
召使いになるな!仕事のできる親ほど子供の自立を妨げる
なんでも先回りする召使いママは、子どもの自立の機会を奪う
昨今有名なワーママはるさんの書籍、「ライフシフト習慣術」の中で一番ドキッとした箇所でした。
引用:
会社では気配りは当たり前、「1」と言われたら「10」まで準備することに慣れているはず。そんな30代の社会人が、子どもを産むとどうなるか・・・?…(中略)…「ママに言えばどうにかなる」と、いつの間にか子どもの「召使い」のような関係性を無意識に選択した親になってしまいます。…(中略)…欲しいものがあったり、困った事態になったら、次にどんな行動をするか考える必要性を、親が子どもに教えなければなりません。これは子どもの「自立」への一歩です。
まだ、子どもが赤ちゃんだった時のように、「子どもは何もできない」という思い込みのまま過ごしてきてしまっていたことに気付かされました。
▶例えばこんなとき…あなたにもありませんか?
・子どもの鼻水が垂れたとき… さっとティッシュをとって拭いてあげる
・お菓子を食べようとしているとき… ビリっと袋を開けてあげる
・バナナを食べようとしているとき… 皮をむいて手渡ししてあげる
・「ママ、暑い」と言われたとき… 冷たいお茶をあげたり、冷房をつけてあげる
けれど、子どもはもう3才。自分でお着替えもできるし、トイレにも行ける。ご飯も食べられる。出来ることはとても増えてきているはずです。(我が家は保育園に頼りっぱなしでしたが💦)
なので、子どもからのメッセージをもう少しレベルアップするために、こんな会話をするように意識しています。
例1:「お鼻が出た~」
「そっか、気持ち悪そうだね。」
→「(納得していない反応)」
「〇くんはどうしたいの?/どうしてほしいの?」
例2:「お腹減った~」
「そっか、お腹がすいたんだね。」
→「(納得していない反応)」
「〇くんはどうしたいの?/どうしてほしいの?」
例3:「暑い~」
「そっか、〇くんは暑いと思っているんだね。」
→「(納得していない反応)」
「〇くんはどうしたいの?/どうしてほしいの?」
しつこかったですかね?笑 ポイントは2つしかありません。
ポイント1|まず共感
まず、一言目には感情・感覚を教えてくれたことを認め、共感をすること。これがあるだけで、子どもは親のおはなしを素直に聞いてくれるようになります。どの育児書にも書いてあった「共感」です!
ポイント2|何を望んでいるのか聞く
子どもが望んでいることを自分の口で伝えられるよう、質問をします。「〇くんはどうしたいの?/どうしてほしいの?」の部分ですね。
もし、「分からない」と返ってきたら、選択肢を示して教えてあげましょう。このとき、決して(親が望む)答えになるように誘導しないことが大切です。そうならないために、子どもがどれを選んでも許容できる範囲の選択肢にしておきましょう。
その後のフォローも忘れずに
無事、子どもが「〇〇してほしい」と伝えられるようになったら、その望みをかなえてあげる(もしくは、そのお手伝いをする)とともに、「ちゃんと伝えられるようになったね。」と成長を認めると、より嬉しい気持ちになれます。
また、思い通りに親が動いてくれなくて、癇癪を起こしてしまったようであれば、「ちゃんと、何をどうしてほしいか、自分の言葉で伝えられるようになろうね」と言い、次の機会を待ちましょう。せっかくの機会だから!と、無理やり言わせる必要はありません。きっとすぐ、次のチャンスがくるはずですから。
我が家でやってみた結果
もちろん、最初からはそんなに上手くいきませんでした。
召使いだと思っていた相手が、手のひらを返したように「で、どうしたいの?」といきなり聞いてくるんですもん。そりゃあ大人でも戸惑いますよね。最初の3,4日は、今まで通りと違う、思い通りにならないことに癇癪を起されたりしました。
しかし、その都度
「そっか、うまく伝えられなくって嫌な気持ちなんだね。きっと、〇くんはママに〇〇してほしかったのかか?次はちゃんと自分の言葉で伝えられるようになろうね。」
と励まし続けました。
すると、徐々にですが自分の口でやってほしいこと・やりたいことを言ってくれるように。もちろん、子どもの望むことは、親の希望と反することも多いです。…歯を磨いた後にジュースを飲みたい、とか(笑)
そうかそうか、今までは、親の都合で物事を進めてしまっていた、子どもの自由を、選択を、ナチュラルに奪ってしまっていたことを痛感しました。
もちろん歯磨き後にジュースは飲ませられませんが、自分の言葉で思いを、考えを伝えられるようになった成長を見ることができました。
ワーママはるさんの書籍は、これ以外にもハッとさせられる気付きになることがたくさん書かれています。興味のある方はぜひ目を通してみてくださいね。
また、ワーママはるさんがメインで置いているコンテンツ「voicy」も無料ですので、ぜひ聞いてみてくださいね。
私は子どもの寝かしつけ中、寝たふりをしながらAir Podsを右耳につけて聞いてます。一緒に寝落ちすることも減り、また超貴重な時間を有効に活用できるのでおすすめです~。
すべての親が、子育てを通して少しでも楽しい毎日を過ごせますように!またね。