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思い出のメロンジュース
このあいだラジオを聴いてたらバナナジュースの話が出ていて、なつかしいジュースのことを考えました。
今じゃ信じられないですが伊勢丹新宿は昔は庶民的なデパートだったんです。新宿東口には三越と伊勢丹があり、どちらかというと、裕福なご家庭は三越百貨店に、庶民は伊勢丹デパートに行っていた、という印象があります(違うおうちがあったらごめんなさいね)。うちはもちろん伊勢丹でしたよ。庶民ですから。
親が買い物をしている間は6階おもちゃ売り場に放牧されていたり、マネキンの足元に座り込んで待っていたり、レストラン(お好み食堂街、みたいな名前だった気が。和洋中なんでもありのレストランというよりは広い食堂)では、そろそろ食べ終わりそうな人たちの後ろに立って待っているという(当時はこれが普通だったはず)、庶民っぽさいっぱいのデパートでした。
そんな伊勢丹の地下1階は今と変わらず食料品売場でしたが、その一角にあったジュースカウンター! 今でいうと都営新宿線の新宿三丁目駅から2番めに近い入り口を入ったあたりにあった記憶があります。生のフルーツをジューサーで絞ったジュース。あそこのメロンジュースがとにかく大好きでした。バナナジュースもあったと思う。
なつかしいジュースの第1位はそれです。昭和に庶民のデパートだった新宿伊勢丹地下のメロンジュース。
伊勢丹が高級デパートになったり、伊勢丹と三越が一緒になったりと、ずいぶん変わっちゃいましたね、新宿東口のデパート事情。
さて、なつかしいジュース第2位は、たしかピープルっていう名前だったと思うのですが、それ。高校生のとき、部活のあとでグビグビ飲んでいた記憶があります。グレープ味のを飲んでたように思うのですが、ちょっとあいまい。「疲れた~」と思いながら飲んでいたことがなつかしく思い出されます。まあ、部活といっても1ヶ月しか在籍してなかったんですけど。こらえ性がなさすぎる。ちなみに剣道部でした。新選組好きなんで。
なつかしいジュース第3位は同点でパンピーとプラッシーかなあ。
パンピーは主に銭湯でお風呂上がりに飲む機会がよくあった瓶入りのジュース。ミックスジュース的な味のを飲んでいた気がします。が、ウィキペディアを見るとオレンジ、メロン、リンゴ、ネクター、マスカット、と書いてあるな。あれパンピーじゃなかったのかしら。フルーツ牛乳? これまたあいまいな記憶。とにかく銭湯で飲んでいたアレ。
プラッシーはお正月と結びついたなつかしジュースです。昔、三が日はどこのお店もお休みだったので、お正月の(食べるものはもちろん)飲み物も暮れのうちに用意しておかなくてはならなかった(というか親が用意していた)。大人のためにお酒、子どものためにプラッシー。プラッシーはお米屋さんなんですよね、扱ってたのが。
ちなみに日本のドッグフードの元祖ビタワンもお米屋さんで扱ってたんですね。昔はどこにでもお米屋さんあったし、配達してもらうものだったので、ついでに買うのに便利だったのかもですね。
番外編としてはMAXコーヒー。ジュースじゃないけど。今はわからないけど昔はMAXコーヒーって千葉県でしか(茨城県も?)売ってない缶コーヒーで、めちゃくちゃ甘いのですよ。当時の印象としては、飲んでるだけで虫歯になりそうな。で、正直、昔はそんなに好きではなかったです。「千葉だし」と思いながら飲む缶コーヒー。
でも、これが「おいしい!」と思うときがあるんですよね。冬の房総ツーリングで飲むホットのMAXコーヒー。体も心も心底あたためてくれました。
(最近飲んでないので、今どんな感じなのかはわかりません。今度飲んでみよ)
ジュースは同じ種類だとしても人それぞれにいろんな思い出が詰まっているのだろうなあと思ったりします。今日もどこかで新しいジュースの思い出ができているのかもしれません。
ではまた。
トップ画像はイラストACより。