「見た目」にだまされないように
「この時期、1日早く来ていただけるだけで、かなり他が楽になります」
納品して、やたらと感謝された。今日が水曜だと気づいた。
約束していたのは木曜日。
あら?いちにち、早い。
今週のカレンダーは金曜が赤い文字。その、赤い文字にだまされた……
時間が足りない嘆きを、noteに書いたばかり。
どおりで、時間が足りなくなるはずだ。2日の中に、3日分の分量を詰め込んでたのだから(といっても、一部あきらめたのもあるから2.5日分くらい?)。
なかなか、わたし。がんばってたじゃない。
自分をたくさん、ほめてみる。
よかった。カウンセリング枠を今週はとっていなくて。これが、カウンセリングをする週だったら、どうなってただろう。冷や汗が出た。
*
人は「見る」ことでほとんどの情報を得るというのは、本当だ。
カレンダーにある赤い数字になるまで、黒い数字がのこりいくつか。それだけをみて、今日が何曜か。判断していた。わかったつもりになっていた。
視覚の情報をうまいこと操作できれば、思い込み、見当違いも、本物であるようにすりこまれていく。
そういえば。わたしの容姿。比較的おとなしそうな見た目をし女性的な体つきをしているという。その見た目は、人を安心させるし、警戒心を抱かせにくい。
けれど、その中にあるのはプチおっさん。かわいいものも、まあ好きだけれど。エロ話してたり、妙に体育会系だったり。少し仲良くなってきた方々からは、見た目と中身があってないと言われることも、まま、ある。
視覚からくる情報が「安心」であるから、初対面のかたが緊張しすぎずはなしてくれるのは、人と接することを仕事とする上でお得。
けれど、見た目が「安心」「おとなしそう」なのに、エロ話に興がのりすぎてたら、他の人がエロを話している時より、多めに眉をひそめられる。
好きなこと、好きなようにやっているわたしは、どうやら見た目とやってることとが、はたから見ると一致しないらしい。そういえば、行動と年齢がそぐわないとか。性別と心がちぐはぐに感じられる(男か女かわからない)とかも言われるなあ。
そういわれると、どうにも。責められているように感じて、居心地がよろしくない。まあ、わたしの受け止め方の問題も多々あるのだが。
視覚情報(容姿)と内面が一致できれば、この、居心地悪さとか。人から責められる感覚は減るかもしれない。けれど、それを面白く思わない私がいる。
できれば、容姿と内面の差から生まれる違和感。
ギャップとして好意的にとってはもらえないだろうか。
見た目にだまされず、中も含めてたのしんでもらえると嬉しいな。
あ、そういうの込みで友人たちは友人でいてくれるから、気にしなくてもいい?
ということ、思いつつ。カレンダーのなかの週末の赤い数字をながめる。
「金曜はお休みか。土日も休めたら3連休。何をしようかな」
繁忙期の現実逃避に、力はいる。