『大丈夫』って万能選手!?
『大丈夫?』と聞かれる時って
「体調どう?」とか「元気?」っていう
心配を問う場面がスタンダード
『大丈夫!』と応えることで
「問題ない」から安心してね・・と相手に届く
次に
『大丈夫ですか?』という
コンビニとかでよく聞くフレーズ
⇒「お箸は大丈夫ですか?」とか
⇒「袋は大丈夫ですか?」なんて
レジで聞かれますよね
この場合の『大丈夫』は
「つけますか?」の意味で
『大丈夫です』の応えの真意は
「必要ないです」となる
(この紛らわしさを異国のバイトさんが
クリアしてることに天晴れ!)
そして若者言葉の
『全然大丈夫』というフレーズ
・・・「全然」って否定的な意味のはずが
ここでは「全く問題ない」という意味に進化
「この仕事手伝おうか?」に対して
『全然大丈夫!』って返されたら
「助けはいらないよ」となるw
(よくよく考えると摩訶不思議だ)
9歳の女の子
9歳の女の子が
食べ物を勧められたときに
『大丈夫』って応えたという
コラムを目にした
この場合「いらない」という
断りの意味・・な訳だが
「ただいらない」って言うと
相手を傷つけるかもしれないので
優しく断るために
『大丈夫です』を適切に活用
この女の子
周りの大人たちが使う
『大丈夫』を見て(聞いて)学び・・・
「こう言えば断れるんだ」を習得
配慮や言葉遣いって
こうやって自然と学んでいく流れと
術なんだと・・・
日本語の難しさと素敵さ云々で
コラムは結ばれていた
正しい言語を!
状況や文脈に応じて
いろんな意味がある反面
真のコミュニケーションを考える上で
見逃してはならないニュアンスが
含まれているコトも重要
①ー重い荷物を持っている人には
「大丈夫?」と聞くよりも
『持つよ!』と言って
荷物をサポートしてあげる方が
言葉以上に刺さったり・・・
②ー誰かが辛い思いをしている時に
「大丈夫?」と安易に投げかけるより
『辛いね』と共感の言葉の方が
ちゃんと心に届いたり・・・
③ー相手が何か問題を抱えている時
「大丈夫?」と聞くより
『何かあったの?』と具体的に尋ねる方が
相手の状況や気持ちに対する
真剣な関心を示せたり・・・
時に人は・・・
✓ 本音を隠したり
✓ 体裁を繕ったり
✓ 無理してたりと・・・
その真意や本質を
見逃すことのないよう
行間を読める気配りこそが
本当の
コミュニケーションであることを
忘れてはいけませんよね
含みがあり
多義性+多様性に飛んでいる
・・・『大丈夫』
便利でファジーで万能であるが故に
その言葉を目(耳)にした際は
少し立ち止まることも
マネージャーさん達には
必要なスキルですね
マジッ!・・・
ヤバッ!・・・
エグッ!・・・
万能なんだか・・
適当なんだか・・
便利なんだか・・
よく分からぬ
言語文化に身を委ねつつも
状況や感情に沿った
丁寧かつ具体的で正しい言語に
置き換えることも意識しないと
言葉の波に呑み込まれちゃいますね!
#329