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いじめを見かけたら

ツイッターのタイムラインは通常穏やかだ。ただ、ときどき悲しくなるようなニュースが飛び込んでくる。

昨夜も「ツイッターいじめ」を見かけた方のつぶやきを拝読。かなり心を痛めている様子。いじめの被害者が一番辛いだろうが、それを見ている心優しい方々も悲しんでいる。割って入り仲裁できればよいが、火に油を注いで炎上させるリスクもあるから、何が最善なのか悩ましい。

私は小さな頃から、いじめを見過ごせないタイプだった。気の強さも手伝って、猪突猛進に飛び込んでは、返り討ちにあったことも数知れない。加害者をやっつけた後で「そこまでしなくてもよかったのに」と被害者に恨まれることもあった。それはそうだ。自分の思いだけで突っ走るのはよくない。

「まず被害者が何を望んでいるのか知る」ことが大切なのだと気がついた。

小学6年のとき、クラス全員からいじめられている女の子がいた。ひどい言葉をあびせられたり、無視されていた。それを見ているのもつらくて、話しかけるようにしていたのだが、その子から「私と話をすることでNANAさんもいじめられるのは嫌だから、話しかけないでほしい」と言われてしまった。私のことを配慮する気持ちもあり、助けられることでいじめが加速するのではないかと不安に感じていることも話してくれた。それでも気にかけてくれる存在は心強い・・とも。

着地点は「交換日記」だった。

表立って仲良くすることはしないが、心はいつでもつながっているという思いを伝え続けていた。社会人になってから、彼女と街で偶然会った時に「NANAさんにはいまでも感謝している」と言われた。このやり方がベストだったかどうかは分からないけれど、少なくとも彼女の支えになっていたようで、嬉しかったことを思い出す。

ツイッターいじめを見かけたら

大切なフォロワーさまがトラブルに巻き込まれているときには、DMなどで本人の意向を確認するようにしている。それができない場合は、本人のツイートにいいね!をつけたり、返信を送るようにしている。露骨な内容にはしないが、「私はあなたの味方」だし「あなたが大好き」だと伝わるような文章を送っている。これが正解かどうか分からないが、被害者を孤立させないことは大切だと考えている。

せっかくのコミュニケーションツール。温かな交流ができるような成熟した使い方をしていきたいと強く願う。









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