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ポケセンのまことちゃん

昼から息子と義母とポケセンへいく約束。冬休み前の平日昼だからか、混雑はなく外国人率高し。息子がカビゴンのもふもふのぬいぐるみがほしいというのでレジの列に並ぶ。目の前で買い物カゴの中にポイポイとぬいぐるみやグッズやらを放り込む外国人の子ども。グッズでぎゅうぎゅうのカゴをガン見してしまう。この小さな空間に経済が動きまくっている。レジへすすむと、ヨネダ2000のまことちゃんみたいな店員が、このカビゴンかわいいですよねぇ!お姉さんはポケモンのキャラクター好きなんですかあ??と、一点の曇りもない笑顔で話しかけてきた。絶賛四十肩中のオバハンにつかまえてお姉さん、と呼ぶあたりがすでに合格なのだが、さらにぐいぐいとまことちゃんは切り込む。その財布のキーホルダー、ドオーですね!かわいい!ポケモンだいすきなんですね!きらきらとした目で真正面から言われるもんだから、はい!と、言ってしまった。ただなんとなくつけてるだけ、このぬいぐるみも息子にせがまれて買ってるだけだ。ほかにもおうちにポケモンのぬいぐるみお持ちなんですか?と謎の質問をされて、はい、あります、とまたうそをついてしまう。わたしにとってポケセンは限りなく悪意のないウソをついてしまう場所になってしまった。目キラキラ前のめりのまことちゃんを前にして、「いや、一体も持ってませんし、ポケモンの何がいいのか理解できませんね、というかポケカのせいでめちゃくちゃ金を落としてますよ!」なんて言えるわけがない。しかし、レジ前に長蛇の列になっているこの状況でも、客とほっこり世間話してていいの?さっさとさばかなくていいの?とこっちが焦る。ディズニーのキャスト、スタバの店員方式なのか?最後にまことちゃんは満面の笑みで「では、この子、かわいがってあげてくださいねえ〜!!」と見送ってくれた。商品のことを「この子」という・・アップルも混じってるやないか・・ポケセンって外資系だっけ?首を傾げながら店を後にした。
帰宅して床にのんびりとくつろいでいるカビゴンを見たら、めちゃくちゃ癒されている自分に驚く、じわじわポケセンのまことちゃん接客が効いてきているのだろうか。




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たみい
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