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文章は書き手そのもの。

文章には書き手の人柄があらわれる。
もちろん一人ひとり違いはある。大まかに言うと、若い女性が書く文章は可愛らしくてテンションも高め。わたしの脳内にパステルカラーのかわいい世界が広がっていく。大人の男性が書く文章は力強くて武骨。漢字が多め。読んでいると仕事している時のピリッとした感覚がよみがえってくる。

わたしには憧れの書き手がいる。「文にあたる」の著者、牟田都子さんだ。ていねいに美しく綴られた文章を読むと日本語の美しさにうっとりする。本が好きで、文章に真正面から誠実に向き合っている感じが伝わってくる。牟田さん自身、ていねいで思慮深く誠実な人なんだろう。

わたしの文章はどうなんだろう。自分のことはよくわからない。40代のおばさんぽい感じになっているのだろうか。それはそれでいい。文章まで若作りしようとは思わない。年齢や経験が滲み出ている文章になっていればいいと思う。

日によってピリッととんがった文章になったり、力のないヨレヨレした文章になったりする。どっちつかずなのも含めて自分だ。どんなテンションの文章でも、読めばわたしだとわかるくらい人柄のあらわれる文章を書けるようになりたい。

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