弱っていく父
通院に付き添って行くたびに、父はだんだん元気がなくなり、足の浮腫が気になるようになってきました。
それまで父の状態を理解し寄り添ってくれていた医師が転勤となり、春から違う医師に代わりました。
元気がなくなって、利尿剤を服用するも浮腫が改善しないため、何か手立てを考えてくれるものと思っていました。
しかし、何の検査も提案もなくそのまま経過観察に。
この頃には自力で立っていられず、移動は車椅子になっていました。
積極的な治療はしないということが、ただ弱っていくのを何もせずに見ていることとだとは思っていませんでした。
その時々に応じた治療をしてくれるものと期待していたのが間違っていたようです。
父は病院で何度もトイレに行きたがります。
その度に私が一緒にトイレに入り、見守ります。
病院の行き帰りも車で連れて行きます。
車を離れた駐車場に止める時、帰りに車を持ってくる時、父をひとりにしていると迷子になってしまい、病院中を歩き回って父を探したこともありました。
もはや付き添いが私一人での父の通院は厳しい状態でした。
この状況を担当のケアマネージャーの方にお話ししたところ、受診に同行してくださいました。
診察室にも入っていただき、車の乗り降りも手伝ってくださり、、、
涙が出るくらいありがたかったです。