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寂しさの解消を目的にしないで

先日、flyer book labのイベント「LIVE」にて、「スマホ時代の哲学」の前半の内容をプレゼンしてきました。著者の前で😇

プレゼンした内容はこちら↓


ここで新規事業に関して聞いてみた

このイベントは基本的に
荒木さんと著者が対談するものですが、
終盤になって、プレゼンターにも
時間が与えられたんですよ。

なので、現在開発をすすめてる
夫婦のコミュニケーションサービス
について哲学者に相談してみました←

寂しさは消せないのか?

もともとは、
子育て時の孤独感(=寂しさ)の解消を
課題として設定している取り組み。

でも、「スマホ時代の哲学」を読むと
情動体験はただただ受け入れるべし、
と読めたのです。うーん・・・

本書を読んでもなお、否定的な含みの方の「寂しさ」に痛みを感じ、すぐに解消したいと思ってしまいます。「孤独」と「寂しさ」の解消を両立することは可能なのでしょうか?

たまちゃんの疑問

この疑問に対して、著者の谷川嘉浩さんは…

  • 寂しさは抹消できない、一生暴れ出すもの

  • 寂しさは他人と本質的につながりを持ててないときに感じるもの

  • さみしさによるつながりはさみしさを小さくしない

  • でも、孤独(自己対話)を知る者同士はそうはならない

  • ふたりの間にしか存在しない、交換できないものの積み上げが、さみしさではないつながりになる

  • それには地味な時間が必要である(そして面倒くさいもの)


とコメントくださりました…😭


確かに、寂しくてはじめた
インスタの(プレ)ママアカは
さみしさを解消してはくれなかった。
納得感しかないです。

「寂しい」から、つながりを強くしよう!
という手段は、夫婦間であっても
本質的な解決にはならないんですね。

寂しさの解消を目的に置いてたけど、
寂しさを解消するための行為ではダメで、
ふたりだけの時間を積み上げたら
結果的に寂しくなくなるかもしれない、
というゆるさ
が必要なんだろうなと思いました。

じゃあそうなるには
ふたりの間にしか存在しない、
交換できないものを積み上げる。

…それは時間かかるし面倒くさい。
し、子育て中の夫婦は
なかなか時間が取れない。

そこのスキマを埋めるサービスとして入れたらいいなと。

ふたりだけの時間を積み上げる
面倒くささをフォローするサービス。

どうかな。

主観的にとらえすぎるのも考え物

次に、ポジティブ心理学に関する議論からソリューションの在り方について相談しました。

話の流れはこんなかんじ。

べき論で縛られてた過去

それぞれの価値基準
「本人幸せならええやろ」

過度にいきすぎた自己啓発
…社会全体が主観的な質問に溢れてるのはポジティブ心理学の影響!?摩擦をなくそうと論破し合う現代。(ハッピークラシ―という本はポジティブ心理学をディスってる)

主観的が絶対ではなく、
見習いたい価値観は
引き継いでいきたいよね←New!

こんな流れから、今の設計はどうなんだろうと思い相談。

夫婦で、その日あったよかったことを送って、翌朝転送されるサービスを考えてます。ただ、「よかったこと」はポジティブ心理学からもってきた質問。主観の強調になりふさわしくないのでしょうか?

たまちゃんの疑問

この疑問に対して、著者の谷川嘉浩さんは…

  • 忙しいとオチのない話を共有できない状況をフォローする意味で良いことだと思う

  • その日のことだけでなく、昔のエピソードやいろんな時間のことをやりとりするのもよいかも

ホッ・・・。
確かに、「よかったこと」だけだと
単調でつまらない。
(それでいいという意見もあるけど)
変わり種の質問を入れても
面白いかもしれません。

さっそく質問リストを作って、
テストしてみます✨



おしまい

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現在、夫婦コミュニケーションサービスのプロトタイプを作成中!


今後も生々しく新規事業開発について
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