歌集『硝子のボレット』
田丸まひるです。
書肆侃侃房 新鋭短歌シリーズより、歌集『硝子のボレット』を上梓しました。第一歌集『晴れのち神様』以降の10年間の歌から選んでつくった歌集です。
<自選短歌五首>
桃色の炭酸水を頭からかぶって死んだような初恋
じゃあ非常階段に来て。眼裏の雪のすべてが燃えきるまでに
けれどまた笑ってほしい今朝虹が出ていたことを告げる回診
スカートの奥の夕陽を裏返すような行為をうまくできない
索引のページに指をさし入れて会話を少しずらすこいびと
気に入っていただける歌がありますように。
それからそれから、歌集の上梓にあわせて、ゲストの方に来ていただき、題詠企画、短歌日記、コラボレーション連作をつくりました。順次発表させていただきます。
楽しんでいただけたら幸いです。
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