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テニス肘・ゴルフ肘

こんにちは!

みなさん「テニス肘」「ゴルフ肘」という言葉を耳にしたことはありますか?
たまるやの患者さんでも多い症状です。

肘の内側や外側が痛くなり、症状が進行すると日常生活でも痛みが出てくるようになります。
早めの対策が必要なスポーツ障害です。


テニス肘・ゴルフ肘とは?

【テニス肘】
テニス肘とは俗称で「上腕骨の上腕骨の外側上顆炎」のことをさします。
肘の外側に痛みが出ます。
テニスなどのラケットを振る際や、重い物を持ち上げるき、雑巾を絞る時に痛みが出ます。
痛みが強くなると、手を伸ばすだけでも痛みが出ることがあります。

【ゴルフ肘】
ゴルフ肘とは俗称で「上腕骨の内側上顆炎」のことをさします。
肘の内側に痛みが出ます。
特にゴルフをされている方に多いですが、テニスのフォアハンドなどでも負担がかかりなることもあります。
日常生活では、物を持ち上げるときや雑巾を絞る時、スーツケースを引く時などに痛みが生じます。

手首や肘のオーバーユースによって肘に負担がかかり炎症します。
押した痛みや、起床時などの強張りもあります。

そのまま放置してしまうと、骨の変形や腱の断裂につながる可能性もあります。

原因

【テニス肘】
上腕骨の外側上顆には3つの筋肉がついています

  1. 長橈側手根伸筋

  2. 短橈側手根伸筋

  3. 総指伸筋

どちらも手首を手の甲側に曲げる時に使う筋肉です。

【ゴルフ肘】
上腕骨の内側上顆には5つの筋肉がついています

  1. 橈側手根屈筋

  2. 尺側手根屈筋

  3. 円回内筋

  4. 長掌筋

  5. 浅指屈筋

どれも手首を手のひら側に曲げる時に使う筋肉です。

使いすぎや柔軟性の低下によって、これらの筋肉の腱の部分が付着部にテンションをかけ炎症が引き起こされ痛みが生じます。   

たまるやでできること

物理療法

炎症や痛みを軽減するため症状に合わせて、超音波やマイクロカレントといった電気治療を行います。
また、患部周囲に鍼による通電(マイクロカレント療法)や体外衝撃波治療(フィジオショックマスター)、にて治療を行います。

固定

治療と同じくらい重要なのが患部の安静です。
テーピングやサポーター、場合によってはギプス固定によって患部の負担を軽減させます。
患部を休ませることで、治療期間がぐっと短くなります。

リハビリテーション

急性期にはアイシングを行います。
急性期が落ち着いてきた頃から、筋腱のストレッチを進めていきます。

痛みが治まった後は、スポーツに復帰する場合、肘や手に負担のかからない体幹部のトレーニングを行ます。
正しい身体の回旋が出来るようにすることが再発防止にも効果的です。


どちらも慢性化しやすく、治ったと思っても再発することが多い症状です。
痛みがあれば早期に受診しましょう。
また普段からのストレッチなどでケアも大切です。
手首を酷使する際は、サポーターを着用し予防するのも大切です。


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