「控えめに言って」すごくうれしい
「控えめに言って」○○だ。
って表現,ここ数年で気になるようになった。
元ネタ自体は随分前なので,徐々に浸透していって一般的に使われるようになったというところだろうか。
やっぱりカッコよくて…美しいよなあ─っ。ひかえ目に言ってもミケランジェロの彫刻のようによォ~ッ。 この美しさのためなら何だってやるぜ…
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』
1992年20号 - 1995年51号
例えば2018年,前ZOZO社長の前澤さんが使っていたのを覚えています。
控えめに言って○○って表現そのものは良いんですよ。はじめてその表現を見たときはおしゃれな言い回しだなーって使ってみたくもなりました。
でもそれが一般化されて使いまわされまくっているのに,さもおしゃれな感じ,自分が発見したんだぞって感で使っている様を見ると,恥ずかしさを感じてしまうんですよね。
いわゆる「共感性羞恥」に近いかもしれません。
他人の恥ずかしさなのに,しかも当人は恥ずかしげもないのに,受け取った自分は無用の居心地の悪さを感じてしまう。
自分はこういうことをしてしまわないようにという弁のようなものが働いているのかな。控えめに言わずとも不思議な感覚である。
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