アサーティブが絶対正解じゃない世界
こんにちは。たまです。
まん防期間に伴い、絶賛、保育園の登園自粛中。
毎日あの手この手で過ごしています。
さて、今回はママボランのCDP研修「自他尊重のアサーティブコミュニケーション」の振り返りをします。
ずいぶん昔にこんな本を読んだことがあった↓ので知識としては知っていました。おさらい+知識アップデートとして受講。
自他を尊重したコミュケーション
アサーティブとは、自分の気持ちや意見をはっきりと主張しつつ、相手にも配慮する態度のこと。
空気を読んで、相手ばかりを尊重するのではなく、自分も尊重する。対話する姿勢。調和。アサーティブコミュニケーションは、こんな言葉で説明されています。
アサーション度をチェック
講義の中で自分のアサーション度をチェックしてみると、こんな特徴が。
・自分から働きかける言動 →自分優先型が多め
・人に対応する言動 →相手優先型が多め
自分から働きかける言動、特に相手が家族の場合(夫)は、自分本位になりがち。逆に、対面の相手、特に上司の場合は、相手の意向ばかりを尊重して、自分の意見を押さえがち。
長いものに巻かれてる。
↑冷静にみて、わたし、ダサ・・・。笑
自分優先型のとき
まさに、夫に対する言動ですね・・・。
よく言えば、気を許しているというか。悪く言うと気を使ってない。
食べた後すぐに片づけてほしいときとか、「早く片付けてよ!」と頭ごなしに言ってる。
夫婦喧嘩って、内容より言い方に原因がありがちとよく言うけど、まさにそれだと感じました。
相手優先型のとき
仕事の場面を思い出すと、確かに、上司との対話から逃げてるかもしれない記憶がちらほらと。わざわざ対話するより、上司の意向を聞き出してから、その方向性の範囲内でアレンジした方が楽だから。後戻りもないし。それに、その方が、上司も気持ちよく仕事できる(だろう)から。
・・・相手(上司)の顔色をうかがって、楽な方ばかりを選んできた。でも、きっと、それをし続けると、「わたしの意見」がなくなっていく。
まずい。これ、めちゃくちゃキケンだ。
で、具体的にどうしようかという方法論がDESK法でした。
DESK法で自分の意見の伝え方
DESK法とは、自他尊重で相手とコミュニケーションをする具体的なステップ。
Describe:描写|事実を客観的に描写・説明
Explain:説明|自分がどう感じているかを表現(アイメッセージ)
Specify/Suggest:提案|相手にしてほしい行動を依頼・提案
Choose:選択|応じた場合/そうでない場合の結果を伝え、選択してもらう
・・・理論としては分かる、気もする。
でも、Describe:描写とSpecify/Suggest:提案を日常のコミュニケーションでやるのって、知ってはいてもできてなかったし、そもそもかなり難しいと思った。
例えば、「義母が私の息子とスプーンを共用するのをやめてほしい」をDESK法で伝えよう、と思っても、いくら丁寧な言葉を選んでも、、、
いやいや無理や。言えない・・・ネガティブ炸裂💦
DESK法が難しく感じる理由
わたしなりに、出来ないと感じた理由を考えてみる。
①事実描写が回りくどい
どうしても、行間を読む文化が形成されている。なので、事実を客観的に説明し始めたところで、
と思われちゃうんじゃないか、という不安がある。
例えば、子どもが発熱したときの保育園の先生からの入電経験で、そう思ったことがあるからです。(早く結論を言ってほしい、やっぱりせっかちな性格)
②立場に合わない「提案」自体がモやる
「立場」とか気にしてる時点で、そもそもはわたしの凝り固まった価値観が原因。でも、どうしても、年齢での上下関係とか、入社年次とか。親子とか。対等と思いつつ、どうしてもヒエラルキーを意識するようプリセットされてるんです。
だから、自分が「下」なときは、こんな立場の人間が提案するなんておこがましい、なんて考えちゃう。・・・そして悲しいかな、それを他人(後輩)に感じてしまったこともあります。
異動したての部署にて、わたしが送った役員向けのスケジューラーの表現がイマイチだったよう。どうすべきだったかを後輩に教えてもらったことがある。まるで先輩・後輩が逆転したように感じ、モヤモヤ。素直に後輩の提案が聞けなかった…。(自分、しょうもない💦)
だからこそ、わたしなんかが提案するなんておこがましい、って思うことがあるんです。丁寧に言ったとしても、何を言うかではなく誰が言うか に引きずられてるから。。。
いっそ、相手に委ねてみるのはどうだろう
わたしのアサーション八方ふさがり。さてどうしたものか・・・と悩んでいたところ、この放送に出会いました。
https://voicy.jp/channel/1872/279382
フィードバックでは、相手にいまいちな点を気付かせる+改善点を自分で考えてもらうがコツとのこと。
こんな感じ。
とにかく全力褒めスタート。めっちゃ褒める
「ここってどういう意味?そうなんだ、なるほど!すごいね」と、ひとつひとつ聞いていくと、本人が「あ、これダメだ」と気づくことがある。
「あ、もしかしてここの部分、数字をもう少し確認した方がいいかもしれません」と相手から言ってもらう
「よく気付きますね!それも反映したらもっと良いものになっちゃうねね!」とこれまた褒める
「十分めちゃめちゃいいと思うけど、もし直すとしたら気がかりなところはある?」とさらに聞いてもいい
DESK法が通じる人ももちろんいる!
でも、感情的ですこし幼稚な人(自戒を込めて)とか、自分よりヒエラルキーが上の人に対しては、それでも危険かもしれない。
だからこそ、自分が気付いていても。提案したいことがあっても。
相手の特性/立場によっては、ガンガン提案せずに、相手主体で気付き、改善案を出せるようにリードする。
そんなカードもあるんだなと思いました。
今後のアクション
何か相手に行動をしてほしいときの伝え方に、2枚のカードを持つ。
①DESK法:
夫やこども、両親にはDESK法。無理なく自然に使えるようにする。
②気づきリード法:
義両親、機嫌が悪いときの夫(w)へは相手の気付きリードするような誘導をしてみる。
気づきリード法は、アサーティブではないように見える。でも、結果として臨んだ方向に進めば、自分を出そうが出すまいが関係ないですもんね。
ふたつのカードを持った状態で育休復帰できるように、安全な家族内で練習しようと思います!
最後までお読みくださりありがとうございました。
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