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突き抜けるって難しい

映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」を見てきました。

まず、このポスターめちゃくちゃかっこいい。
惚れ惚れしちゃう

お面がなんともいえない
すごい好き

私は社会人になってから数年して、文化服装学院に3年ほど通っていた時期がありました。

20代前半にファッションに魅了されて、ほぼ勢いで入学。
実際は縫製とかパターンとか苦手で、だからと言ってデザインができるわけでもなく、私は洋服を作る側の人間でないことを3年かけて学びました。

だけどファッションは好き。
ファッションデザイナー、縫製、パタンナーなど洋服を作る職業をしている人を尊敬してます。

今はただのファッション好きとして過ごしています。

ここで本題。
ジョンガリアーノの映画があるということで見てきました。

幼少期からディオールのデザイナーになるまで、そして逮捕されて現在に至るまでジョンと関係者の生の声を聴きながら、綺麗な洋服を見ることができました。

私の個人的な感想は、突き抜けられるってすごい、ということ。

確かにジョンは天才かもしれないけど、彼はこういう生き方しかできなかったんじゃないかな、という風に私は見えました。
それは凡人の私からすると羨ましい生き方なのだけど、想像を絶する生きづらさや苦しみがあるんだろうなとも思いました。

突き抜けると賞賛と批判を大量に浴びながら生きていくことになるのだけど、突き抜け続けるというのは誰でもできることではない。

私もこんな生き方したいと思う一方で、批判はもちろん賞賛すら怖くて欲しくない。

仮にいい意味で人に注目されるとしても、いつか叩き潰されるんじゃないかと恐れて何もできずに安牌な領域で毎日生きている。
もっとこうしたい、という願望はあるけど安全なところに身を置いてしまう。

これから自分はどうしたいのか?ちょっとずつでいいから自分の心が動く方を選択する生き方をしたいと思った。

「休日でも一軍の服を着る」とか
「嫌な仕事は引き受けない」とか
「やってみたい仕事にダメもとで応募する」とか
「髪を好きな色に染めてみる」とか
「好きな人に話しかけてみる」とか

そんなことから私の人生も再スタートしようと思った映画でした。
素敵な映画でした。ありがとう。


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