【2025年の抱負】“強靭なAI組織”を築く一年に──私が描くAIスタートアップとしてのこれから
皆さん、あけましておめでとうございます。
すべての業務プロセスをAI化することを目指す、BLUEISH代表取締役CEO兼CTOの為藤 (タメトウ)です。
今年2025年は、私たちBLUEISHが目指す「強靭なAI組織」づくりと、前半でアーリーラウンドを完了に向けた戦略的な事業推進が大きなテーマです。
とはいえ、現在のステージでは“オープンクローズ戦略”を意識しており、公にできる情報には限りがあり、ピッチイベントでも毎回苦しみますがその中でも情報発信のチャレンジをしていく事が大事だと思います。こうした制約があるからこそ、経験が積み重なり、足場を堅実に固めながら着実にマネタイズを進めていけると考えています。
はじめに
前回(2024年の振り返り記事)までは「BLUEISH代表取締役CEO」として活動しておりましたが、2025年から「BLUEISH代表取締役CEO兼CTO」に就任しました。
これは、2024年いっぱいで退任したCTO・宇留嶋勇人が、2025年のBLUEISHを見据えて私にバトンを渡してくれた形です。
※この宇留嶋勇人の考え、本当好きです。。。!
彼はBLUEISHのAI組織と社内のAI文化の醸成に尽力し、見事に“点火”させる役割を果たしてくれました。
やはり代表がエンジニアである以上、代表自らが事業推進に関わる事で事業が思いっきり進むのと同様に代表がCTOになる事でAI組織の構築がよりスピーディーに進められると考えています。
これ私の今のフェーズのこだわりの1つでもありますが60人規模の組織になっても社長席は用意せず、従業員の間に席を置き普段作業をしていたりもします。
今後は、私が引き継いだAI組織を1年かけて“強靭なAIチーム”に育て上げ、BLUEISHのさらなる成長を狙っていきます!
強靭な組織こそが“確実な一歩”を生む5つの目標
さて、競争の激しいAI領域で大きなアドバンテージを築くためにも、まずは以下5つの目標を達成する必要があると考えています。そこで今回のnoteでは、その目標をしっかりと掲げていきたいと思います!
<目標①: “強靭なAIチーム”をつくる>
2023年にLLM(大規模言語モデル)が注目を集め、2024年にはいくつかの“LLMエンジニア”が誕生し始めています。しかし、実際にはスキルセットやチーム体制はまだまだ混在している状況です。一口に“LLMエンジニア”といっても、ソフトウェア寄りなのか、アルゴリズム寄りなのかで大きく異なります。
私が考える“強靭なAIチーム”をつくるためには、まず「バランスと質」が何よりも重要です。BLUEISHでは、高度なAI/ML/LLMエンジニアを育成・採用し、プロジェクトごとに柔軟に配置を変えられる組織づくりを進めます。専門人材(AIエンジニア、データサイエンティスト、研究職など)を計画的に増やし、個々の才能が最大限発揮できる“質の高いチーム”を目指していきます。
LLM開発の未経験者でも、本気で取り組む意欲がある方は大歓迎です。ぜひご連絡ください!
<目標②: “AIリテラシー”を全社に行き渡らせる>
現在のAI時代において、「全職種横断でスピードとクオリティを両立させる」ことは決して簡単ではありません。
しかしBLUEISHでは、全ての職種を横断してAIリテラシーを浸透させ、組織全員がAIの有識者として活躍できる体制を目指します。
部署を問わず、全員が一定レベルのAI知識を持つことで
• 技術とビジネスが連携しやすくなる
• 迅速なフィードバックループの構築
• 差別化されたAIソリューションの開発
を実現出来ます。この体制を築く上でも、“強靭なAIチーム”がベースとなり、その上で得られた知見を全社員へ展開していきます。
具体的には、エンジニア以外のPM / PdM / コンサル / デザイナー / 営業 / バックオフィスなど、すべての職種に対して、「一般社団法人日本ディープラーニング協会」が提供する「Generative AI Test」や「G検定」の取得を推奨する方針です。
(※ちなみに、まだ役員会で正式には話していないため、後ほど役員や従業員から“お年玉(大ブーイング)”をいただきそうな予感がしています…)
AI業界では出しづらい、全職種横断型のスピード × クオリティ
これをBLUEISHでは実現します。部署を問わず、全員がAIに関する一定の知識を持つことで、「技術とビジネスが連携しやすくなり」、「クイックなフィードバックループ」、「差別化されたAIソリューション」を実現出来ます。
この体制を整えるためにも“強靭なAIチーム“が必要であり、その上でAIナレッジの展開を全社員に行います。
<目標③: “堅固な土台”でリスクを見据える>
アーリーラウンドを進行中につき、外部公開は限定的ですが、複数ステークホルダーとの協業やアライアンスを粛々と進行中。大きなリスクを伴うAI事業だからこそ、周到な準備と確実な進捗管理を徹底します。
<目標④: “攻めの収益化”を仕掛ける>
BLUEISHでは、慎重に活動した2024年のおかげでAIスタートアップによくある「開発優先で収益化後回し」から早々に脱却できます。業務プロセスのAI化を軸にした新サービスを積極展開し、顧客サポート強化や有償版の拡充を通じ、キャッシュフローを安定させます。
<目標⑤: 量子コンピューターAIの研究開発>
量子コンピューターAIの研究開発ですがより現実的な研究成果が出せるように引き続きロードマップを元に研究開発し続けていきます。
さいごに
2025年は、BLUEISHが “強靭な組織” を整えながら、アーリーラウンドを無事完了し、確実なマネタイズを実現し、シリーズAに進む──そんな挑戦の一年です。公開できる情報には限りがありますが、皆さまと一緒にAIの未来を切り拓くためのワクワクする新展開を、今後もぜひ楽しみにしていてください。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
あっ、BLUEISHに興味ある方!
Xでも何でも、メッセージお待ちしてます!