蒐集したお札(目黒不動尊・蛸薬師)
前回、蒐集したお札は、目黒不動尊・瀧泉寺で2つ、蛸薬師・成就院で1つでした。今回は、そのお札についてちょっと紹介したいと思います。ちなみに蒐集したお札と値段は、次の通り。
元三大師(角大師)500円
秋葉山のお札、地味に高かった…
でも、私にはそれくらい、いやそれ以上の価値があるということなのです。
まずは、お札をデジタル画像にする必要があるのですが、どうもスキャナーとパソコンの相性が悪い・・・ しかたがないので、写真で対応。 いや、むしろ本当はこういうのは写真が普通なんですよね。 ただ、古文書と一緒でこういうのの写真は、専用の三脚などが必要で、技術も必要とされるのですが、そんなものはないので、コンデジでがんばります。 まず、目黒不動尊のお札。(縦27.9cm×横10.5cm) これはお姿(すがた)とか御影(みえい)と言われるお寺の本尊を絵にしたお札です。各地の寺院にあります。
プリントでしょうが、こういうお姿系のお札は、初入手だったので嬉しいです。
お札は、本尊の不動明王の姿ですが、脇侍(きょうじ)の矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)の2人を引き連れた三尊形式で描かれています。 続いて、こちらは角大師のお札(縦10.5cm×横8cm)
かつて調布の深大寺のものと、比叡山のものは、この記事で紹介していますので、よろしかったら、こちらをご参照ください。 こちらのお札は、深大寺や比叡山のものとは違い、所謂「豆大師」とセットになっています。
いやあー、意外と元三大師の信仰も多いですねぇ。 続いて秋葉大権現のお札(縦33cm×横13cm)。でかい。
こちらもプリントでしょうが、この宝印の部分はちゃんと捺されたものではないでしょうか。 値段からもその可能性があります。
三尺坊の姿は、こういう天狗の姿なのです。
しかし、若干鼻が高いのと、カラス天狗のような羽が認められるのを除くと、火炎を背負っているところと、剣と索を持っているところに不動明王のような姿にも見えます。 インターネットでみると、他の秋葉大権現のお札は、もっと天狗っぽい天狗の姿をしているので、ここ蛸薬師のお札の三尺坊は結構、落ち着いた紳士な三尺坊さんでした。 三尺坊が乗っているのは白い狐と言われていますが、狐に見えるかな?
そんなこんなで、このお札は大収穫でした。 しかし、昨今は今年のテーマである山岳信仰つながりで、こうした修験系の天狗信仰に目覚めてしまいました。 静岡の西の山奥に眠る秋葉山の総本山や、各地にある秋葉大権現に行ってみたい気持ちが日々ぐんぐんと燃えたぎっています。 うーん、今年はかなりすごい年になるかも?
(おわり)
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