お金はお金でしかない
はるか昔の内定者研修で、
社会人に「働く理由」インタビューし、
自分が自社で働く理由を作文する
っていう宿題があったんですよ。
ひとそれぞれで面白かったんですが
第一声はほぼ「お金のため」でした。
ほうほうなるほどね。そうゆうことね。
人事部の狙いとはきっと真逆のこと、
社会人としての処世術「本音と建前理論」を
学んだつもりになって、
レポートには「お金」にミリも触れず
「社会貢献のため」と書いて提出しました。
そこから就職し、結婚し、出産して。
これまでの行動を振り返ってみると、
育休中も生活費を家庭に収め、
経済力の観点でパートナーと対等で
い続けようとしたり。
育休復職後は自分に対して
「ワーママ」とタグをつけて
経済的生産活動人間みをアピールしたり。
最近は新NISAに向けて
積み立て額を増やしたり。
・・・どう見ても
「お金を稼ぐこと・増やすこと」が価値だ、
と思っているような行動を取ってたんですよ。
お金はあくまで手段でしかない。
と、頭で分かっていても、です。
社会の役に立った結果の「もうけ」
わたしは、自身の育休中の孤独感から
夫婦間のコミュニケーションサービスを
立ち上げようとしてます。
その中で、収支計算とか、
マネタイズとか、
価格設定とか、
お金周りの話が出てきています。
事業性の確立に向けて
うんうんと考えているうちに、
どうやってお金をいただくようにするか・
どうやって収支をプラスにするか
ばかりを考えてしまい、
本丸であるはずのサービスの改良・開発が
徐々に後回しになっていました。
グーで殴られた気分でした。
社会の役に立った結果として、
もうけが出るんですよ。
わたしが新規事業をやりたいのは
もうけるためでもなくて
会社の経営を支えるためでもなくて
ママの孤独感をなんとかしたいから。
お金自体には価値がない。
お金で解決できる問題はない。
みんなでお金を貯めても意味がない。
口座に溜まっていく貯金額を見て
ニヤニヤする人生より
社会の役に立つものを生産する
人生の方が楽しそうだと思いませんか。
本書は、元「お金の奴隷」のボスが、お金の奴隷を再生産しないため、子どもたちにお金との向き合い方を伝えるさまを描いた小説です。「お金は貯めるもの・増やすもの」という常識的な価値観に、「お金自体には価値がない。お金で解決できる問題はない。みんなでお金を貯めても意味がない。」と、ボスは異を唱えます。お金の見方が変わる一冊。
小説に感化されて熱くなっちゃったよね。
近内悠太さんの「世界は贈与でできている」と
合せてぜひ広まってほしい本でした。
「交換」の世界の解像度がグッと上がります。
そして、まさかの結構泣けます。
年末年始のお供にぜひ✨
おしまい
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