好き嫌いの次元を超えた関係
できるかどうか分からないのに、「やりたい」と言うわたしの手を引っ張り、背中を押してくれる同期のみんなへ。
はじめてのスキー、富士山、マラソン、いつもわたしのわがままを温かい目で見守ってくれて、ありがとう。
たいていは、荷物を持ってもらったり、ペースを合わせてもらったり、いつも何かしらの迷惑をかけている。でも、いつも優しく受け入れてくれる。
そのおかげで、限界を超える新しい挑戦ができていることに感謝しています。新境地に至るためには、やっぱり一緒にがんばろうと言ってくれる人がいること、応援してくれる人がいることがとても重要だなと改めて思いました。
みんなとは「同じクラスにいてもあんまり仲良くならないタイプだよね」とお互いに話していたし、わたしもそう思います。
現役時代は、集まって話すのはほとんど部活のことで、純粋に遊びに行くことは全然なかったわたしたち。大学生活でいちばん長く一緒にいたにもかかわらず、卒業式のあと、ファミレスで「何も話すことないね……」と話したことが今でも印象に残っています。
それでも気が置けない仲になれたのは、数少ない人数で、みんなで責任分担して組織を引っ張って、何よりたくさんの時間を過ごしてきたことによるものだろうなと思います。
たくさん迷惑かけて、泣き言を言って、配慮が足りずに傷つくようなことも言ってしまっていますが……それでも、いつも受け止めてくれて、許してくれて本当にありがとうございます。
みんなが思っているよりも、わたしはみんなのことが好きだし、心から感謝しています。それぞれバラバラだけど、バラバラなままお互いを尊重できるところがとても好きです。
腹が立つことがあっても、もはや好きとか嫌いとか、そういう次元を超えた関係だと勝手に思っています。
以上、みんなの知らないところで、書く手紙でした。