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世界はまだまだ面白い!#138 空港(2)

「空港」へは何時間前に行けば良いのでしょうか?と、時々聞かれることがありますが、国によってバラバラです。欧米各国では、2時間前で十分でしょうが、デリー空港とテヘラン空港は、その昔、私が担当していた頃は、4~5時間前には遅くとも空港についてくださいとされていました。今は、多少、改善がみられているかもしれませんが、荷物検査の回数が多い事と、無茶苦茶「人が多い」事から、4時間でもギリギリという事がありました。コンピューターがダウンしている時は、全部「手書き」になりますから、5時間はかかりました。

さて、空港に早く着いて、漸く、搭乗した後も大変な事があります。南アのヨハネスブルグ空港で、何回かありましたが、搭乗が終わっても、飛行機が離陸しないのです。機内アナウンスで、「機体の総重量がオーバーしたので、お客様の預け荷物を降ろし始めます」との事。便数の限られている国では、「貨物」の重要性が高く、「乗客」、「貨物」、「乗客の預け荷物」の優先順位になるそうです。ただでさえ、荷物のロストが多いのに、搭乗した後で、大事な荷物を、南アに残していくことが確定するわけです。1時間半ほどで作業は終わり、無事に「軽くなって」離陸でき、私より数時間遅れて、香港経由荷物は届きましたが、南アに行くときは、「機内手荷物」のみが無難です。

南アに限らず、私の経験では、荷物は「機内手荷物」が無難です。しかし、時々、寸法、重量が規定内でも、機体(小型機)によっては「預け荷物」になります。これらは、荷物受け取りレーンでは出て来ませんので注意しましょう。着陸時の機体横に置かれますので、必ずピックアップしましょうね。


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