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今週の日記#79

私がいつか結婚して披露宴をやるとしたら、お色直しでシンプソンズの着ぐるみを着て出てきて「いやそれ新婦じゃなくてシンプソンズやないかーい💦👆」というツッコミ待ちをしたい。

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ドーナツの穴だけくり抜くことはできない、という哲学がある。一方で、穴の空いていないエンゼルクリームなども『ドーナツ』に分類される。つまり、ドーナツという食べ物は大まかに「生地+穴」と「生地(単体)」という形状に分けられる。「生地+穴」から「穴」を引き算したところで、「生地(単体)」になった項もドーナツとして分類され得るということになる。そうなると、ドーナツをドーナツとして保ったままドーナツの穴を取り除くことも、可能なのではないだろうか。
でもドーナツの穴ってドーナツで出来ていないとドーナツの穴とはいえないからなぁ。「穴」単体を取り出せたところで、それは「ドーナツの穴」ではなく無限の可能性を秘めた空っぽの存在になってしまう。そこに存在する分子たちは、ドーナツの穴という役割を飛び出して、雲の一部にも、空気清浄機の吸気にも、私のあくびの一部にも、なれる可能性がある。
平成の空気を詰め込んだ「平成の空気缶」のように、ドーナツの穴部分に存在していた空気を缶に詰めれば、それを「ドーナツの穴」と呼ぶこともできるだろうか。しかし、先述したようになんにでもなれる可能性を秘めたドーナツの穴を缶に閉じ込めてしまうのはあまりにも惜しい。
ドーナツの穴を、自由にしてやってほしい。これが私の哲学だ。

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穴場なドーナツ屋さんがあれば、それを「ドーナツの穴(場)」と呼ぶことでドーナツの穴を単体で存在させることはできるのではないだろうか。そういうことじゃない?はい、すみません。

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そういえば、小学生のとき「宇宙には空気がない」ということを知った誰かが「みんなで一斉に中心の空気を吸えば空気がなくなってここに宇宙ができるのではないか」と考えつき、机を囲んだ中心に向かってせーので息を吸い込む、という試みを実行したことがあった。当然ながら宇宙はできなかった。でも、もしあのときみんなで囲んだ机の上に宇宙ができていたらどうなっていただろうなと考えることがある。消しゴムを宇宙船のように飛ばして空中けしピンをやったらめちゃくちゃ面白いだろうな。

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文房具を指や他の文房具ではねてぶつけあう遊び、ググっても全然出てこなくて焦った。ペンや鉛筆で定規のフチをはねてぶつけ合い机上に自分の定規が残った者が勝つ遊びとか、いろいろあった気がするのに。文化は記録しないと消えてしまうことを実感した。

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このままでは日記とは名ばかりの哲学と思い出の話だけになってしまうので、今週の出来事を書いておく。

  • 葛根湯を飲んで寝たら二晩連続で悪夢を見た

風邪をひいていたから悪夢を見たのか、その対処として飲んだ葛根湯のせいか、ひどい悪夢を見た。起きてからなるべく思い出さないように頑張って過ごしていたから内容は忘れたけれど、とにかくひどい悪夢だった。「葛根湯 悪夢」で調べたけれど葛根湯を飲んで悪夢を見るという情報は得られなかったのでおそらく風邪由来の悪夢だろう。

  • 丁寧な暮らし系Youtuberにハマる

丁寧な暮らしはしていないのだけれど、丁寧な暮らし系動画を観ることによってさも自分も丁寧な暮らしをしているような気分になる。なお、1時間以上見続けると自分の行動に「丁寧な暮らし」という呪いがかかるようになるので、限界社会人のリアルなナイトルーティン動画を観て解毒する必要が出てくる。
※「丁寧な暮らし」という呪い・・・自分が丁寧な生活を送っていないことに罪悪感を抱いてしまったり、丁寧な暮らしに反した行動をとることに拒絶感を覚えてしまうようになる。

  • パンが美味いカフェを見つけたが、ガムシロップの入れ物にちいちゃいアリが2匹群がったと思えば入れ物の蓋にある空気穴から1匹が侵入していくのを目撃し、テンションが下がる

もう行くことは無いだろう。

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花粉で喉をやられる人が続出しているらしい。今週の体調の悪さは風邪ではなく花粉だったのだ。流行りだったなんて、なんだか自分が知らず知らずのうちにミーハーになっているような感じがして心地が悪い。

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