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俺の話を聞けぃ
私が勤めている会社の登場人物を、改めてお話させてください。
嫌なら帰ってもいいんです。
でも君はきっと帰らないって信じてるから、話を始めるよ。Listen!!
先ずは役員(引退済)と社長。
営業と現場の方々、そして事務員の私を含め10人ちょい。小さな事務所で働いています。
ちなみに役員A。
別に会社に来る必要はないんだけど、なぜか毎日来るんだよなあ。身を引いたとて、おとなしく家で老後を楽しむタイプじゃないし。あれこれ社長に口出ししたいらしい。
役員Aさん、とんでもない暴君です。
私がいつ辞めてしまうか?社長がハラハラするくらいの傍若無人っぷりを遺憾無く発揮しています。これじゃ事務員が続かないわけだと納得。
私は案外平気です。トイレ問題以外は(以下参照)
だって、まともに話を聞いていないから☆彡
「えー凄いですね!」「知りませんでした!」「勉強になります!」と、1ミリも思ってないやっすい言葉を並べて、ご機嫌を損ねないように静かに身を潜めています。まあ、監視カメラで見られているけど…。
あんなお殿様が1日中家にいたら、奥方もさぞ大変でしょうな。
役員Aは、なかなかの時代錯誤マン。←なにそれ
今時「女性社員はお茶を入れたり、果物を切ったりするやつ」として扱われる。
ちなみにまだ名前を覚えてもらえない(入社7カ月)
「おい」もしくは「あんた」と呼ばれています。嫁じゃないのにな。
さて、先週の出来事です。
数日前からテーブルの上にカステラの箱が置いてありました。私は誰かが食べるものだと思って、そのまま放置したのよ。
すると役員A、カステラを見てなにか言いたげな顔。
そこでようやく気付いたのです。
まさか、そんなバカな?と思いつつも、思い切って質問をしてみることに。
「もしかして、私がこのカステラを切らなきゃダメなんでしょうか?」と。やや棘のある言い方で。
するとAは、ようやく気付いたかといった感じで「当たり前だろ」と答えたのだ。
Aのお小言はその後も続く。
どうやら、カステラの前を素通りする私に何日も腹を立てていたらしい。
「我慢してやった」と言われ、ウッヒョー!まじかよwwwと、ちょっと笑いそうになってしまった。
しかし、淑女たるものここで笑ってはなりませぬ。
迫真の演技で「申し訳ありませんでしたっ!」と謝っておきました。
しかも「早く切ってくれないと賞味期限きれちゃうだろ?」と急かされたよ。
そんなに食べたかったなら、自分で切ればよかろう?もしくは、「切ってくれ」と声をかけてほしかったなあ。
蜜月カップルじゃないんだから「俺の気持ちを察してくれない!」って。スネないでよー。めんどくさいなぁもう。
まあ、切ったけど。←切ったんかい
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