開くのかの流れはある程度把握できます。
そこに問い合わせフォームがあり、『こんなライブ開きたいんですが…!』ということや、プランについてなどを相談できます。もちろん相談だけなら無料です。
電話などは不要で、基本的に相談はメールだけでやりとりできます。(もし開催することが決まって話が進んでいくと一回はZoomなどでの映像会議はありますが、顔出し無し音声のみで大丈夫です)
対応してくださる方は女性の方ですし、しかもお笑いライブに関してかなり造詣のある方です。私のようなオタクの文面でもちゃんと意図を汲んでくださるし、丁寧に対応して下さいますので、ぜひ安心して問い合わせてみて下さい。
ちなみに私は一度本格的なサービス開始前にモニターとして参加していたこともあるのである程度の流れは把握していたのですが、今回は急いでしまったこともあり、『単独のような』ライブを、ということしか決めてませんでした…汗
(それでもちゃんと形になったので、本当に感謝しかありません……)
ぶっちゃけいくらかかるの?
ぶっちゃけ、安くはないです。
基本的な料金プランの目安は公式HPをご参照ください。オリジナルプランで10万円〜、枠貸しプランだと8万円〜です。
https://www.livemanmost.com/s-projects-side-by-side
私の場合はいぶき100回分くらいかかりました。(ライブマンのサービスをケープロで例えるな)
そんな大金出すのは厳しいな…という方もいらっしゃると思いますが、何人かで共同出資するという手もあります。
(例えば5組出演するライブを開催するとして、それぞれの組のファンが1人ずつ集まって5人でワリカンしたらかなり安くなるはずです。)
追加オプションなど、細かいところは柔軟に対応してくださいます。
考えてみてください、
「絶対に最前列(もしくは好きな席)が確保されていて、推しが自分の大好きな曲を出囃子にして出てきてくれて、推しが絶対に自分の好きなネタや好きなゲーム企画をやってくれるライブ」を観られるんですよ?
しかもちょっと追加料金を払えば記録映像ももらえます。つまり神ライブを何度もいつまでも見返し放題なわけです。
そう考えたら安くないですか? (※個人の感想です)
私は運よく再就職手当としてまとまったお金をもらったタイミングだったので、それを元手にして開催することにしました。
(流石に振り込むときは手が震えそうになりました。)
『単独』はNG、ワンマンライブはOKのワタナベ
まずライブマンさんに相談したのは、
「ラパルフェの”模擬”単独とか”プレ”単独的なライブを開きたい」ということでした。
しかしながらライブマンさんがラパルフェの所属しているワタナベエンタに相談したところ、「『単独』というワードを使うのはNG」ということになったのです。
「ワタナベの所属の芸人は簡単に『単独ライブ』を開けない」というのをどこかで風の噂で聞いたことはあったのですがどうやら本当の単独ではなく「模擬」でもダメなようでした。
そこで過去にぎょねこがライブマン主催のライブで「ワンマンライブ」を開いたことはあったので、じゃあそういう感じにしよう!と思ったのですが、
それを提案するより前に「新ネタライブ」にしましょうと(ライブマンさん経由で)都留さんから話があったのです。
「あんなに多忙なのだから有りネタ含めたライブでもいいのに…!!」と一瞬それを断ろうか悩んだのですが、でもせっかく自らそう言ってくださっているなら…!とそれで行くことにしました。
それで本当に6本も新ネタを作ってしまうんだから、都留さんって天才なんですよね。
ちなみに「リレンザ」というライブ名は、作家である山田ボールペンさんからの提案です。俺スナさんも褒めてましたが、センスありますよね…。
一人でも多くの人に観てほしいから金曜20時
開催時期と、曜日や時間はこちらから要望を出すことができます。
私の場合は、そんなにすぐだと準備もできないですし、かといってあまり遅い時期過ぎるとМ-1シーズンと被るので、9月くらいと指定しました。
そして曜日と時間は、もしかすると遠方から来られる方や、仕事帰りにライブに寄る方もいるかと思ったので、「週末で20時開演」と指定させていただきました。その結果、9月30日に決定しました。
チケットの価格も指定できたのですが、なるべく「ちょっと行ってみようかな~」的にふらっと行けるような価格にしようと思い、1500円とさせていただきました。
フライヤーは尾身さんの好きなあのアニメ映画
ライブマンさんに主催代行を頼むうえで一番の楽しみといっても過言ではないのが、長良鮎武さん(またはmosさんとも呼ばれています)によるフライヤー制作サービスです。一応追加オプションです。
色んなアニメや漫画のパロディを得意としてまして、オリジナルのものも定評があります。
↑こちらはモニター参加として開催したときのフライヤーです。
絵柄の指定は「マンガ風に」というのみであとはmosさんのオリジナルです。
今回のフライヤーは、ラパルフェの出囃子がSuperflyの「覚醒」という曲でそれが映画「プロメア」の曲であることから、それならそれを活かして「プロメア」風のフライヤーにしてもらおうと思い依頼しました。
ちなみに尾身さんがプロメアが好きなので出囃子にしているそうです。(実は都留さんは観たことないとか)
ここに描かれている人々は、ラパルフェが過去にやったコントのキャラクターたちです。せっかくならコントを全面に押し出そうと思いまして。
「居酒屋」「いちご狩り」「引っ越し」「パティシエ」「サバイバルゲーム」「雨宿り(正式名知らないので仮タイトル)」「万引き」「ボディビル」、そして大学時代に尾身さんがやってたカマキリ?のキャラです。
作ったかいがあって、色んな方から好評でした。ラパルフェについてそこまで詳しくない方まで、「プロメアだ!」と反応をいただけていました。
本当に長良さんの再現力、技術力は素晴らしいです…!
唯一のリクエストは『感動できるネタ』
「ネタについてのリクエストはありますか?」ということもライブマンさんに聞いてもらえました。
例えば有りネタをやるライブの場合だったら「○○のネタが見たいです」と指定するところなのですが、今回は新ネタライブなので、これからネタを書く都留さんにもはや直接リクエストをするような形になるわけです。
今回本当は「単独ライブっぽいライブ」を開きたかったということもあって、芸人さんの単独ライブでたまにある『感動できるネタ』を見てみたいです、とリクエストしました。
それが今回のライブの最後にやっていた『お笑いサークル』のネタになりました。私のリクエスト通りに、「エモさ」が詰め込まれていて、見ていてじわっと涙が出てきました。決してベタではなく、ラパルフェらしい良いネタでした…。
ギリギリまで悩んだ曲選びとオープニング演出
この主催代行サービスの大きな楽しみのひとつが、「客入れ」(開場から開演時間まで会場で流れる曲)やオープニングやエンディング、出囃子(転換曲)を自分の好きな曲にできるというものです。
私の場合は、単独っぽいものにしたいということと、転換曲はネタの雰囲気に合わないものだと良くないので曲選びは都留さんのほうに任せることにしました。
「客入れ」は、以下のようなセレクトにしました。「アッパーな曲よりは落ち着いた曲のほうが良い」と思い選びました。
Android民なのでiTunesとかは使えないのでYoutube Musicで作ったプレイリストなんですがそれでも良ければどうぞ↓
「おいしい関係」
パスピエが好きで、いつか何かしらの曲を使いたいと思っていたのと、この曲が「だって」で始まるところもちょっとラパルフェお二人っぽいかなと。
甘さ控えめな二人の関係、というところもそれっぽい。
「115万キロのフィルム」
イタいのを覚悟で書きますが、これは私の中での尾身さんのイメージソングです。
「フィルム」というワードはもちろん、歌詞が尾身さんにぴったりなんですよね。いつか結婚式やるときに流してほしい曲ナンバーワン。
「1/6の夢旅人」
本編でモノマネがないぶん客入れで要素をいれよう曲その①。
これは水曜どうでしょうで使われていた曲なので、水どうモノマネが好きな人に向けての選曲です。あと単純にいい曲なので。
「白日」
本編でモノマネがないぶん客入れで要素をいれよう曲その②。
これはセレクト理由がマニアックなのでおそらく会場で気づいた人はほとんどいなかったのではと思うのですが、Youtubeで都留さんが阿部さんのモノマネをしながら替え歌を歌っていた動画からとってます。
阿部さん要素としてドラゴン桜のテーマとか、ほかにも歌ってる「香水」も入れようかと一瞬迷ったのですがさすがに”ネタ”が過ぎるので、ギリギリ”自然な”曲としてこれだけ入れました。
ちなみにその動画はこれです↓
「私とワルツを」※実際にはここからは会場では流れませんでした
本編でモノマネがないぶん客入れで要素をいれよう曲その③。
言わずもがな「TRICK」の主題歌なのですが、「月光」ではなくこちらにしたのは、「月光」は流れ出すとどうしても脳裏にあばれるさんがよぎってしまいそうだったからです……笑
「僕らはひとつ」※客出し曲として使用
本編でモノマネがないぶん客入れで要素をいれよう曲その④。
ライブのエンディングとしては都留さんセレクトの曲(ビートルズ「All you need is love」)だったのですが、ライブが終了したあとで会場でこっそり流していたのがこれでした。ほぼ自己満足です笑
おそらくちゃんと聞いていた方はあまりいなかったと思うのですが、本当にトイストーリーが好きな方だったらもしかするとイントロだけでピンときたかもしれません。
これは余談なのですが、歌詞の日本語訳を見ていると、これをラパルフェに重ねるとなんだかとてもエモい曲に思えるんですよね…。
他にもたくさん使いたい曲があったのですが、なんせ会場から開演までが15分だったので詰め込み切れませんでした…笑
転換曲のほうは完全に都留さんのセレクトでした。最近作業用のBGMとしてよくビートルズを聴いていることから全曲ビートルズでまとめたようです。おしゃれですよね。
プレイリストをもらったわけではないので記録映像から推測を…と思ったのですが、お恥ずかしながら知識が足らず……。
もしライブに行った方でプレイリストが気になるかたは都留さんに直接聞いてみてください…笑
オープニング曲は、ラパルフェの普段の出囃子である「プロメア」を使うことは決めていました。
しかし客入れとそのオープニング曲を指定したのが前日ぐらいだったという……(ライブマンさんその節は申し訳ありませんでした…!汗)
オープニングの演出については、
とメール内で説明しました。
「いやデレレレンで通じるかぁ!」とツッコミが飛んできそうですが、これがビックリ、ちゃんと通じてました。さすがライブマンさん…!
この注文どおりに、オープニング演出は行われました。デレレレンのところでフライヤーにも使用されていた「リレンザ」のロゴがバァンとスクリーンに表示されたときにはマジで鳥肌が立ちました。
幕間にじゃんけん大会となぞなぞ大会が開かれるライブ
今回のライブを開く際にかなり参考にさせていただいたのが、金の国さんが以前に開いていた新ネタライブです。
幕間に何か映像などを用意するわけではなく、間をつなぐゲストMCを呼んで進行するという形式でした。その金の国のライブでは急遽出られなくなったジグロポッカの代役として都留さんとセンチネルの大誠さんが呼ばれていました。
そこからヒントを得て、今回リレンザではゲストMCにラパルフェと仲の良い芸人さんとしてジグロポッカの山本さんと金の国の渡部さんをお呼びし、間をつないでもらうことにしました。
トークテーマは特に決めず自由に、ネタの感想やラパルフェについてのエピソードなど話していただければ、と一応ライブマンさん経由で伝えてありました。
そして当日。私のワガママで山本さんには開演前の諸注意のアナウンスもして頂きました。山本さんはいつもお客さんへのアナウンスが丁寧なのと、来てるお客さんに聞いてもらいたいので影ナレをお願いしました。とても丁寧で聴きやすかったです。頼んでよかったと心から思いました。
転換の間お二人が話すのですが、リレンザの前に渡部さんが新潟にお仕事で行ったことからまさかの展開になりました。
渡部さんがお土産として「笹団子」を持ってきたのですが、5個あるその笹団子をひとつずつお客さんにプレゼントすることになったのです笑
そこでネタの合間に感想やエピソードも挟みつつ、客席にアンケートをとって一人だけ該当だった方にあげたり、じゃんけん大会をしたり(危うく私が最後の二人になって焦りました)、山本さんが急遽用意してきたなぞなぞを早く解けた方にあげたりしていました。
(皆さんノってくれるかなぁ…)と最初ちょっと不安でしたが、思った以上に皆さん盛り上がっていて(流石だ…!)と渡部さんと山本さんの実力に改めて感服しました。
『やっぱり、ラパルフェのオタク辞められないや』
ものすごい多忙だったというのに、都留さんは半月くらいで6本もネタを仕上げて、しかもそれがどれも面白かったのだから、すごいというかもはや恐ろしかったです。しかもけっこうギリギリに仕上げたと思われるのに、それを覚えられてしまう尾身さんも恐ろしかったです…笑
私が想像していたより、あまりにも最高なライブでした。
基本的にはネタ中の写真は撮影NG(トーク中はOK)といった形だったのですが、ライブマンさんがなんとご厚意でネタ中の写真を撮ってくださり、それはこちらが自由に使っていいとのことだったので、皆さんにもネタバレにならない程度に一部お裾分けします。(エンディングなども含みます)
『単独ライブとか開こうか!』というセリフが最後のネタの最後に出てきて、たまたまかな、とは思いつつ「これがいつかラパルフェが”本当の”単独ライブを開くことと重なるのかな」と勝手に解釈してしまいました。本当にそうだったら粋だな、と思います。
Why編でも書いたのですが、これからしばらくはライブなどに積極的にはいけないかもしれないですし、正直オタクやることもやめたほうがいいのかな…と、うじうじ悩むこともありました。
でもやはり、こんな才能あふれる姿を間近で見られて、私とライブマンさんとラパルフェのお二人とで意見を交わしライブを作り上げる経験をしたことで、心にずっしりと重く、それでいて心地よい錘がついたような感覚がありました。「この方々がもっと進化していく様を見守りたい」という、確固たる思いです。
"本当の"単独を開くまで。
モノマネじゃないコントがテレビでできる日まで。
ちょっと目障りかもしれないけど、痛いかもしれないけど。申し訳ありません、やっぱり、ラパルフェのオタクはまだ辞められなさそうです。
だってやっぱり好きだから。
こんな素敵なコンビから目を離すの、もったいないです。
まとめ
ワタナベ以外の芸人さんだと単独的なライブが開けるのかどうなのかはわからないのですが、もし「推しのネタをたくさん見たい」そして「推しと共にライブを作りたい」という方には、この主催代行サービスは本当にお勧めです。やらない後悔よりもやった後悔!(そもそもやって後悔することも少ないと思います。)
ある程度の資金が貯まったら、自分へのご褒美、そして推しへのご褒美として選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。(ぶっちゃけ、出演者へのギャラは一般的な若手のライブよりかなり良くできます。そこも相談できます)
もちろん出来ないこともありますが、できることのほうが圧倒的に多いです。ここに書き忘れたものもあるかもしれませんが、「えっ、そこまで出来るんですか!?」という体験ができると思います。あまりハードルを上げすぎるのも良くないとは思いますが…笑
よほどの無茶でない限り、また芸人さんご本人や事務所からNGが出ない限り、自由にいろいろ相談できます。
それからキャスティングできる芸人さんの範囲にも限界はありますが、普段ライブマンのライブに出てない方でもある程度なら呼べますよ。(モニターの時は当時ライブマン主催には出てなかったチュランペットを呼んだりしました。)
めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方(そして途中読み飛ばした方も)、本当にありがとうございました。
自分語りが過ぎるかなあとは思いますが、それだけ思いを込めて開催した、ということを伝えたかったのです。
改めて言いますが、もちろんもっとライトな気持ちでこのサービスを使ってもいいんです笑 皆さんはそういうところはあまり参考にせず、「とにかくライブマンはすごい!!」ということだけどうか覚えていただければ幸いです。
【追記】
ちなみにライブの主催であることは開催まで周りには秘密ということになっているので、ラパルフェのお二人には主催が私であることは開催後に伝えたのですが、その前にとっくに気づいていたそうです。
こんなことするようなラパルフェのオタク、私しかいませんものね。そりゃあそうです。
気づかないふりをしてくれていましたが、撮った写真を見返したら尾身さんは目線でちゃんと感謝を伝えてくださっていたようです。
優しい方です、本当に。ありがとうございました。