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コロナが収束したら飲みたいので、BARや居酒屋の支援をいろいろやってみた。

■天下のめぐりものは、お金じゃなくて”優しさ”にしたい

今、コロナが世界的拡散している中で、人類が生き残るためには、「自分だけが生き残る活動」をするだけではなく、「困っている人をちょっと余裕がある人が、ちょっと支援する」という循環を世界中に広げていくことが大切だと思っています。

○なぜ、飲食店支援なのか?
今回、BARや居酒屋への支援にした理由は、「飲み行くのが好き」というシンプルな動機です。
コロナがある程度収束をして、「解禁!やっほぃ!!」となったとき、お気に入りのお店がなくなって、行けなくなってしまうのはすごく悲しいし、また、お気に入りのお店=マスターやオーナーさんを知っているので、その人に会えなくなるのもすごく悲しいと思い、色々トライをしてみました。

飲食店が休業で困るのは、ニュースでも取り上げられているように、賃料と言った高額の出費です。また、飲食店は、コンサルティングサービスのように、利益率が高くないので、貯金をすることも難しい業態でもあります。

また、すでにコロナの影響により、一部店舗の閉店を決めているお店も出始めています。。。

○独りよがりの支援にしたくない!
今回、いろいろなトライをしましたが、相手のニーズを聞かずに、”一方的に押し付けるような一人よがり支援にならない”ようにすることを心がけました。
それでも、お声がけさせてもらったお店には、新しい挑戦をしていただいたなど、多数のご協力や細かいやり取りもお付き合いいただき、本当に感謝です!

○「助け合い」ボール回し
「助け合い」は助けた人にそのまま恩を返す必要はないと思います。「助けてもらった人に返さなきゃ!」と思うと、助けてもらった人が息苦しくなってしまうからです。
助けてもらった人は、また、別の困っている人に気がついたら、その助けてもらった恩をパスすれば良いと思います。
それがぐるぐるぐるぐる回って、きっと助けてもらった人に返ってくるようになると思います。

”お金は天下の廻りもの”と言いますが、天下をめぐるのはお金ではなく、「優しさ」になって、「優しさは天下のめぐりもの」と言われるそんな世界になってほしいです。

■お酒を販売するって難しい・・・

お店に伺うことはできないですが、デリバリーやテイクアウトで注文をすることとはできると思い、お酒をデリバリー提供をしているお店を探したところ、全然ない!!!
どうやら、お酒を販売するにはややこしい法律がいっぱいあり、気軽にできないことがわかりました。

○テイクアウト
お酒をお持ち帰り用に販売する場合は、「一般酒類小売業免許」が必要になるそうです。しかし、この免許も簡単にはとれなくて、販売スペースを用意して、飲食店と明確に区別しなければ行けないなど、ハードルが高いそうです。

しかも、カクテルなど「製造」工程が入ってしまうと、「酒販販売業免許」だけではNG!蔵元やワイナリーのようなお酒を製造しているところと同等の扱いになり、「酒造免許」が必要になります。

なにこれ。
めっちゃややこしい。

この酒税法違反を犯すと1年以下の懲役または50万円以下の罰金課せられるようです。。。

○デリバリー
デリバリーは、テイクアウトと同じく「一般酒類小売業免許」が必要になります。しかし、「一般酒類小売業免許」は、県をまたいでお届けすると違反になります。

なんてこった・・・。

2都道府県以上にお届けする場合には、「通信販売 酒類小売業免許」が必要です。。。また、配送業者を利用する場合も、通信販売酒類小売業免許が必要になります。

今は、緊急事態宣言を受けて休業をし、お酒の販売をスタートしている飲食店向けに、「期限付酒類小売業免許( https://www.nta.go.jp/taxes/sake/kansensho/0020004-077.htm )」を設けられています。「一般酒類小売業免許」に類する免許です。

■オンラインでお店を巡る”はしご酒”を企画!

緊急事態宣言が落ち着くまでの毎週金曜日の19時から、オンラインでいろんな店舗のお酒を飲む<オンラインはしご酒>を企画しました。

いろんなBARや居酒屋のお酒をテイクアウトやデリバリーで注文し、自宅でわいのわいのと飲む会です。

○5月22日開催
原価BARとのコラボ企画!
お酒が好きすぎて、翌日を気にせず飲むために、社会人ではなく、経営者・ライターの道を選んだ柳谷さんに、初心者でも楽しめるウイスキー飲み方を教えていただきながら、五大ウイスキーを飲み比べます。

・開催日:5月22日19時(1時間〜1.5時間程度・入退場自由)
・メニュー:五大ウイスキー(各30cc)
・ウイスキー代:3000円 (配送料別。テイクアウトでの受け取りも可!)

<原価BAR インターネット通販サイト>
https://peraichi.com/landing_pages/view/wihaishop

○5月29日開催
特定のお店ではなく、デリバリーやテイクアウトでお酒を提供されているお店で購入をして、先着8名のしっぽり飲む会です。

・開催日:5月29日19時〜(1.5時間程度)
・メニュー:各自、デリバリーやテイクアウトでお酒を提供されているお店でお酒を購入!

29日の為に、恵比寿にあるBAR BW01のテイクアウトウイスキーを購入してきました!
BAR BW01さんには、いつもお世話になっていて、恵比寿で飲んだ後は、立ち寄らせていただいています。テイクアウトでは、小瓶1本〜、注文することができ、銘柄指定をすることも、好みと金額感をお伝えして見繕ってもらうこともどちらでも自由に注文できました!

<BAR BW01>
・注文方法:Facebookメッセージ( https://www.facebook.com/bw01bar/ )
・引取日時:基本的にはいつでも取りにいけるそうですが、夕方の方がご都合がいいとのことです。Facebookメッセージでご相談ください。

29日の為に・・・・と思いつつ、今にも買ってきたウイスキーが無くなりそうで困っています。

■クラファンにも挑戦!

クラファン自体が初めてで、試行錯誤でしたが、そんな中、原価BARさんにまたまた実験に付き合っていただきました。
私の無謀な挑戦にいつもお付き頂いてばかりで恐縮です。。。

○メディア選び
プロジェクトの掲載メディアは、「Motion Gallery」を利用しました。もともとの手数料が他のメディアに比べて安かったことと、MOTIONGALLERY手数料が無料になる「新型コロナウイルスに起因する、イベント中止・延期・代替開催及び、損害を受けた興行場・飲食店・宿泊施設等の支援プログラム( https://motion-gallery.net/blog/suportprogram )」をされており、利用できる対象者が飲食店のオーナーだけでなく、支援者も利用できるプログラムだったからです。

ほとんどがメッセージでの対応で完結でき、また、やり取りも丁寧で、初心者には非常にありがたかったです!

○リターンの金額設定が難しい
集めた支援金は、リターンの原価だけではなく、休業している中でも出ていってしまう家賃などの維持運営費に使ってほしいと思い、クラウドファンディングをスタートしました。

「さきめし」の場合、支援があった月の維持費はしのげますが、緊急事態宣言が解除され、通常営業に戻った時に、お客さんが入ったとしても、その月の売上に繋がらず、結果的に先々で経営を存続することが難しくなるリスクを抱えてしまいます。

一方で、支援した方にとって、払った金額の同等のリターンがほしいという気持ちがあるものの、どうしても少し割高になっていまいがちでした。

リターンを物品の価値だけではなく、普通ではできない体験やワクワクしていただけるようなリターンになるよう、苦心しながら考えました!

○リターンの企画
リターンは、お酒が好きな方に要望を聞いて、プロジェクトメンバーと要望を練り合わせながら決定しました!

・【20代限定!】コロナが収束したら飲むぞプラン
→原価BAR五反田店の入場料無料+店頭にはない柳谷さんがスコットランドで直接買ってきた秘蔵のウイスキー3杯

・【数量限定!】コロナ期間でも自宅で楽しむプラン
→1万円の支援で、一般価格1万5000円前後のお酒を小瓶に分けて、配送します。

・【真の酒好きへ!】海底熟成ウイスキーの飲み放題付き!原価BARオーナーの秘蔵のお酒をテイスティングする会 プラン
→柳谷さんは別の会社で、海底熟成ウイスキートゥールビヨンを販売していますが、その副産物として多数の既存銘柄を沈めて研究を重ねています。その一部を飲み放題に提供してもらいます。

・【あなたもこれでカクテルマスター!】カクテル飲み放題付き!カクテルの作り方のレクチャー体験会プラン
→マスターがカクテルの作り方を教えますイベント。当日利用したシェイカーとジガーカップはお持ち帰りいただけます。

○クラウドファンディングに応援をしてもらえると嬉しいです!
いろんな試行錯誤と苦労と迷走の末、無事に掲載できました!
もし、リターンにワクワクしていただけましたら、支援をいただけると嬉しいです。

・お客さまがお気に入りのお酒に出会うために、原価で提供し続けてきた<原価BAR>を応援するプロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/genkabar

○2店舗目もやりたかったけど、断念・・・
原価BARで実験をさせていただき、いつもお世話になっている店舗にも挑戦をしてみようと思ったのですが、クラウドファンディングをするためには、プロジェクトの企画だけではなく、掲載の審査などのため、2〜3週間程度は必要で、結果的に企画してから4週間の期間が必要になってしまいました。

結果、なんだかんだ言って、もうすぐ、緊急事態宣言が終わりそう・・・
ということで、Time is Overになってしまいました・・・。

緊急事態宣言が終わったとしても、通常営業に戻れるとは限らないので、様子を見て、挑戦できそうであれば、他の店舗のお手伝いができればと思っています。

■やってみようと思ってやらなかったこと

法律の関係で、お酒を買って帰りたい、もしくは、注文したいけどなかなか見つからない!という飲兵衛さんもたくさんいらっしゃるのでは・・・。

そんな方々に向けて、テイクアウトやデリバリーをやっているお店の情報をSNSで発信する企画を考えていました。

が、緊急事態宣言の中、人同士の接触や外出を促したいわけではなかったので、SNSでの情報発信は断念しました。。。。

SNSでの拡散はできませんでしたが、せっかくなので本ブログ内にそっとご紹介させていただきました。

また、他にテイクアウトやデリバリーでお酒を提供しているお店があり、ご連絡をいただきましたら、本ブログに追記したいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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