失敗きっかけで現状突破する～乙女座満月

土星うお座入り直前の満月

3月7日は乙女座で満月です。その1時間後には現在水瓶座に滞在中の土星がうお座入りします。土星うお座入りの記事はこちらに書きました。

満月は結果を受け取る時。過去ひと月、長いスパンで見ると半年間の結果が出る時となります。

再びの希望

今回の満月は太陽と月がそれぞれうお座と乙女座の16度という破壊された大地で再び希望を見出すような度数となります。なかなかに衝撃が強く、それでいて次の大きなステップにつながるような場所でもあります。特に月のサビアンシンボル「火山の噴火」は、保守的で人に迷惑をかけず、細部までこだわる乙女座が、いきなり混乱や無秩序の世界にさらされた結果、内側にためていた何かが一気に噴出してくるようなイメージです。その混乱や無秩序というのは、反対側に位置する太陽のうお座のエネルギーからやってきます。
少し衝撃的な感じがしますね。土星うお座入りもあるため、社会的にも何かしら突発的な出来事が、これから新月までの間に起こるかもしれません。

失敗がきっかけに

今回の満月には、牡牛座の天王星が強くかかわっています。秩序と混乱が相対立する緊張感を和らげる位置にいるのが天王星です。経済や価値観の転換が火山の噴火のごとく湧き出てくるエネルギーを受け止める力になるのでしょう。この価値観の転換は、「失敗すること」で起きるかもしれません。何事も行き詰まったり挫折しないことには、人間は簡単にやめたり換えたりできるものではありません。繁栄したものも、爆売れしたものも、自分にとって最高だったやり方も、いずれ過去のものとなり、それを手放す時がきたことをはっきりと知るでしょう。それによって古い価値観から新しい価値観へ転換でき、新しい時代のエネルギーの噴出を受け止められるのです。

未来を見つける

満月は日本とメルボルンでは11ハウスで起こります。11ハウスは仲間とともに未来を描くハウスです。満月で受け取った結果から、未来が見えて来て、自分が取るべき選択も何となくわかるのかもしれません。また、11ハウスは「愛される」ハウスでもあります。愛され方、愛の受け止め方で気づくことがたくさんあるでしょう。シドニーやブリスベンなどオーストラリア東海岸北側では10ハウス。自分の立場、社会で発揮する役割などの分野で失敗を通じて希望を見出していけるでしょう。

この後は21日の春分、23日の冥王星水瓶座入り、と空の大きなイベントが控えています。しつこいようですが、満月は結果を受け止める時。約半年前の乙女座新月では潜在意識や、目に見えない世界の力に気付くようなメッセージがありました。この半年間、皆さんはどんなことに気付いたでしょうか？その結果をぜひ受け止めてみてください。そして失敗をきっかけに変化した見方で改めて世界を見渡してみてください。