ダービー(その1:ダービー馬はダービー馬から)

よく『ダービー馬はダービー馬から産まれる』と言われます、

ほんとにそうなのかを調べてみました、

この場合日本のダービーだけでは苦しくなりますので、イギリス、フランス、アイルランド、アメリカのダービー馬も含めることにします、

すると、

2021年シャフリヤール、ディープ◯
2020年コントレイル、ディープ◯
2019年ロジャーバローズ、ディープ◯
2018年ワグネリアン、ディープ◯
2017年レイデオロ、キンカメ◯
2016年マカヒキ、ディープ◯
2015年ドゥラメンテ、キンカメ◯
2014年ワン&オンリー、ハーツ✕(ダービー2着)
2013年キズナ、ディープ◯
2012年ディープブリランテ、ディープ◯
2011年オルフェーヴル(三冠馬)、ステイゴールド✕
2010年エイシンフラッシュ、キングズベスト✕
2009年ロジユニヴァース、ネオユニヴァース◯
2008年ディープスカイ、アグネスタキオン✕(幻のダービー馬)
2007年ウォッカ、タニノギムレット◯
2006年メイショウサムソン、オペラハウス✕
2005年ディープインパクト、サンデー◯(米三冠馬)
2004年キンカメ、キングマンボ✕
2003年ネオユニヴァース、サンデー◯
2002年タニノギムレット、ブライアンズタイム◯
2001年ジャンポケ、トニービン✕
2000年アグネスフライト、サンデー◯
1999年アドマイヤベガ、サンデー◯
1998年スペシャルウィーク、サンデー◯
1997年サニーブライアン、ブライアンズタイム◯
1996年フサイチコンコルド、カーリアン◯(仏ダービー)
1995年タヤスツヨシ、サンデー◯
1994年ナリタブライアン、ブライアンズタイム◯
1993年ウイニングチケット、トニービン✕
1992年ミホノブルボン、マグニチュード✕
1991年トウカイテイオー、シンボリルドルフ◯
1990年アイネスフウジン、シーホーク✕

調べられる範囲で調べたところ、32年間で父ダービー馬は22頭でした、

まあまあ多いですよね、

更に父ダービー馬でなかった10頭を詳しく調べてみます、

ここでダービー馬を2頭以上送り出している父もダービー適性ありとしますと、

キングズベスト
⇒エイシンフラッシュ、ワークフォース(英ダービー)

トニービン
⇒ジャンポケ、ウイニングチケット

シーホーク
⇒アイネスフウジン、ウィナーズサークル

またディープスカイは、
新馬①→ラジオ短波杯①→弥生賞①→皐月賞①→引退

ですから実質ダービー馬です、

またオルフェーヴルは三冠馬ですから父ステイゴールドは例外でいいでしょう、

となると残りは、

2014年ワン&オンリー、ハーツ
2006年メイショウサムソン、オペラハウス
2004年キンカメ、キングマンボ
1992年ミホノブルボン、マグニチュード

の4頭だけになります、

この中でもハーツはダービー2着馬ですし、

オペラハウスはテイエムオペラオーというとんでもない世紀末最強馬を送り込んでいますし、

キングマンボは大種牡馬サドラーズウェルズ産駒で、エイシンフラッシュの父キングズベストの父に当たりダービーとは縁が深く、

まあはっきり言ってダービーとは全く関係の無い父はマグニチュードだけですね、

このマグニチュード、ミホノブルボンがダービー勝った時、なんでマグニチュードなんだって話題になったんです、

確かに近親はマイラーばっかりでダービー勝てるとは思えませんでした、

ただ当時栗東に坂路が出来て、坂路の申し子と呼ばれていました、

坂路で鍛えに鍛えて全て逃げ切り勝ちです、

新馬1000m①(ダービー馬が1000mで降ろしてるんです)
500万1600m①
朝日杯1600m①
スプリングS1800m①
皐月賞2000m①
ダービー2400m①

新馬が1000mですが、その後はきれいに距離を伸ばしていますよね!

これもダービー馬の条件なのです、

まあ、この馬の父だけは例外にしてください、

そうなりますとほぼほぼ『ダービー馬はダービー馬から産まれる』と言うのは当たっていると思えませんか?

この格言が産まれたのは、私が競馬を始めた頃には言われていましたので、実はデータで示した最後の1990年以前の事なんだと思います、

となると格言が出来上がった後も32年間続いていると言うことになります、

さてでは今年のメンバーを調べてみましょう、

4強と呼ばれる中で1番適さないのはドレフォンです、

アメリカのダート短距離馬ですから、皐月賞は走ってもダービーとは無縁です、

次にキタサンブラックです、

ダービーでは大敗してます、
やはりダービーとは無縁です、

枠も最悪の大外ですから軽視していいと思います、

ハーツは買えます、

既にワン&オンリーで馬券になってますから、ここで2頭目が来てもおかしくありません、

更に今年注意しなければいけないのは、大挙して出走するディープ軍団です、

やはりダービーではディープを抜かすわけにはいきません、

4強を出し抜いて勝ってしまうことも考えに入れなければいけないと思います、

ただし私は4強の中から◎を付けたいと思います、
(^.^)

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