天皇賞春(その4:ダービー馬の憂鬱)

ダービーと春天は近年、全く関連しなくなりました、

そもそもダービー馬が春天に出走しなくなったのです、

近10年、春天の3着内馬にダービー馬は1頭もいません、

ダービー2着馬が4頭もいるのとは対称的です、

ダービー馬が馬券内に来たのは、2011年のエイシンフラッシュまで遡らなければいけません、

ダービーを勝つために全ての馬主、牧場は力を尽くした結果、ダービー馬は春天とは全く異なる資質を持ってしまってのです、

さて今年のタスティエーラはどうなるでしょうか?

タスティエーラの本質は時計の掛かる馬場、レースでのスタミナ勝負です、

これは同じスタミナでも長距離のスタミナとは違います、

阪神競馬場であったらまだしも、京都競馬場での長距離では、最後の直線で速い上がりを使えなければ勝てません、

タスティエーラはその速い上がりが出せないのです、

皐月賞がベストパフォーマンスでした、

ダービーではたまたま勝ってしまいました、

菊花賞はドゥレッツァに完敗しました、

タスティエーラの本質は中距離の阪神競馬場です、

でも大阪杯は馬場が軽すぎて時計勝負で完敗しました、

今回も京都競馬場は良馬場の時計勝負になりそうです、

レースに脚質が合ってませんね、

宝塚記念が阪神なら良かったのですが今年は京都です、

困りました、ダービー馬タスティエーラの憂鬱は当分続きそうです、

タスティエーラは斬りたいのですが、唯一強調点があります、

昨年の有馬記念に出走し好走している唯一の馬になるのです、

春天は有馬記念と同格の格の高いレースですので、有馬記念最先着馬はほとんど春天でも馬券になります、

有馬記念⑥着は、今回のメンバーでは最も格上になります、

ドレッツァに不安点があるとしたら、有馬記念に出走していないことです、

タスティエーラは有馬記念に果敢に挑戦し好走しています、この経験は重要です、

この1点についてのみ、タスティエーラを斬ることは出来ず、△に押さえたいと思います、

次はマテンロウレオです、

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