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予想外の未来のために、ビジョンを描く
こんにちは。ライフコーチの為近奈央です。
アメリカの滞在も折り返し地点を過ぎました。出発前日に書いたこのnoteが遠い昔のように感じます。
この記事を書いていた時は、初めての海外の暮らしにとっても緊張していました。コミュニケーションがとれなかったらどうしよう。治安が悪かったら怖いなぁ。まだ見ていない、感じていない世界はいくらでも色んな想像ができるものだなぁと感じていました。
そもそも、アメリカで暮らすなんて1年前には想像もつかなかった出来事が起きているんです。
アメリカに行くと決まっても、やっぱりふーんというレベルでイメージが湧かなくて、正直、「楽しみですね!」なんて言われても、楽しみなのかさえ分からん!という気分でした。
実際来てからの生活は最初こそ戸惑ったものの、今はとっても楽しい思いをしています。
日中は夫は駐在先で仕事をしていて、私は時差の関係で夜仕事になるので日中はちょっと手持ち無沙汰になるかなと思いきや。
駐在先のオフィスのお部屋を自由に使っていいよ!と言っていただき、お仕事をしたり、近くの美術館や博物館を巡ったりしています。
予想もしなかった展開なのですが、オフィスのイベントにも積極的に参加させていただいているので、日中もとっても充実した日々を送っています。本当に感謝でいっぱいです。
私たちって、分からないことに対して、不安に感じることが多いと思うんです。
今回の滞在は大統領選も重なるから、警戒しないといけないかなとか。そのために服装から行動まで気をつけなくちゃと事前によくよく確認しました。
さらには周りに心配してくれる人もたくさんいる。
「気を付けたほうがいいよ」
「外を出歩かないほうがいいよ」
でも、実際に来てみたら、思っていたのと全然違った。私の考えすぎでした。
想像以上に平和で安全でした。
「心配事の9割はおこらない」というけれど、本当にその通りでした。
同時に、想像しすぎることって怖いなと思った。
私たちは想像したことを現実のように捉えるというけれど、本当にそうで。
実際にないことを不安に感じたり、恐れたりする。
もちろん、その不安から対策することで救われることもあるけれど。そもそも、これから起こりうることなんて、正直分からない。
ましてや、自分の行ったことのない場所のことなんてさらに想像がつかない。
そんな見えないことをわざわざ悲観しているのって、何だか悲しいなと私は思いました。
なぜなら、私たちは一分後の自分の感情さえも予想できないんです。
「うわーもうどうしようもない!無理!」
ってグルグルしている一分後にあっさり「あ、これで行けるじゃん!」とけろっとしてたりするわけです。
そのくらい、未来のことは考えても仕方ないのかもしれません。
未来は考えるのではなく描いていくもの。
じゃあ、未来は描かなくていいのか、といわれたらそうじゃないと思います。
むしろ、未来に心配や不安を感じる人ほど考えるのをやめ、未来を描いてみてほしいのです。
未来を考えることと、描くことは全く別物なんです。
こんなこと書いている、私も未来を描くのがとっても苦手でした。
今後のことを話そうとして、ビジョンではなく、この今のいい状態が続くにはどうしたらいいかをコーチに相談したこともあります。
これは、描くではなく考えるの世界。だから、どんどん悲観的になるのです。
そのくらい、守りに入っちゃうような私もいたのです。
クライアントのビジョンはイメージを共有しながら一緒に言語化していくことをたくさんしてきたし、言語化力からクライアントに選んでもらえることもよくあったはずなのに。
自分について、「未来にどうなっていたらいいか、どんな姿でありたい?」
と問われると急に固まってしまう自分がいました。
だから、私の中の理想は「なんとなくいい感じになっていたらいいなぁ。」みたいな本当にあいまいな世界で終わっていたのです。
そんな私が、今回、ホームページを作るにあたってメンターと一緒に本格的にMVVを作りました。ビジョンは過去に何度か作っていたのですが正直、「未来なんて予想できないし作るの苦手、、、」と最初は思っていました。
しかし、自分の大好きなクライアントのことや、自分が楽しくセッションしている時のことを思い浮かべていると、だんだんと言葉より前に絵が浮かぶようになりました。
セッションで得られた感覚を想像していくと、絵が描かれていく。
描けたイメージを何となく一つ一つ言葉にしていきました。
輝き、一人ひとり、選択…
そこから出来上がった私のビジョンは
一人ひとりが軽やかにベストな選択を行い、
輝きを放つ世界
です。
作ってみて感じたのは、この言葉から想像できる世界が私はとっても好きだということ。少しでも、自分の納得いく選択をして、これで良かった、と輝く人が増えてほしい。
自分のビジョンを作ったことで、気づいたこともありました。
それは、ビジョンを作ったことで自分自身に戻る場所ができた、ということ。
未来に向けた不安も心配もたくさん考えてしまう私ですが、ビジョンがあることで、自分の本来目指しているところに戻っていける。その結果、不安から抜け出すのが早くなったと思います。
未来を描いていることで、最終的にここに行けばいいのだという目印ができて、余力が生まれたことで、イレギュラーにも、自分が想像しなかったところにも手が届くようになった。
ビジョンを作って自分の道しるべができたのは大きいですし、もっと早い段階でしっかり作っておくとよかったかな、と感じています。
未来のことを考えるのと描くことは全くの別物です。描いていくことで、自分のよりどころを作れるし、描いたものを見つめて過ごしていくことで、未来に不安を感じることが少なくなり、楽しい未来に向かって行くことが出来ます。
ライフセッションの中でも、クライアントと一緒にビジョンを作っていくことがよくあります。
感覚的に浮かぶことと、セッションの話の中から浮き上がってくるキーワードをもとにビジョンを作っていく方、頭の中に描いた絵を一緒に言語化してビジョンを作る方、ビジョンは作らずに自分で短期的なテーマを出して、常に頭の片隅に置きながら進んでいかれる人もいます。
プロセスは様々に、自分に合ったやり方で描いていくことが出来ます。
良かったら一緒にビジョンを描いてみませんか?
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