「沖縄ムーチー」って?
沖縄では毎年、旧暦12月18日は「ムーチーの日」。
沖縄でよく使われているカレンダーにはだいたい旧暦も記載されているのが多いんですが12月18日の欄には「ムーチーの日」と記載されていて、
2021年は1月20日(水)が「ムーチーの日」になっています。
「ムーチーの日」には作った餅を、仏壇にお供えして家族や親戚と食べます。子供が産まれて最初に来る「ムーチーの日」は「初ムーチー」と呼ばれご近所や仲の良い人に配って回ります。
一個だけ大きなムーチーを作って産まれた子供の健康を願って作ります。
「ムーチー」というのは簡単に言うと沖縄風餅です。月桃と呼ばれる植物の葉に様々な味の餅を包んで蒸しあげていきます。
この写真が月桃(げっとう)という植物で、独特の香りがして沖縄のアロマオイルの原料などにも使われています。
個人的には蕾や花が艶やかで好きな植物の一つです。雨が降るとしっとりして艶やかさが段違いに上がっていきます。
話をムーチーに戻します(汗
この月桃の葉に、黒糖や紅芋などで味付けされた餅のタネを入れて蒸しあげると40分~1時間くらいで月桃の香りが部屋中に充満して、美味しいムーチーが出来上がります。
この時期、沖縄のスーパーに行くと必ずムーチーの素(混ぜ合わせたらムーチーのタネができる)になるような商品が販売されています。
私のおススメは「紅芋味!」
ちなみに、「ムーチーの日」の前後は「ムーチービーサー」と言われて普段温かい沖縄の冬もこの数日間はとても冷え込むことが多いので、温かく着込んで蒸したての美味しいムーチーを食べたいと思います。