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タメ口でオゾン発生器のことを完璧に説明するやつ

GWで実家に帰ってきたはいいけど、やることなくて超絶暇だからちょっと今からタメ口でオゾン発生器を完璧に説明してみるわ。


まずはオゾンとオゾン発生器の仕組みとか

オゾンってのはオゾン層のオゾン。
O2が酸素じゃん。
オゾンはO3。
Oは酸素原子で、それが2つか3つかの違い。
そのオゾンを生成する機器がオゾン発生器。
オゾン脱臭機、オゾン発生装置、オゾン生成器とか、人によって言い方違うけど、全部同じだわ。
まぁ、オゾン発生器ってのがもっとも一般的で、おれもそう呼んでる。
酸素あるじゃん?
そこに電気の力を加えると、2つのOが一旦離れてまたくっつこうとするんだけど、そのとき2つじゃなくて3つでくっついちゃうんだよな。意味わかんねーけど、まぁ、そういうことになってんのよ。で人工的にオゾンができるってわけ。

オゾンの特有臭気と残留性がないという2つの特徴

オゾン独特の特有臭気
これ、いわゆる「オゾン臭」ってやつ。
まぁ、プールの塩素消毒みたいなニオイ。

0:オゾン臭をまったく感じない。
5:ほとんどの人があきらかにオゾン臭を感じる。
10:鼻にツンとくる刺激を感じる。

だとしたら、家庭用オゾン発生器は0-2くらいだね。
5以上のところに長時間滞在しなければ問題なし。
まっ、感覚値であれだけど、実際に「ツンとする刺激臭」があるところに長時間滞在しなければ問題ないのよ、オゾンは。

残留性がないとはどういうことか
オゾンって放っておくと勝手に酸素に戻っちゃうんだわ。
ちなみに、オゾンは残留性がなく安全性が高いということで、厚生労働省が指定する食品添加物にオゾンがリストされてるよ。
食品工場なんかでオゾンは使われてるしね。

オゾンは「既存添加物」に指定されている

残留性がないから安全性が高いとも言えるんだけど、残留性が求められる水道インフラの消毒とかには使えないわけ。
いついかなるときも残留性がないってことが正義じゃないよってことね。

オゾンの効果〜良いことばかりが効果じゃないんだわ

効果って、ポジティブな意味で使われることが多いけど、本来の言葉の意味としては「特定の行為、動作、操作、作用によって起こった、ある特定の現象」を言うんだよね。
だからそれが良い結果でも悪い結果でも「効果」には変わりないわけ。
だから、ここではオゾンの「良い効果」と「悪い効果」に分けてわかりやすく解説するわ。

オゾンの良い効果

結構すげーのが5つあるわ。

  • 脱臭除菌効果

  • 抗ウイルス効果

  • 害虫忌避・繁殖抑制効果

  • 漂白効果

  • 鮮度保持効果

オゾンの専売特許「脱臭除菌効果」
これ、結構すごいよ、マジで。
脱臭と除菌を分けて説明しないのは、2つが1セットだから。
悪臭の原因って菌の増殖なんだよね。
だから、その菌の増殖を抑止したり、菌を減らしたり完全に死滅させることで悪臭はなくなる→脱臭されるという仕組み。
菌を減らすことを除菌、殺すことを殺菌、完全に死滅させることを滅菌って言うんだけど、オゾン濃度的に、家庭用オゾン発生器は除菌で、業務用オゾン発生器は殺菌、かな。
あっ、そうそう。オゾンは特にカビ(真菌)なんかに効果てきめんなんだけどさ、逆に、発酵食品分野とかでは、たとえば保存容器をオゾンやオゾン水で洗浄とかすると、菌が生育されづらくなったりすることもあるから気をつけたほうがいいよ。
けど、それだけ明らかな効果があるってこと。

菌だけじゃない「抗ウイルス効果」
菌とウイルスって全然別物。
オゾンは菌だけではなく、広範囲のウイルスにも効果がある。
どのくらい広範囲かというと、まぁアルコール(エタノール)と同じくらいかな。
ただ、アルコールがほとんど効かないノロウイルスとかにもオゾンは効果てきめん。
感染症対策として救急車とか医療施設に導入されてるしね。
食傷気味だろうけど、新型コロナウイルスにも効果がある強いエビデンス(奈良県立医科大学とか藤田医科大学による発表)もあるよ。

地味にスゴイ「害虫の繁殖抑制・忌避効果」
これは地味にスゴイ。
結構知らない人が多いらしくて、オゾンに詳しくない人にこれ言うと「えっ!マジで!?」ってなるww
虫の多くはフェロモン物質を出したり、糞をシグナルにして会話したり(ハンパない)するわけなんだけど、オゾンはそれを破壊するんだよね。
だから、虫たちが情報交換できなくなってワケわからなくなる。
この道は安全ですよーとか、こっちに飯があるぞーとか。あっちで待ってるからねーとか。ここは危ないぞーとか。そういう情報交換ができなくなるから、こんなところにいられねーわなってことで、過ごしやすいところを求めてどっか行っちゃう。だから、虫マジで見なくなるよ。
けど、たまに勘違いしてる人がいるけど、駆除はできないんだよねぇ。
逆に、駆除できちゃうとすれば、それだけ人間やペットなんかの身体にも何らかの影響があるってことで怖いよねって話し。
オゾンは、あくまでも繁殖抑制とか忌避効果なの。
考えようによっては、駆除より忌避効果のほうがすごいって考え方もあるよね。
だって、駆除すれば死骸が目に触れることはあるけど、忌避であれば、生きたままどっかいっちゃうから目に触れる機会は減るじゃん?
宿泊施設とか飲食店とかで、ゴキブリとかコバエとか客が見ちゃうと今はsnsで拡散される恐怖もあるし、そんな場面でオゾンの忌避効果 が重宝されてるってわけ。

薬剤を使用しないオゾン水の「鮮度保持効果」
主に野菜、果物、生魚とか。
で、これは気体のオゾンじゃなくてオゾン水ね。
オゾン水を作るなら、オゾン発生器のエアレーションではなく、電解式のオゾン水生成器のほうがいいよ。全然高濃度のオゾン水作れるから。スーパーのカット野菜とか魚は今はオゾン水で洗浄されていることも多い。

オゾン水で洗浄される食品例

特に葉物野菜はシャキシャキになるし、野菜も果物も色鮮やかになる。
もやしなんか、水道水とオゾン水に分けて経過をみるとオゾン水に浸した容器のほうが全然長持ちするのがよくわかる。
花屋なんかでも、生花の寿命・鮮度を保持するために、オゾン水が活用されてる。
オゾン水の鮮度保持効果はマジですげぇってのと、残留性がないから余計に相性いいんだよな。

天然の漂白剤、オゾンの漂白効果がすげぇ
オゾンは酸化力が高くて、綿の色素を分解して漂白することができるんだよね。
越後地方なんかでは、春先の晴天時に雪の上に糸や布を広げて漂白する「雪晒し」ってのがあるけど、あれは雪の表面に紫外線が当たって発生するオゾンの作用を利用した漂白方法ってわけ。

出典:ニッポン旅マガジン-「雪晒し」に知る、学ぶ、幻の越後上布

だからクリーニング業者の中には、オゾンとかオゾン水とか取り入れてるところあるもんね。
残留性のない天然の漂白剤。それがオゾン。

オゾンの悪い効果〜副作用的なやつ

まぁ、悪いというか、人間からしたらときに毒性を持つよね、という話し。
オゾンに限らず、この世に量を無視して絶対的に安全な物質なんてないわけなんだけど、それはオゾンにも言えることで、許容範囲を超えたオゾン濃度の空間に長時間滞在すると、たとえばこんな副作用が考えられる。

  • 目の痛み

  • 喉の痛み

  • 頭痛

とかね。
高濃度のオゾンって、要はカビ取り燻煙剤(よりは弱いけど)みたいな感じなわけ。
そんなところに人がいたらゴホゴホ!ってなるじゃん?
それでも、無視したり我慢したりして、そこにいたら(そんなケースは考えられないけど)、目の痛みとか喉の痛み、頭痛なんかがあって、それは副作用と呼びるよね、って話し。
でも、そうなるオゾン濃度って高濃度だからオゾン臭もはっきり感じる。
だから逆を言えば、危険を十分に察知できるから、知らない間に副作用!なんてことは絶対にないわけ。

めちゃシンプルなオゾン発生器の使い方

家庭用と業務用で使い方全然違うから、そこんとこよろしく。

家庭用オゾン発生器の使い方ってこんな感じ

空気清浄機と同じ。24時間つけっぱなし。
低濃度オゾン環境。
人とかペットがいてもまったく問題なし。

業務用オゾン発生器の使い方ってこんな感じ

風呂場のカビ取りくん煙剤的な。
高濃度オゾン環境になる。
人やペットは完全退避。
ただし、効果は家庭用の比ではない。ハンパない効果。
特殊清掃とかでも使われてるくらいだから。

業務用オゾン発生器の具体的な使い方としては、
①対象室内にオゾン発生器をセット
②電源ON
③人も動物もみんな退避
④オゾン放出15分間
⑤待機時間45分間(オゾンが菌やウイルスをやっつける時間)
⑥1時間後に室内に戻って電源OFF
⑦換気をして残ったオゾンを酸素に戻す
みたいな流れ。

業務用オゾン発生器については別記事にまとめたから、そっちもみてみて。
タメ口で業務用オゾン発生器の「?」に120%で答えるやつwww

オゾン発生器の種類は主に3つに分けられる

だいたいこの3種類。

業務用オゾン発生器

宿泊施設とか医療施設(救急車含む)、公共施設、自動車関連業、不動産業、飲食店、教育施設とかで使われてるのはだいたいこの業務用ってやつ。
飲食店はハイスペックな家庭用オゾン発生器も併用してたりする。

家庭用オゾン発生器

一般家庭とかオフィスとかで使われているのはだいたいこれ。
小さめの診療所の待合室とかでも見かける機会が多くなってきたね。
最近では飲食店で常時稼働させてるパターンもよく見かけるわ。
宿泊施設業も大変だけど、飲食店も衛生管理は本当に大変なんだよなぁ。
少し脱線するけど、飲食店におすすめしたいオゾン発生器以外の衛生管理アイテムが残留タンパク質検査キット。これ、めちゃいいよ。

産業用オゾン発生器

バカでかいやつ。
1回間近で見たことあるけど、マジでけぇwww
軽自動車くらいの大きさだったりする。
工業用オゾン発生器とも呼ばれる。
オゾン発生器というか、もはやオゾン発生装置的な。
東芝とか三菱がやってる。一般企業はよほどのことがない限り、このクラスの巨大オゾン発生装置にお目にかかることはないでしょ。

物質の安全性とか危険性とか。それって全部「量」に依存するんだわ

安全とか危険とかって、なんでも「量」なのよ。
量を無視して安全とか危険とか話している人たちはほぼ無意味。
おれは刺し身が好きなんだけど、刺身を刺し身醤油につけて食べるじゃん?
うまいじゃん?
でも、そんなにうまい刺身醤油でも、1Lを一気飲みしたら死ぬよ?
おれの体重が60kgくらいなんだけど、食塩の半数致死量(LD50)は3g/kgとされてるから、180 gが致死量になる。
醤油を1 L飲むとちょうどそのくらいの塩分量だからおれ死ぬわ。
醤油でも死ねるんだよ。
水でも酸素でも死ねるしな。

殺しの天使の異名を持つドクツルタケ

じゃあ、逆に、いかにもヤバそうなやつはどーなのか。
そのエレガントな見た目から「殺しの天使」の異名を持つ毒キノコ「ドクツルタケ」は、8gのドクツルタケ1本で、体重60kgの人を死亡させるんだとか。
でも、0.1gくらいだったら全然死んだりしないよね(絶対食うなよw)。知らんけど。
水、酸素、砂糖、塩、酒、薬、毒キノコ、その他のもの、な〜んでも。
量によっては安全だし、危険にもなるって話し。

ピーピーエムって何?〜オゾン濃度の具体的な数値とイメージ

で、オゾンの場合も、その安全性とか危険性は量によって決まるわけ。
まっ、オゾン濃度ってやつだな。
オゾン濃度は「ppm(ピーピーエム)」で表す。
0.03ppmとか、1ppmとか。
このppmって、パーツパーミリオンってやつで、1,000,000分の1って意味なんだよね。
ここにコップが1,000,000個あるとするでしょ?
1個だけ果物ジュースで残りは全部水だとする。
その場合、1,000,000個全体のコップの水分量に対して、果物ジュースの濃度は1ppmって感じ。

人やペットがいる環境における安全なオゾン濃度とは
人やペットがいる空間における安全かつ効果的なオゾン濃度は「0.05ppm」ってされてる。
0.05ppm以下であれば、24時間365日人や動物がそこにいても何の問題もなし。
0.05ppmっていうと、多くの人(個人差あり)がかすか〜にオゾン臭を感じるくらいか。
だから、家庭用オゾン発生器の場合、オゾン濃度が0.05ppmを超えないように、「適用範囲」が決められてるからそれ絶対守って。
家庭用オゾン発生器の場合、適用範囲を守る前提で、空間内のオゾン濃度が0.05ppmを超えないように設計・設定されてるし、海岸や森林、オフィスの大型コピー機周辺とかでは0.02-0.03ppmくらいのオゾン濃度を観測するからね。自然界でも普通にそこにいんのよ、オゾンは。
今あなたがどこでこれを読んでいるかは知らないけど、今そこで吸ってる空気にも極微量含まれてるわけ。オゾンは。
だから、何も今さら過度に怖がる必要なんてないんだって。
業務用オゾン発生器を人や動物がいる環境下で使用するとかしなければ、まず大丈夫だから心配すんなって。

人やペットがいない環境における安全なオゾン濃度
まぁ、そこに人もペットもいないわけだから、ぶっちゃけ何ppmでも問題ないわな。
って話しはあるんだけど、参考になる基準としては日本産業衛生学会の基準かなー。
日本産業衛生学会って団体があるんだけど、「0.1ppmのオゾン濃度に人が滞在する場合、1日8時間・週に40時間の範囲内であれば健康被害なし」というのがあるんだよね。
この基準が設けられたのは昭和の話しで、どうも昭和の時代にはそのくらいのオゾン濃度環境で仕事(主に建築現場とか)をしている人たちがいたらしい。
まぁ、高度成長期の時代だから、そういう場面もあったのかと。知らんけど。
0.1ppmっていうと、業務用オゾン発生器でないと無理ぽなんだけど、今はもう0.1ppmと言わず、業務用オゾン発生器を使用する場合は人もペットもいない状態ってのが基本になってるよね。
人がいないから極端な話、2ppmとかになっても問題ないのよ。
清掃業者とかは0.8-1ppmくらいで使ってるかなぁ。
特殊清掃時は1.5-2ppmくらい。超過酷な現場だからね。。
業務用オゾン発生器の場合はね、オゾン濃度を管理して安全性を確保してるっつーか、必ず無人環境(ペット含む)で作業することで絶対的な安全性を確保してる感じ。

オゾン発生器っていう機器そのものの事故例や事故率は高いの?低いの?

これはオゾン発生器っていう機器において、故障からの火災とかそういうことはないのかって話しね。
こういうことを調べるときに使えるのがNITE(製品評価技術基盤機構)ってやつ。

NITE(製品評価技術基盤機構)

NITEは、電気製品とか化学物質の安全性とかリスク評価なんかをしている団体でさ、たとえば空気清浄機が引き起こした事故事例の件数とか内容を確認できたりするんだよね。

NITEの事故情報データベース(https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/
ここで、空気清浄機、加湿器、オゾン発生器を調べてもらえればわかるんだけど、死亡事故がないのはオゾン発生器だけ。
いくつかピックアップするわ。

空気清浄機(214件)
死亡事故:あり
「家族4人が体調不良になり、医療機関を受診したところ、気管支炎と診断された」
「使用中の空気清浄機のスイッチ操作を行ったところ、指先に電気ショックを感じた」
「木造2階建て住宅から出火、約180平方メートルを全焼した。2名が焼死、1名が熱気を吸い込み喉などに火傷をして意識不明の重体、1名が腕に火傷をした」
「寝室から発煙しているのを隣の住人が見つけて消火した。被害者は3日後に死亡した」

加湿器(196件)
死亡事故:あり
「当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し、4名が死亡、2名が重傷、6名が負傷した」
「加湿器を使用していたところ、レジオネラ肺炎を起こし死亡した」
↑この問題、韓国では死亡者続出して一時期、大問題になったやつ。

オゾン発生器(15件)
死亡事故:なし
「使用中のオゾン発生器が過熱し、樹脂が変形した」
↑オゾン発生器はほとんどがこれ

ほとんど変わらないだよね。事故の割合は。
まぁ、電気製品なりの故障とかはそりゃあるわなって感じ。
全体の事故件数としては空気清浄機がもっとも多い。でも、それは空気清浄機がもっとも普及しているからで当たり前といえば当たり前の結果なんだよね。何が言いたいかっていうと、少なくてもオゾン発生器っていう機器が他の電気製品と比較して故障しやすいとか故障が原因で事故が多いなんて事実はないってこと。

製品寿命の考え方〜日本製と海外製の考え方の違い

これ、全然違う。
例えば、日本のあるオゾン専業メーカーは製品寿命の設定を「新品時のオゾン生成効率の70%」と定めたりしてるけど、海外製はマジで完全にぶっ壊れるまでが製品寿命だったりする。
電気製品の開発・製造で考えなければならない「安全に壊れること」なんか完全無視。まぁ、すべてがそうだとはいわないけど、かなり多く(ほとんど?)の海外製オゾン発生器はそんな感じで製造・販売されてるのが現状かな。

オゾン専業メーカーにガチギレされた国民生活センター

たしか2009年頃かな。
国民生活センターが「オゾン発生器の安全性に関するレポート」みたいなやつ出したんだよね。
まぁ、要はオゾン発生器を購入した人が使い方をよく知らずに、業務用オゾン発生器を人がいる環境下で使用しちゃったんだよね。
うわーマジかぁー。みたいな。
で、喉が痛くなったとか目が痛くなったとか。
まぁ、そりゃそうだろとは思うんだけど、販売したショップがデタラメな感じで、その注意点をしっかり伝えていなかったために、そんな感じに。
で、その後、国民生活センターが業務用と家庭用を一緒くたにして製品比較や検証レポート出したもんだから、もうめちゃくちゃw
まっとうなオゾン専業メーカーはガチギレしてたね、当時。
人がいる環境下で、業務用オゾン発生器を使用すれば、そうなることは当たり前だろ、と。
言っておくけど、業務用オゾン発生器は風呂場のカビ取りくん煙剤みたいな感じだから、それを人や動物がいる環境で使用すれば健康被害あるのは当たり前。

国民生活センターとはまた別だけど、最近では2023年2月に、maxellなんかが消費者庁から景品表示法第8条第1項の規定に基づいて、課徴金納付命令受けてたり。
実際に効果があるとしても、手続きを踏まない(医療機器の届け出や認定、薬機法など)と言っちゃいけないことがあったりして、それを無視したり意図せずそうなったりしてると、こうしてお叱りを受けることもある。
まぁ、空気清浄機、加湿器、除湿機とかでもこんなこと日常茶飯事だけどね。

犬、猫、うさぎ、ハムスター、インコとか動物への影響は?

動物に対するオゾンの影響は?

家庭用ならまったく心配なし。
けど、業務用は絶対NGで。
もし、業務用オゾン発生器を使う場合、機器使用中は人と一緒に動物も退避して、作業完了後は窓とか開けたり、外気導入の空調回したりして、オゾンを酸素に戻して。
オゾンが酸素に戻るとオゾン臭しなくなるからそれを目安に、人も動物もそれからそこに滞在するように。
うさぎって動物の中でも特に警戒心が異常に高くて、それ故に、ストレスも受けやすいらしい。
そんな、うさぎ飼いの人たちにオゾン発生器が選ばれているくらいだから、やっぱりオゾンってすげーなーって。
鳥とかは特に身体が小さいじゃん。
身体への影響って、1kgあたりの摂取量で考えるから、人間より小さい生き物の場合はそれを考慮しないとならねぇ。
けど、まぁ、家庭用オゾン発生器のオゾン量だったら、身体が小さい鳥とかもで心配ないわ。
それでも心配だったら、ケージの近くには設置しないようにするとか、放鳥のときだけ機器をOFFにするとか。
まぁ、ハイスペックな家庭用オゾン発生器は動物病院とかペットサロンにも導入されまくってるから、そんなに心配することはないよ。

空気清浄機とオゾン発生器って全然違うから

全然違うわ。
空気清浄機はフィルター吸着式によってチリとかホコリ、PM2.5、花粉とか。オゾン発生器は菌やウイルスを直接分解して除菌や不活化(感染できない状態にすること)する。対象も仕組みも全然違うから。
ゴルフでいうとアイアンとパターくらい違う。
三島由紀夫と村上春樹くらい違う。
まったくの別物。
だからこそ、2つを併用すればほぼ全方位的に効果の範囲を拡大できるってわけ。

オゾン発生器が効果なしとか言ってるやつ

いやいや、あんのよ。普通に。
オゾン発生器に効果がなければ、こんなに多くの業種で使われないでしょ。普通に。
正しい理解のもと正しい使い方をしてるのか確認してくれ。
湯たんぽに水入れて「全然温かくなんねーじゃん!」って言ってんのとあまり変わらねーな。
オゾン発生器の効果を体感できないときは↓これらを要チェック。

  • 正しい使い方をしているか

  • オゾン発生器自体に何か問題がある

  • 機器が故障していないか

  • オゾンが不向きなケース

あっ、あとね、何気に多い間違いが、家庭用オゾン発生器だから換気は不要なのに、オゾン濃度が意図せず高くなるのを恐れて(?)ガンガン換気しちゃってるパターン。
家庭用オゾン発生器のオゾン発生量は本当に少ないから、そんなにガンガン換気したらすぐ酸素に戻っちゃって意味ないんだよね。
逆に密閉率高めたほうが効果的だよ。
家庭用オゾン発生器は適用範囲を守って使うことを前提に、オゾン濃度が0.05ppmを超えることなんてないからビビらなくて大丈夫。
ガンガン換気しちゃって効果がないって感じてる人はそのあたりを注意して、一度試してみてよ。
換気が必要なのは、業務用オゾン発生器(作業終了後の換気)だけだわ。

オゾン脱臭のプロが動画で解説

この動画、めちゃわかりやすいから、マジで。

どんな感じで選べばいいの?おれ流オゾン発生器の選び方

シーンに合わせて選ぶのがいいよ。
で、そのシーンに人や動物がいるなら家庭用オゾン発生器。
人や動物が退避できるなら、数十倍の効果を期待できる業務用オゾン発生器にする、とかね。

どこで買うのがいいの?最安値価格とか、正しい選び方

まぁ、やっぱり公式サイトだよねぇ。
ポイントを使って購入するから、どうしてもAmazonでーとか、楽天でーとかなら、Amazonとか楽天のメーカー公式アカウントとかから購入するようにしたほうがいいよ。
ただ、Amazonはカタログシステムで、1つの商品に対し、複数アカウントがカートを出すみたいな感じだから、自分がどのアカウントから購入しようとしているのかとかはよく確認したほうがいいからね。
少し高くてもメーカーの公式アカウントから購入するとか。

Amazonでオゾン発生器を買うってどうなの?

粗悪品を掴まされるリスク:高
海外勢が容易に参入できる売り場(Amazonはそのことにものすごく力を入れている)。
ヤバい。
とにかくヤバい。
オゾン発生量が多量な業務用オゾン発生器が家庭用オゾン発生器として売られてるし、オゾン発生量の表記がないものも少なくないし、普通に買えば20万円くらいするスペックのものが5,000円くらいで売られててまさにカオス(当然スペックには疑義あり)。
電気製品って「安全に壊れる」こともすげぇ大事なんだけど、こういう5,000円くらいの業務用オゾン発生器って安全には壊れないと思うわ、マジで。
業務用オゾン発生器と説明があるのに、商品画像では、人や動物がいるリビングにその製品が置かれてクリーンな空気をイメージさせる画像加工がされてたりする。
オゾン発生量100mg/hの製品が家庭用オゾン発生器ってことで今日現在も普通に売られてるからね。ちょっと怖すぎでしょ。
一般の人が、安全な製品とそうでない製品を区別するのは難しい状態。
Amazonさん、これは絶対に取り締まったほうがいいやつ。
どーしてもAmazonで買いたいなら、日本のオゾン専業メーカーのアカウントから選ぶとかしたほうがいい。マジで。

楽天でオゾン発生器を買うってどうなの?

粗悪品を掴まされるリスク:中
在庫を持たない転売ヤーアカウントの巣窟。
オゾン専業メーカーの商品が1.5-2倍くらいで売られてたりする。
注文が入ってから正規の値段で購入→発送というスタイル。
誰がそんなものを買うのかと思うかもしれないけど、買っちゃうがいるんだよなぁ。
商品点数自体はAmazonより全然少ないけど、やっぱり海外製品のヤバい商品も結構出てる。とにかく露出させてクリックさせて勢いで売ってる感じ。

Yahooショッピングでオゾン発生器を買うってどうなの?

粗悪品を掴まされるリスク:中
Amazonや楽天と比較して、そんなに売れないこともあり、販売者側からほとんど相手にされていないので、出品されている商品点数がグッと少ない。
とはいえ、転売ヤーと海外製品をたくさん見かける。
Amazonや楽天よりさらにその業者がまともかどうかの判断をしづらい。
海外の人が日本人運営だったアカウントを買って使っているケースもあり。
運営者が海外勢だと、日本語がわからない確率も高く、商品について問い合わせをしてもなしの礫というパターンも多々あり。

モノタロウでオゾン発生器を買うのはありだけど、商品点数が少ない

粗悪品を掴まされるリスク:低
主にBtoB
企業向けなので、ヤバい商品少なめ。
海外勢が容易に参入できない売り場。
オゾン専業メーカーの商品も結構ある。
Amazonで販売されているようなヤバい商品は少ない。
が、商品画像と基本仕様とかだけなので、知らない商品をモノタロウで初めてみて、購入するというパターンはどうしても少なさそう。
オゾン発生器で検索して60-65件くらいの商品登録しかなく、内20件くらいは「取扱い終了」という。ヤバい商品が少ない分、商品登録自体も少ない。

各メーカーの公式サイトから購入するのがやっぱり安全

粗悪品を掴まされるリスク:超低
オゾン専業メーカーの公式サイトという意味で言えば、粗悪品を掴まされる確率はほぼない。
Amazonとか楽天だと出品手数料とか成約手数料かかるよね。
売れたら◯%みたいな感じで徴収される。
だから、公式サイトより少しだけ高く売られてることもしばしば。
公式からすれば、公式サイトから買ってもらうことがもっとも低コスト。
だから大抵は公式サイトが最安値価格だね。

こんな選び方は後悔する〜オゾン発生器の選び方

家庭用オゾン発生器と業務用オゾン発生器に分けて、後悔する選び方を紹介するわ。

家庭用オゾン発生器の後悔する選び方

適用範囲の表記がないけど、まぁ大丈夫でしょ。
→いや、全然大丈夫じゃないから。
オゾン発生器の安全性や効果はオゾン濃度に依存すんのね?
て、家庭用オゾン発生器の場合、そのオゾン濃度はオゾン発生量と適用範囲でコントロールされているわけ。
だから、適用範囲を無視して使うと、意図せずオゾン濃度が高くなっちゃうこともあるから、適用範囲無視は絶対NG。

(適用範囲の表記例)
〜8畳
→トイレでも2畳でも問題なし。8畳以上で使っても問題はないけど、効果が低くなっていく。

8畳以上
→8畳未満では使用しない。
6畳の部屋で使えば効果も少し高くなっていいのでは、と思う人がいるかもだけど、それはNG。
基本は最大0.05ppmになるように設計・設定されているんだけど、それを超過する可能性がある。まぁ、ちょっとくらい0.05ppmを超えてもなんともないんだけど、そこはしっかり線引きしておいたほうがいい。

8畳〜12畳
→8畳未満で使ってはダメ。高い効果を期待できるのは12畳くらいまで。

業務用オゾン発生器の後悔する選び方

風量が少ないけど、オゾン発生量が圧倒的にすごいからこれにしよう。
→業務用オゾン発生器は風量を無視しないほうがいいよ。
どれだけオゾン発生量が多量でも、そのオゾンが均等に拡散されないと高い効果は期待できないからね。

Amazonですげぇハイスペックの製品が5,000円で売られているからこれにしよう。
→絶対やめたほうがいいww
PSE認証はフェイクで、安全に壊れない可能性もある。
販売業者も生産も海外。
海外製品=粗悪品というつもりはないんだけど、業務用オゾン発生器って無人環境で使用するじゃん。マジで故障が火災を引き起こすこともあるからね。
激安だからって理由だけで安易に買わないほうがいいよ。
火災事故になったりしたらとんでもなく高くつくことになるよ。

家庭用・業務用で共通すること

聞いたことないメーカーだけど、安いからこれでいいか。
と、スペックをよく確認しないで購入する。
→聞いたことがないメーカー&安い。この2つが揃ったらほぼ海外製。
まぁ、繰り返しになるんだけど、決して
海外製=確実に粗悪品
ではないのよ。
ないんだけど、少なくてもオゾン発生器に限っていえば、海外製品が粗悪品である確率は高くなるんだよなぁ。。

買いやすいからAmazonか楽天で買うか。
→自然とヤバい商品をつかまされる確率が上がるため、出品者情報をよく確認して、信頼できる出品者から購入するようにして。

マイベストはどうなのか

売りやすいものだけおすすめしてる感じ?
別に悪いことではないよね。ビジネスなんだもの。ただ、オゾン発生器のランキングでオゾン専業メーカーの製品が1つも入ってないってどうなのwww
これ、どういうことかというとさ、スーパーで味噌を買おうとしたとき、マルコメとかハナマルキ、ひかり味噌とかがないのと同じ。
もちろん、だからダメとかそういうことではなくてね。
変化球しかないってことなのよ。
ストレートが1つもない。
あって然るべき製品がここにはない。
マイベストのおすすめランキングはマイベストの都合が織り込まれたうえでのランキングなんだよね。だから、真に受けないほうがいいよってことね。

どーでもいい話しなんだけど、日本の味噌シェアTOP3はマルコメ、ハナマルキ、ひかり味噌なんだよね。これ全部長野県のメーカー。長野ハンパねーな。長野マジリスペクト。

オゾン専業メーカー

タムラテコ、オーニット、オゾンマート、エコデザインとかそのへん。
オゾン発生器に限っていえば、富士通ゼネラルとかmaxellなんかより全然良い製品を作ってると思うよ。まぁ、個人的な感想だけどね。
オゾン専業メーカーはオゾンに振り切ってる分、中途半端じゃないんだよね。自信を持ってる。自社が販売するオゾン発生器という機器に。

結局どれ買えばいいの?

人や動物がいない環境下で使用するものと、人や動物がいる環境下で使用するもの2つに分けてこのタメ口電気製品オタクが心からおすすめできる製品を3つずつ紹介するよ。

人や動物がいない環境下で使用するオゾン発生器

一般的に業務用オゾン発生器って呼ばれるやつね。

1.オゾンクラスター1400
メーカー:オゾンマート
特徴:そのコスパの高さから絶大な人気を誇るハイスペック業務用オゾン発生器。業務用ならこれ買っておけば間違いなし。2台(1,400mg/h✕2=2,800mg/h)買っても剛腕より安いわ。
オゾン発生量:1,400mg/h
価格:275,000円
おすすめの業種やシーン:清掃、食品工場、自動車関連業、宿泊施設業、医療施設、不動産業、飲食店業
公式サイト:https://www.ozonemart.jp/products/ozone-cluster-1400

2.剛腕ツイン
メーカー:オーニット
特徴:あの「最強のオゾン脱臭器」で有名な剛腕シリーズ最上位モデル
オゾン発生量:2,800mg/h
価格:690,800円
おすすめの業種やシーン:清掃、食品工場、自動車関連業、宿泊施設業、医療施設、不動産業、飲食店業
公式サイト:https://www.ohnit.co.jp/product/gwn-2800tw/

3.パンサーJ
メーカー:カイコーポレーション
特徴:過酷な環境である特殊清掃の現場で圧倒的に支持される「黄色いオゾン脱臭機」
オゾン発生量:7,500mg/h
価格:648,000円
おすすめの業種やシーン:特殊清掃
公式サイト:https://www.kaicorp.co.jp/product/deodorization/panther-j.html

人や動物がいる環境下で使用するオゾン発生器

一般的に、家庭用オゾン発生器とか有人環境専用設計とか低濃度オゾン発生器って呼ばれてるやつね。

1.オゾンクルーラー
メーカー:オゾンマート
特徴:人や動物がいる環境といない環境で、モードによって使い分けができるオゾン専業メーカー「オゾンマート」の自信作。医療施設や教育施設にも導入事例多数あり。正直これはかなり良い。
オゾン発生量:10-200mg/h
価格:72,600円
おすすめの業種やシーン:一般家庭、病院(動物病院含む)、学校、公共施設、飲食店、オフィス、ペットサロンなど。
公式サイト:https://www.ozonemart.jp/products/ozone-cruller

2.爽やかイオンプラス CS-4
メーカー:オーニット
特徴:オーニットのベストセラー商品
オゾン発生量:1-4mg/h
価格:37,000円
おすすめの業種やシーン:一般家庭、公共施設、飲食店、オフィス、ペットサロンなど
公式サイト:https://www.ohnit.co.jp/product/cs-4/

3.リオン3.0
メーカー:タムラテコ
特徴:業界TOPシェアのタムラテコが満を持して発売した家庭用オゾン発生器の優等生。
オゾン発生量:2mg/h
価格:55,000円
おすすめの業種やシーン:一般家庭、公共施設、飲食店、オフィス、ペットサロンなど
公式サイト:https://teco.co.jp/lyon.html

よくある質問

Q.オゾン発生器を自作で作ってみようと思うんですがどうですか?
A.知らん。作ってみてくれ。ただ、ケガはするなよ。

Q.空気清浄機、オゾン発生機能付きの空気清浄機、オゾン発生器であればどれを買うのがいいですか?
A.まずは空気清浄機がいいと思う。その次に買うのがオゾン発生器。オゾン発生機能付き空気清浄機は要は空気清浄機だと思ってくれ。ただの空気清浄機も微量のオゾンを発生してるし、正直あまり変わらん。
空気清浄機→0.1-0.2mg/hr
オゾン発生機能付き空気清浄機→0.5mg/hr
オゾン発生器(家庭用)→1.0-10mg/hr
だいたいそんな感じ。

Q.2025年10月から労働安全衛生法の改正が適用開始と聞きました。オゾンの取り扱いは何か変わりますか?(2024.07追記)
A.変わるように見せかけて特段何も変わらん。詳しくは、信頼できるソースをもとに要約してくれてるリンク先をチェックすればおk→【厚生労働省確認済み】令和7年施行!オゾンに関する労働安全衛生法の改正について

Q.オゾン発生器の家庭用と業務用の違いについてもっと分かりやすく教えて
A.オッケー!この記事読んでくれ!→タメ口だけどオゾン発生器の家庭用と業務用の違いを無駄なくスマートに解説するやつ

Q.オゾンやオゾン発生器に関するおすすめサイトがあれば知りたいです。
A.オゾンガイドというサイトはなかなかわかりやすくて情報も正確な印象だからおれもちょくちょく見にいってる!


文字数13,000文字超えは草生える。
なげぇわw
おれはどんだけ暇なんだよ。。。
実家ってなんでこんなに暇なんだろなww
今日はカレーらしい。なんか呼ばれてるわ。

帰省中に自動車事故の痛ましいニュースなんかみるけど、みんなもマジで気をつけて日常に帰れよー。

じゃあ、またなーー

おしまい。

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