大野瑞絵

生まれ育ちは牛込。動物のことを考えています。twitterはこちら→ https://twitter.com/shima_risu

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最近の記事

動物との「ふれあい」って大切ですか?

ふれあい施設が増えているけれど 動物とのふれあい施設が増えている印象があります。最近だと東京ドームシティに大型施設ができたようだし、ペットカフェも多いですね。 動物とのふれあいは癒やされます。それは本当だと思います、実際ね。 でもそれは、ふれ「合い」になっている場合に限られるだろうと思うのですよ。施設が「触れ合い」を謳っているかどうかということではなくて、ふれられる動物とふれる人との間に通い合うものがあるのかどうか、だと思うのです。家庭で飼われているペットと飼い主さん

    • お遊戯は男の子としたかった~3cmの向こう岸

      一番古い記憶は「館山の海で溺れたら大ダコがいてお父さんが助けてくれた」なわけですが では本当にあったこととしての最古の記憶はなんだろうか、と考えると、すぐに思い出せるのは幼稚園の頃で。 私は女性の平均身長よりは高いんですが(といっても中2男子の平均身長くらい)、幼稚園のときも大きくて、女子では後ろから2番めくらい。そしてそのクラスは、女子のほうが男子よりも人数が多かったんです。なので男女ペアでやるお遊戯では女子があぶれるわけです。そうなると何が起きるかというと、背の順で並

      • シマリスが教えてくれたこと~たまごボーロの記憶

        ここに、ガラス瓶に入ったたまごボーロがあります。このたまごボーロ、実は26年前のもの。1998年9月12日。うちの初代シマリスりすこが、亡くなる前の日にケージの隅に隠していたたまごボーロです。 腫瘍になり、当時のこととて治療の手立てもなく、口腔内にできた腫瘍だったため(のちに調べて扁平上皮癌だとわかりました)、ものを食べるのも大変で。知識もなければ、小動物用のパウダーフードなどもなく、手に入るものでなんとか命をつないでもらっていた、という状態でした。 そのときに選んだもの

        • 海が好きです~海とタコと私の一番古い記憶

          海が好きなんですよね。海の近くで暮らしたい、なんてことを思ったりもします。津波というものの脅威を(映像を通じてですが)見てきているので、怖いなとも思いながらも、やっぱり海は好きです。 母方の実家と父方の親戚が千葉の館山に住んでいたので、小さいときから館山の海が身近な海でした。毎年、海水浴してました。館山で海水浴といっても場所はいろいろありますが、館山桟橋の近くの海岸です。 そんなこともあって館山は第二の故郷だと思っているんですけど、実は第一の故郷かもしれない。だって私、館

          今年は「アニファ」創刊30周年

          「アニファ」って今年で創刊してから30年経つのか、と気がつきました。1994年(平成6年)に創刊して、2008年(平成20年)に152号をもって休刊したんですね。 私は中の人ではなかった(社員ではなかった)ですが、創刊号を見て営業をして、3号から関わっているので、中の人ではないものの、玄関先の人、くらいの立ち位置ではあったかな。読者から見れば中の人だったんでしょうけども。 「アニファ」っていうのは動物全般を対象としたペット雑誌でした。創刊した頃にはすでに「動物ファミリー」

          今年は「アニファ」創刊30周年

          うさぎ目当てで「いきもの賞玩」後期へ

          「皇居三の丸尚蔵館」で開催中の「いきもの賞玩」、後期の展示を見てきました。 前期も行きまして入手した図録を眺めていたら、前期には展示されていないもののなかにうさぎの姿が。ほかにも見たいものもあったので、行ってきたのでした。 三の丸尚蔵館といえば……の伊藤若冲の動植綵絵、後期は《池辺群虫図》。 ヘビやカエルにたくさんのオタマジャクシ、イモムシ、チョウチョにトンボ、イモリ、ヤモリなどの小さい生き物たちがたくさん! それぞれの生き物たちを主人公にした物語が作れそうです。なかで

          うさぎ目当てで「いきもの賞玩」後期へ

          人の誕生日が覚えられない病

          私は、人の誕生日を覚えるのが苦手だ。 まったく覚えられないわけではない。覚えている人もいる。言われれば「そうだった」と思うんだけど、気がつくと頭から抜けている。 ただ、「覚えている」「覚えていない」の違いは、その人との近さだったり、好きだの嫌いだのといった感情だったり、そういったものとは関係がない。 だって、親の誕生日が曖昧なんだもん。「14日だっけ、17日だっけ」「28日あたりのどこかだよね」といった具合。 「好きな人の誕生日なら覚えてるでしょ?」と思うじゃないです

          人の誕生日が覚えられない病

          8月15日「かわいそうなぞう」のことを考える

          思い出すだけで涙が出てくるお話があります。お話といっても実話がベースになったもの。あんな話、作り話ならよかったのに。 「かわいそうなぞう」というお話。多くの方がご存じだと思います。童話です。 戦争中、動物園では猛獣が逃げ出してはいけないと殺処分されるなか、ゾウたちには毒餌を与えても食べず、注射もできず、餓死させるしかない、となったが、ゾウたちは餌をもらいたくて芸をするが、結局、餓死してしまう。 物語なので創作も加わっているそうですが、ベースは実話。戦時猛獣処分という命令

          8月15日「かわいそうなぞう」のことを考える

          「うさぎの楽園」うさぎ島(大久野島)がもたらす大きな誤解

          夏休みまっさかり、「うさぎ島に行く!」と予定している方たちもけっこういるのだろうと思います。通称うさぎ島こと大久野島は広島県竹原市の、瀬戸内海にある島。うさぎがたくさん暮らしている島として、いまや海外からのお客さんにも人気がある場所となっています。あちこちにかわいいうさぎがたくさんいるんだから、そりゃ人気も出るでしょう。でも……。このうさぎたちってどういううさぎなんでしょう。行くならぜひ知っておいてほしいなと思うんです。 <うさぎ島のうさぎは野生のうさぎなの?> よく「野

          「うさぎの楽園」うさぎ島(大久野島)がもたらす大きな誤解

          「いきもの賞玩」皇室の動物たち

          皇居東御苑にある「皇居三の丸尚蔵館」は皇室がもっているさまざまな美術品などが収蔵、展示されている美術館。現在開催中の「いきもの賞玩」を見てきました。 平安時代の白氏文集から現代の外国からの贈り物までいろいろなものが見られました。小動物たち、かわいかったな。 《白鼠置物》(中川寿雄)は象牙のねずみ(しっぽは別材だそう)。大きさ的には小さいラットといったところ。大黒天のお使いですね。縁起がいいです。 《兎》(杉田禾堂、工芸成形社)は白銅の鋳造。毛づくろいをしているうさぎ、ま

          「いきもの賞玩」皇室の動物たち

          どこに行っちゃったんだろう私の新大久保

          ラテ欄を眺めてたら、今夜のアド街(テレビ東京「出没!アド街ック天国」)は新大久保特集なんだと書いてあった。 新大久保か。私の知ってる新大久保はどこに行ってしまったんだろうな、と思ったりする。時代の流れだし、別に今の新大久保を否定したいわけでもない。 通っていた中学から一番近い駅が新大久保だったこともあって(区立中学なのでクラスメイトが住んでいるのもたいていは中学からそんなに遠いところではない)、20代前半の頃には中学時代の友達や地元の友達と会うのが新大久保だったことがよく

          どこに行っちゃったんだろう私の新大久保

          思い出のメロンジュース

          このあいだラジオを聴いてたらバナナジュースの話が出ていて、なつかしいジュースのことを考えました。 今じゃ信じられないですが伊勢丹新宿は昔は庶民的なデパートだったんです。新宿東口には三越と伊勢丹があり、どちらかというと、裕福なご家庭は三越百貨店に、庶民は伊勢丹デパートに行っていた、という印象があります(違うおうちがあったらごめんなさいね)。うちはもちろん伊勢丹でしたよ。庶民ですから。 親が買い物をしている間は6階おもちゃ売り場に放牧されていたり、マネキンの足元に座り込んで待

          思い出のメロンジュース

          エスカレーターとエレベーター解決したりしなかったり

          エスカレーターやエレベーターってありがたいですよね。駅で階段とエスカレーターがあったら確実にエスカレーターを選んでしまう。そうしてせっかくの運動の機会を逃してしまいます。 日本ではエスカレーターは1914年(大正3年)に初めて登場したんだそうです。1914年は、あのゴジラ音楽の伊福部昭さんやブギウギの笠置シヅ子さんが生まれた年です(ウィキペディアより)。そして電動式エレベーターは日本では1890年(明治23年)が初登場だそう。 ところで、「階段が動いているほう」がエスカレ

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          お寿司が食べられなくて残念だった話

          お寿司屋さんに行きました。夢の中で。 回転寿司ではないんだけど、各自テーブルで注文するようになっているリーズナブルそうなお店。ちょっと待ってから入ったような気がする。隣の席にはカップルが座ってた。 お茶はセルフで、別にお茶用のカウンターがあってそこでお茶を用意するの。ただそこは夢の中なのでわけがわからないことに、湯呑みじゃなくてお皿みたいなものでお茶を飲むようになっていた。 テーブルに戻って注文をするんだけど、今よくある自分のスマホで注文をするというタイプ。QRコードを

          お寿司が食べられなくて残念だった話

          うさぎにも会えた「犬派?猫派?」展

          28日、山種美術館で開催中の「【特別展】犬派?猫派?―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―」に行ってきました。7月7日までです。 この日は雨降りだった正直どうしたものかと思ったのだけれど、日付指定の前売りチケットを購入してしまったし(それも図録セット)、この日に行かないと行ける日がもうなさそうな感じだったので、「がんばれ自分。かわいこちゃんたちが待っている!」と自分を励ましながら行ってきました。そしてもちろん、行ってよかったのでした。 平日の雨降り、という状況なが

          うさぎにも会えた「犬派?猫派?」展

          「最後の晩餐で食べたいもの」は

          よく「最後の晩餐で食べたいものはなんですか」みたいな質問があるじゃないですか。 どういう状況でその「最後の晩餐」がやってくるのか知らないけど、なんか食欲なさそうな感じしますけどね。あと求めたところで食べられるのか、というのもありますが。神様ならなんでもかなえてくれるのかもしれません。 たぶん、高級な何か(銀座久兵衛のお寿司とか)か、思い出のなにか(おふくろの味的な)が多いのかもしれないですね。 高級で日常的に手が出せないものとか、現実的にもう食べることができないものなのか

          「最後の晩餐で食べたいもの」は