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大人の敬語コミュニケーションとは?

私が蒲谷先生のご著書と出会ったのは,3年ほど前のことでした。敬語に関する概念がひっくり返るほど,自分にしっくりとくる感覚があったことを記憶しています。

きっかけはこちらのご著書

「もっと早く出会っていたかった!」と思えるほどでした。敬語についての知識はもちろんのことですが,いかに私の敬語にまつわる捉え方が狭小だったかを実感しました。

同時に,蒲谷先生の示されていらっしゃる敬語コミュニケーション論(待遇コミュニケーション)という考え方によって,大事なことは,「そっち(敬語を正確に話すこと)じゃないよ」と,人との関係性について,より大きく深く,視点を向けられるよう導いてもらえたように思います。

https://www.univcoop.or.jp/fresh/book/izumi/news/news_detail_49.html

謙譲語とは,「自分をへりくだる尊敬語」だと習うことが多いと思うのですが,蒲谷先生は,そこに違和感があるとおっしゃいます。

つまり,自分を下にすることはなく,「謙譲語は,対象となる動作の人物を,より高めること」とされています。

また,「尊敬語は尊敬できない人に使いたくない」と思う人がいてもおかしくありません。

そこで,「(相手を)尊敬しているから使うのではなく,『尊重』の表れ」として,捉えるとされています。

noteの読者の皆さまの多くは,きっと敬語を使うことには慣れていらっしゃるでしょうし,「こういうときはどうすればいいの?」といった,右往左往するほど困ってしまう会話場面は,なかなか起こることは稀でしょう。

そんわけで,経験が積まれるほどに,敬語について学ぼうとするきっかけはなかなか訪れないかもしれません。

ただ,敬語という枠を超え(もちろん含みますが),相手に対する尊重の言葉遣いができる大人かどうかを見直すことは大切だと感じます。

現在の大学院生活の中で,毎週,蒲谷先生に授業でお会いできることが幸運だと感じています。

本からの学びは,受け取り方次第で,有効的になりますが,直接,ご指導を受けられることで得られることが多々あります。

他の学生の方々とのディスカッションや,先生への質問もさせてもらえるので(蒲谷先生,本当にご丁寧に教えてくださるのです),この機会に,たくさんの気づきを発見し,私自身の敬語コミュニケーションを見直していきたいと考えています。

気づいたことは,noteを通じて,ご興味のある方とシェアできたらと思っています。

本日もさいごまでお読みいただき,ありがとうございました。




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