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減価償却費が財務3表に与える影響

財務諸表系のおはなしを勉強したのでメモしたく思います。
相変わらず発信テーマがブレブレですみません。

アカウンティングを勉強し始めたばかりのかたの参考になれば幸いです。


減価償却費って何?

減価償却費、って、どうもしっくりこなくてつまづきやすいですよね。

減価償却とは、資産は時間が経つにつれてその価値が減っていくという考え方です。少し金額の高い車やパソコン、応接セットなどを購入した時、その購入代金を、購入した年に一度に経費とするのではなく、分割して少しずつ計上するルールのことをいいます。
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例えば…Aさんの会社で200万円の車を買いました。今年の売り上げは150万円でした。さあ、この会社の今年の決算は、150万円ー200万円=▲50万円の赤字となる・・・のでしょうか?いいえ、なりませんよということです。だって、車って来年も再来年も使いますよね?1年で価値がなくなるなんてことはない。これを正しく財務諸表に計上しようというのが、減価償却の考え方です。

で、減価償却「費」は何なのかというと。この車の購入代金を、いいかんじ()に長スパンで分散して計上するお金のこと。いいかんじにをちゃんと知りたい人はググってみてください(めんどくさくなってるw


で、ですよ。この減価償却費を計上するとき、財務諸表にはどんな影響がどんなプロセスで出てくるのか、ご存知でしょうか。
恥ずかしながらまともに知らなかったので改めて調べてみたよ~というのが今回の記事の経緯です。



減価償却費と財務諸表の関係

スケッチメモで整理していきますー!

Before

まず、減価償却費、というか固定資産になりうるものを買う前の、財務諸表のつながりを「Before」として確認します。

Before

① ビジネスして売上が出る!:PL
② 原価・販管費を差し引いて利益が出る!:PL
③ 利益を剰余金として純資産に計上できる!:BS
④ 利益をつかって、営業CFが算出できる!:CF

こんな流れらしい。

After①

じゃ、まずはPLのことを一旦無視して、車を買ったときのことだけを記録するとしたらどうなるかというと。

矢印はBeforeに対してです

①現金が減る:BS
②固定資産が増える:BS
③固定資産が増えた分、投資キャッシュフローがマイナスになる:CF

とのこと。BSはトータルでは変化なしですね。

After②

続いて、After①に続きまして減価償却費を計上するとしたら、どうなるっちゅうのかと言いますと。

矢印はAfter①に対してです

① まずはビジネスして売上が出る!:PL
② 販管費のなかに減価償却費が足される!:PL
③ 減価償却費が足された分、利益が減る!:PL
④ 利益が減ったので、剰余金として純資産に計上できる額も減る!:BS
⑤ BSの左右は同一額じゃなきゃいけないので、After①で計上済みの固定資産の価値を下げる!:BS

④ 利益が減ったので、営業CFの算出に使える利益も減る!:CF
⑤ しかし実際に現金は動いていないので、減価償却費分を足して相殺する!:CF

BS、PL(利益)ともに、減価償却費を計上した分、下がってしまいましたが、営業キャッシュフローは変わらず。です。


んまー!なんとも面倒なからくりなんでしょう・・・。これをソラで誰かに説明できるくらいにはなりたいな…😂むりー まあ、忘れたらまたこの投稿を見に来ようとおもいます。

参考文献:


以上、減価償却費が財務諸表に与える影響とそのプロセスについてまとめてみました。どこかの誰かの参考になれば幸いです。


おしまい


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