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海が好きです~海とタコと私の一番古い記憶

海が好きなんですよね。海の近くで暮らしたい、なんてことを思ったりもします。津波というものの脅威を(映像を通じてですが)見てきているので、怖いなとも思いながらも、やっぱり海は好きです。

母方の実家と父方の親戚が千葉の館山に住んでいたので、小さいときから館山の海が身近な海でした。毎年、海水浴してました。館山で海水浴といっても場所はいろいろありますが、館山桟橋の近くの海岸です。

そんなこともあって館山は第二の故郷だと思っているんですけど、実は第一の故郷かもしれない。だって私、館山桟橋の下で拾われた子なんですもんw

この、どこぞで拾われた子、っていうのは言われたことある人もけっこういますよね。わざと汚い名前を子どもに幼名としてつけたりする風習と似ているんだろうなと思います。乳幼児の死亡率が高かった昔に、子が悪い神様に連れて行かれてしまわないにした、ということなんだろうと理解しています。「拾われた子」はそれによって厄を落とすということで。はるか昔には実際にそういう行為(一度捨てたフリをする)をしたのかもしれないけど、さすがに昭和以降の子どもたちは、そう言われただけで実際にはやられていないんでしょうけど。

ところで先日、法事で館山に行ったさいに海岸にも行ってみたら、館山桟橋がえらい立派な桟橋になっていて(館山夕日桟橋という名前で、日本一長い桟橋なんだそう)びっくりしました。昔の館山桟橋はまあ普通の桟橋で、隙間から海が見えてこわかったり、フナムシがいっぱいいたりしたんですけどね。

UFOを見たのも館山だったなあ。ホントだよ。

えーと、タコの話です。凧じゃなくて蛸のほう。

みなさん一番古い自分の記憶って何歳くらいなんでしょう。私の場合、たぶんあれは3歳くらいだろうか。館山の海で、溺れたんですよ。足がつかないような深い海。沈んでいく子どもの私。そこにいたのは巨大なタコ。大人よりもっと大きかった。そして赤かった。そこに父がやってきて溺れずにすんだ。

という記憶。

その話ホントか、と思うじゃないですか。館山は遠浅の海なのでよほど遠くまでいかないと大ダコが生息できるわけないじゃないですか。ちなみに最大のタコはミズダコなんだそうです。サイズ感はこんな感じだったです。

なのでどう考えても夢か妄想なんですが、あれが最古の記憶なんですよね。もしかしたら「溺れそうになって父が助けた」は事実としてあったかもしれないけど(聞いときゃよかったな)、「大ダコ」の記憶はいったいどこからきたのかしら。大ダコは赤かった。

今、住んでいるところは海から直線距離で5kmくらいなのですが、たまに、ものすごく空気が磯臭いことがあります。そんなときは「ああ海だ!」と思って幸せな気持ちになります。

海のにおいがするお香、松栄堂の「Xiang Do マリン」も大好きです。

最後に海で泳いだのもずいぶん昔のことになってしまいました。これから先に海水浴することなんてまたあるかしら。砂にずぶずぶ足が埋もれる感じも懐かしいです。

ではまた。

トップ画像は写真ACより(館山から見える富士)。

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