公務員からの転職は難しいのか?地方公務員から転職して半年が経った今考える
あっという間に転職してから半年が経ってしまった。自分のnoteを見返して転職したての頃はそんなこと考えていたんだと懐かしい気持ちになったので、では今はどう思っているのか、認めておこうと思う。
まず、やはり転職はしてよかった。この一言に尽きる。かなり忙しくはなったけれど、前向きに仕事に取り組めている。
そんな中、転職活動当時は「若いうちじゃないと地方公務員からの転職は難しそうだから急がなきゃ…!」と思っていた自分の認識が必ずしも合っていたわけではないということに気づいた。
完全未経験の分野に転職するのであれば早い方が良い。ただ行政分野に関わる仕事をするのであれば特に年齢は関係ない、というのが今の私の考えである。文字に起こすと当たり前のことしか言ってないな笑
何を伝えたいかというと、もう若くはないし地方公務員で特にスキルもない…今から民間に転職なんて…と考えている人がいたら、いや、場所を選べばものすごく活躍できる分野がありますよ…!諦めないでください!ということだ。
かくいう私はIT系の会社にいるけれど、行政の分野と密接に関わっているところに所属している。なので、3年しか公務員を経験していない私は、もっと予算のこととかシステムのこととか詳しかったらなぁと思うことが結構ある。まぁ私は出向中に転職したので、転職したタイミングとして後悔は全くしていないのだけれど。
転職活動中、なんであんなに急いで転職しなきゃって思ってたんだっけ…と思い返して元々自分は行政ではなく人事系、タレントマネジメントに興味があったことを思い出した。でも結局完全未経験の転職は公務員の仕事とギャップがありそうでやめたんだった。そう、私は特にやりたいところに転職できたわけではない。転職したばかりの頃も、やる気があるというよりはなんかめちゃ働きやすい〜最高〜くらいの気持ちだった。入った後に行政以外の分野のところにポスティングしよ、とか考えていた。
今はというと、仕事がとてつもなく楽しい。行政の分野から手を引きたかったけど、外から見る行政って、めちゃくちゃ興味深い、となっている。今いる場所でやりたいことを見つけることができた。もともと興味のあることはいろいろある中で、絶対にこれをやりたい、という強い気持ちがあったわけでもなかった私だけれど、仕事のモチベーションを今の担務の中で見つけられたのは本当にありがたいことだ。もっと転職してからの3ヶ月間くらい頑張っておけばよかった笑
これからは今の分野にもっと詳しい人間になりたい、そう思いつつ自分なりの生活リズムを崩さないような工夫が必要だと感じている。フルリモート本当にありがたいのだけれど、忙しい時食事も忘れて朝から晩まで根詰めて作業できてしまうのが本当に良くない。忙しくても仕事以外の勉強・自炊・運動習慣は大切にしたいと思っているので、ダラダラ仕事せずに残業減らす努力をしていきたい。そういえば私の半年前くらいの時期にコンサルに転職した前職同期が今また転職活動を再開したそうな。彼は最終的にはまた地方自治体に戻ることを前提にスキルを高めるために転職をしていて、その考えも素敵だよなと思うなどしている。そして数週間前にはまた前職の同期が転職した話を聞いた。2人とも東京一工卒で私よりも全然優秀なのだけれど、チャレンジを求めて外に出ていく若手が多いのだなと改めて感じた。地方公務員で長くキャリアを続けている人でも、行政関連の仕事であれば引く手数多だと思うので求人で[自治体出身者歓迎]ってなってるところを是非受けてみてほしい。
余談だが、私のいとこは京大卒業後大手ゼネコンに就職した後ハードワークで身体を壊し、地元の役所に転職た。年収はかなり下がったけど毎日定時で上がれているらしく、今の生活にとても満足しているそうな。父親はずっと民間で働いていたけど、人間関係に疲れてしまったとのことで退職して地元の役所に転職していた。家から近いためお昼を家で食べたりとかなり好き勝手している。民間から地方公務員への転職で満足している人が身近にいて、私も改めて前職に対する誇りを忘れずにこれからの仕事を頑張っていこうと思った。しあわせの形は人それぞれ、自分がどんな風に生きていきたいのか、それを明確にしておくことも仕事選びで大事なことなんだなぁ(今更気づくな)